2019年もさまざまなアニメが放送・公開されました。TVアニメはバラエティ豊かな新作が多数オンエアされ、劇場アニメは実に100本近く公開されるという大豊作の年となっています。アニメ!アニメ!では毎年恒例のアニメ総選挙を今年も実施しました。まずは2019年を振り返って、話題作に出演したり、メインキャラを担当したりして印象に残った「一番活躍したと思う声優」と、今年ファンになったり、個人的にオススメしたくなったりした「一番“推せた”声優」についての読者アンケートを行いました。11月15日から12月15日までのアンケート期間中に、今年も3,000人以上から回答を得ました。男女比は男性約25パーセント、女性約75パーセントと女性が多め。年齢層は19歳以下が約47パーセント、20代が約34パーセントと若年層が中心でした。最後は2019年に「一番活躍したと思う女性声優」の最終結果を発表します。1位:鬼頭明里さん 注目の若手が上位にランクイン!1位は鬼頭明里さん。支持率は約17パーセントでした。読者コメントは『鬼滅の刃』竈門禰豆子役(禰は「ネ」の方のしめすへん)に言及したものが多く、「ハッキリしたセリフがないという難しい役柄を、とても可愛らしく、ときに頼もしく演じていたから」や「限られたセリフのレパートリーの中で喜怒哀楽を表現していて、とても心が揺さぶられました」といった声が複数届いています。叫びやうめき声などで感情を表わした芝居は、インパクトが大きかったようです。そのほかにも『まちカドまぞく』や『ナカノヒトゲノム【実況中】』、『ひとりぼっちの○○生活』、『私に天使が舞い降りた!』など、2019年は多くのタイトルでメインキャラクターを担当。「数々の大作への出演やアーティストデビュー、写真集の発売決定と大活躍だから」と声優以外の活動に注目した声もありました。「2020年の冬アニメ『地縛少年花子くん』にも出演されるので、これからの活躍も期待してます!」というコメントにあるように、来年も多くの作品への出演が決まっている鬼頭さんが圧倒的な大差でトップに輝きました。2位:内田真礼さん ライブツアーからソフトバンクの始球式まで!2位は内田真礼さん。支持率は約9パーセントで、中間結果と同順位でした。こちらは『約束のネバーランド』のノーマン役が人気。「少年だけど大人な声に惹かれて、女性が演じていると知ったときは本当に驚きました」や「“このキャラあのキャラと同じ人が演じてるの!?”とビックリするぐらい、いろいろな声を持っているから」といったコメントが寄せられました。2019年は『MIX』や『世話やきキツネの仙狐さん』など、多くの作品に出演されました。また「2019年年始の武道館ライブからZeppツアーと今年1年間新しいことに挑戦し続けているから」や「ソフトバンクの始球式や副音声ゲストなどでの活躍もありました」など幅広いフィールドで活躍したことも票を集めた理由でしょう。3位:花澤香菜さん 高い演技力が人気に3位は花澤香菜さん。支持率は約8パーセントでした。2019年は『五等分の花嫁』や『ポケットモンスター』をはじめ、多くのタイトルに出演。「演技力で作品を引っ張ってくれるので、花澤さんの名前があると安心します」や「どんな人物も愛すべきキャラクターにしちゃうところは凄いの一言。好きなキャラクターを、素敵な声でもっと大好きにさせてくれてありがとうございます」、「キャラも生き生きとさせる天才だと思いました」といったコメントが届いています。花澤さんも多彩な活躍を見せています。ただ「ビールのCMにはビックリしました!」とザ・プレミアム・モルツのCMに出演したことはファンの想定外だったようです。注目は18位のファイルーズあいさん。2019年に初めてメインキャラクターを演じたことについて、「『ダンベル何キロ持てる?』では新人とは思えぬ演技力を見せてくれた」や「本当に初主演なの? と思うほど役に合ってました! 歌も印象的」といったコメントがありました。新進気鋭の新人から若手・ベテランまで多彩な声優陣がランクインする結果でした。■ランキングトップ10[2019年に一番活躍したと思う女性声優]1位 鬼頭明里2位 内田真礼3位 花澤香菜4位 沢城みゆき5位 水瀬いのり6位 悠木碧7位 佐倉綾音8位 早見沙織9位 水樹奈々10位 茅野愛衣(回答期間:2019年11月15日~12月15日)■ランキングトップ20[2019年に一番活躍したと思う女性声優]1位 鬼頭明里2位 内田真礼3位 花澤香菜4位 沢城みゆき5位 水瀬いのり6位 悠木碧7位 佐倉綾音8位 早見沙織9位 水樹奈々10位 茅野愛衣11位 竹達彩奈12位 高橋李依13位 雨宮天14位 坂本真綾15位 小原好美16位 諸星すみれ17位 上田麗奈18位 ファイルーズあい19位 小松未可子20位 伊藤美来20位 富田美憂(回答期間:2019年11月15日~12月15日)