日本を初めとするアジア各地で開催されている大規模アニメイベント「C3AFA」。過去、日本からも多くの作品、声優、アーティストが参加しており、この11年の累計来場者数合計は170万人以上に及んでいる。アニメ!アニメ!では、2019年11月29日から12月1日までシンガポールにて開催された「C3AFA Singapore」にて、出演者たちに対するバックステージ取材を実施した。本記事では、トークショーを終えた声優の中村繪里子さんから海外のファンと交流したご感想を聞いた。素敵な出会いがたくさんあったシンガポール――イベントを終えられてのご感想を。中村:私は英語が達者ではないのですが、みなさん温かく迎えてくださって、シンガポールでもいつもの中村繪里子でいさせてくれたのがすごく嬉しかったです。通訳の神であるアッシュという方がついてくださって、中村繪里子節を英語にしてくださっていたんですが、アッシュが英語に訳す前に客席のみなさんからの反応があったのには驚きました。――シンガポールは初めてだったのでしょうか?中村:そうですね。昨日の夜到着して、チリクラブを食べたいというわがままを叶えていただきました。ただ、ちょうどマラソン開催で交通規制があったんです。それでMRT(地下鉄)に乗ったりと、車移動だけでは見られないシンガポールの風景を体験できた気がします。――日本のファンがシンガポールを訪れたときに、オススメしたいポイントはどこですか?中村:シンガポールは都市部の中心からありとあらゆる場所にアクセスできるので、「アニメやマンガが好き!」という目的で来たら、短い時間でオールエリアを回れると思います。それはとっても魅力的だと思いますね。ただ、私は肝心のお土産は何が良いのか全然調べてこなかったので、どこに行って良いのかわからなかったです(笑)。この記事を読んだみなさん、次に活かしたいので、シンガポールのオススメのお土産を教えて下さい!(笑)。――ぜひまた行きたい! と思われたということですね。中村:めちゃめちゃ思ってます! 先ほどお会いしたファンの方の中には、オーストラリアから来て下さってる方もいて、シンガポールだからこその出会いだなって感じたり、東京ではなかなか会えない他の出演者さんたちともお茶ができたりして。こういう機会がまたあると嬉しいですね。次の目標は自己流英語をマスター!――今後シンガポール以外で行ってみたい国はありますか?中村:トロントにまた行きたいですね。以前、行かせていただいたとき、ファンの方から、ヨーロッパにはアニメファンがたくさんいると教えてもらいました。その方は、ニューヨークからトロントまで来て下さっていて、しかも今回シンガポールで再会するという(笑)。――世界は広いようで狭いですね!中村:そうなんです。本当に素敵なことばかりで、シンガポールから帰りたくない! という気持ちが沸き起こってきました。――これからの海外でのご活躍にも期待しております。では最後に、今後の目標をお聞かせ下さい。中村:まずはこうしてシンガポールに来ることができて嬉しかったです! みなさん、日本語も私の拙い英語も理解してくれるので、言葉の壁を感じることがなくて、すごいなって思いました。でも、英語を話せるようになれば、シンガポールに会いに来てくれている他の国のファンの方々にも、もっと私の気持ちを伝えられるようになるので、日本に帰ってもなるべく英語を学んでいきたいです。私はオノマトペを使うことが多く、それが独特だと言われるので、そのまま英語に落とし込んだ私の英語……シングリッシュ(シンガポール特有の英語)ならぬ“エリングリッシュ”が、生の声として届けられればいいなと! ……ということをステージの最後で言ってしまったので、挫折せずに頑張ります!(笑)。>そのほか「C3AFA」バックステージ取材記事はコチラ[取材=江崎大、文=山田幸彦、撮影=乃木章]取材協力:C3AFA Singapore 2019