「バンドリ！」Roselia、待ちわびたファンの前で“咲き乱れる”―― 8th☆LIVE DAY1「Einheit」【レポート】

次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!（バンドリ！）』が、2020年8月21日・22日・23日に富士急ハイランド コニファーフォレストにて「BanG Dream! 8th☆LIVE 夏の野外3DAYS」を開催。初日となるDAY1は、Roselia（ロゼリア）によるライブ「Einheit」が飾った。Roseliaのメンバーは、相羽あいな（Vo.湊友希那役）、工藤晴香（Gt.氷川紗夜役）、中島由貴（Ba.今井リサ役）、櫻川めぐ（Dr.宇田川あこ役）、志崎樺音（Key.白金燐子役）の5人。メッセージ性の強いナンバーと、クールかつダークな世界観のステージでファンを魅了し続けている。本ライブ「Einheit」は、席の間隔を保ち、ソーシャルディスタンスの確保の徹底や声出しの禁止を促すなど、万全の新型コロナウィルス感染症対策を施した上で開催。リムスキー=コルサコフの「アンタール」が流れる中、新衣装に身を包んだRoseliaのメンバーの姿が登場すると、会場中は大きな拍手に包まれた。相羽の「これまでの感謝を込めて……」という一言にあわせ、ライブ初披露となる「Avant-garde HISTORY」でステージが開幕。そこから、彼女たちの原点でもある「BLACK SHOUT」、志崎の奏でるピアノが魅力の「Ringing Bloom」、さらにアニメ『BanG Dream! 2nd Season』のOP主題歌「BRAVE JEWEL」と、Roseliaらしさ全開のナンバー連発で、ファンのボルテージもどんどん加速していく。MCパートの後のパフォーマンスは、「Safe and Sound」。この楽曲は、強さと優しさを兼ね備えたRoseliaの魅力を存分に味わえる1曲だ。そして前半戦のラストを締めくくる「約束」では、 ベースの中島を見つめる相羽の姿にノスタルジーを感じずにはいられなかった。後半戦は櫻川の力強いドラムが印象的な「Break your desire」からスタート。先日発売された2nd Album「Wahl」にて、 初めてフルコーラス音源化された新曲である。疾走感のあるサウンドでRoseliaの信念が歌詞に詰まった熱い楽曲に仕上がっており、アップテンポで勢いのあるサウンドが、 落ち着いた雰囲気となっていた会場の熱を再び引き上げていく。そして、「Neo-Aspect」「PASSIONATE ANTHEM」とメドレー形式で魂のこもった演奏を披露し、炎の演出も相まって会場の空気も最高潮に。さらにメンバー全員によるユニゾンが特徴の「ONENESS」は、 今回のライブタイトル「Einheit」の意味である“団結”をまさに体現しており、言葉だけでなく心でも繋がっているという相羽の想いをまさに象徴するかのようだ。ライブも一気にラストスパートへ。「Sanctuary」では、工藤のギターサウンドとブルーの照明がマッチして、そこはかとなく甘く切ない相羽の歌声を引き立てる。続く、「R」では、相羽の「“WE ARE”」の言葉に合わせて、ファンも腕を突き上げ、会場が“団結”に包まれた。そして、アニメのワンシーンを再現した演出から「FIRE BIRD」のサウンドが鳴り響くと、観客の持つペンライトが会場を赤色に染め上げ、最高潮のままフィニッシュしたのだった。 アンコールの呼びかけに応じて、再びステージに立った彼女たちは「Song I am.」で観客の熱気に応える。こちらも「Wahl」に収録された新曲であり、Roseliaの強さ、そして感情の熱さを象徴するナンバーだ。 そして、アンコールラストは「熱色スターマイン」。「頂点に狂い咲け」の言葉とともに、夏の富士急ハイランド コニファーフォレストの夜空に、 花火とペンライトの光が青薔薇のごとく咲き乱れ、最高の夏を彩った。【公演概要】「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYS DAY1：Roselia「Einheit」会場：富士急ハイランド・コニファーフォレスト日程：2020年8月21日（金）出演：Roselia（相羽あいな、 工藤晴香、 中島由貴、 櫻川めぐ、 志崎樺音）【セットリスト】1.Avant-garde HISTORY2.BLACK SHOUT3.Ringing Bloom4.BRAVE JEWEL5.Safe and Sound6.約束7.Break your desire8.Neo-Aspect9.PASSIONATE ANTHEM10.ONENESS11.Sanctuary12.R13.FIRE BIRD-アンコール-14.Song I am.15.熱色スターマイン◆各音楽配信サイトにてプレイリスト配信中 （C）BanG Dream! Project（C）Craft Egg Inc.（C）bushiroad All Rights Reserved.Photo 福岡 諒祠、 畑 聡