本作はピクサー史上初めて「魔法」をテーマにした作品だ。
それはピクサーの制作陣にとって初めての挑戦となったが、彼らは老若男女問わず誰もが楽しめる世界観にするためのリアリティとファンタジーの黄金比が“7:3”であることを発見。
ダン・スキャンロン監督は「ファンタジー映画は時代設定を昔にすることが多い。でも本作は現代が舞台だったから、ファンタジーとリアリティがうまく融合した良いバランスを見つけることが必要だったんだ」と明かしている。
ピクサー作品ではこれまで、私たちが暮らす世界での“もしも”の出来事を描くことが多かった。
これには例えば、おもちゃの世界を舞台に子ども部屋やおもちゃ屋など見慣れた風景を描いた『トイ・ストーリー』シリーズ、海の世界を舞台に海中や水族館を冒険する『ファインディング・ニモ』シリーズなどが挙げられる。
しかし、『2分の1の魔法』の舞台となるのは“魔法が消えかけた”世界だ。かつては魔法があふれていたが、時の流れと科学や技術の進歩とともにそれらが忘れ去られ、車や電気など文明が発達した現代社会となっているその世界で、主人公イアンが魔法を使い亡くなったお父さんを復活させる旅を繰り広げていく。
このためにピクサーは本作で、現代社会を舞台としながらも世界中が老若男女問わず感情移入できるファンタジーの世界を描く必要があった。
だが、ファンタジー要素が強すぎると共感しにくくなる懸念があり、逆にリアリティを追求すると本作独自の世界観ではなくなってしまう。
そのためにピクサーの制作陣がたどり着いたことこそ、リアリティを70%、ファンタジーを30%という比率に設定して、物語におけるリアルとファンタジーのバランスを取ることだったのだ。
これについて、世界観の制作を担当したノア・クロセックは「エルフのイアンやバーリー、ユニコーンや人魚などのキャラクターがいるだけでファンタジー要素が30%になるので、それ以外の部分をなじみ深いリアルな世界を描いた」とコメント。
「逆にキャラクターが登場しないシーンでは、マッシュルーム型の家などを描くことで、バランスの取れた世界が出来上がっていった。イアンとバーリーの物語に感情移入できるちょうどいい比率を発見できたよ」との工夫を打ち明けている。
そうやって緻密かつ丁寧に制作されていった『2分の1の魔法』には、一体どんな世界観が広がっているのだろうか。
お父さんに会いたいと願うイアンとバーリーに待ち受ける衝撃の結末を、ぜひスクリーンで見届けたい。
『2分の1の魔法』
8月21日(金)公開
■監督:ダン・スキャンロン(『モンスターズ・ユニバーシティ』監督)
■製作:コーリー・レイ
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
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