「声優と夜あそび2021」火曜MC・内田真礼“下野さんをゲームでたとえるなら盾” 揺るぎない信頼を語る【インタビュー】 (2021年4月13日)

新しい未来のテレビ「ABEMA」（アベマ）のアニメCHで配信中の業界初のオリジナル声優レギュラー番組「声優と夜あそび」が2021年4月2日に4周年を迎えた。アニメ！アニメ！では4周年記念、そして新シーズン開始企画として各曜日の担当MC声優陣にインタビューを実施。「声優と夜あそび」と歩んだ道のりや4年目の意気込みを訊いた。今回は火曜日のMCを担当する内田真礼さんにインタビュー。3年目に突入する相方・下野紘さんと創る「癒やしの火曜日」をどのように進化させていくのか、その想いを訊く。[取材・文=森 元行、撮影=Fujita Ayumi]――「声優と夜あそび2021」もMC続投ということで、最初にその話を聞いてご感想はいかがでしたか？内田：すごく嬉しかったです。毎週火曜には同じ時間にスタジオにきて、同じ人たちと番組をつくる……これを2年間続けてきてひとつのルーティーンになっていたので、「来年もまたやれるのかな」、「無くなっちゃったら、寂しいな」とずっとソワソワしていました。スタッフさんから「MCを続けてもらえませんか？」と打診を受けて、「もちろんです。私も下野さんと続けたいです」と即答しました。継続については、ギリギリまで分からなかったためホッとした気持ちが大きかったですし、下野さんとまたMCを続けられることが何より嬉しかったです。――「癒やしの火曜日」ですが、印象に残っている企画はありますか？内田：“七夕衣装”を着た七夕の回です。私と下野さんで衣装さんが違うのですが、たまたま同じところで服を借りてたらしく、2人で並んだ時に見栄えがすごく良くて。火曜日は季節ごとに合わせた服を着させてもらっていますが、とくに完成度が高く、ノリノリでやらせてもらったので印象深いです。――ノリノリな企画と言えば「チャオチャオ（Ciao, Ciao）」というボードゲームも、本来とは違うルールで楽しまれていました。内田：「声優と夜あそび2020」では他にもボードゲームをたくさんプレイしましたが、とくにあれはおもしろかったですね。新しい仕掛けを追加したり、本来のルールから逸脱して独自のルールで遊んでしまいましたが、どんなにめちゃくちゃしても、下野さんだったら受け入れてくださるので、自由にやらせてもらいました。――次のシーズンからは、どのような曜日にしていきたいですか？内田：「癒やしの火曜日」と呼んでもらえているので、引き続きみなさんを笑顔にしたり、ホッとさせる番組を目指したいです。また、コスプレやボードゲームなど、子供が観ても楽しめる内容なのが火曜日の良いところです。”夜あそび”と言ってるくらいなので夜の番組なのですが、それでも家族で観てもらえたり、気楽に観られる1時間半になっています。最初は「ちょっと攻めきれていないかな……」と悩んだこともありましたが、その部分が逆に個性になって良さに変わっていったのが火曜日です。そこは変えずにいきたいと思います。――新シーズンで、やってみたい企画はありますか？内田：私が大好きな野球にまつわる企画をやりたいですね。「2nd season」では、元プロ野球選手の里崎（智也）さんが来てくださりました。また野球に携わる方々とコラボをしたり、球場に行ったりしてみたいです。それと「声優と夜あそび」と「パ・リーグ」（パシフィック・リーグ）でコラボして、「ウグイス嬢に挑戦！」みたいな企画もできたら嬉しいですね。「ピッチャー……和田」とか場内アナウンスを言ってみたいです。あと前野さん（前野智昭）も野球好きなので、火曜チーム（下野・内田）vs月曜チーム（安元・前野）で野球対決をしてみても面白そうですね。――前野さんに取材した際、「今年は絶対、内田さんには負けたくない」と言っていました。※前野さんは大の読売ジャイアンツ好きで、内田さんが応援している福岡ソフトバンクホークスに２年連続で日本シリーズで敗北を喫している。内田：去年は、日本シリーズで1勝もさせてないですし、望むところですね！今年の福岡ソフトバンクホークスですが、オープン戦を視聴していても仕上がりは良さそうでした。若い選手を試してる部分もありながら、1軍の選手層も相も変わらず分厚いですし、苦手な千葉ロッテマリーンズにも、3連戦3連勝したのでよかったです。あとは、通称「おじ鷹」と呼ばれるおじさん選手たちがとてもいいです。松田宣浩選手、明石健志選手、長谷川勇也、川島慶三……40歳を迎えた和田毅選手も、先発投手として勝ち星を上げて欲しいと期待しています。そういった選手のみなさまがオフシーズンに、ゲストできてくれたらとても嬉しいです。――遊びに行きたい曜日はありますか？内田：どこも面白そうですが、金曜の関さん（関智一）と畠中さん（畠中祐）のふたりはまずどんな会話をするのか想像できないので気になりますね（笑）。関さんはMCとして4年目だと思いますが、「声優と夜あそび」の重鎮ですから色々学ばせてもらいたいです。水曜日も小松さん（小松未可子）、上坂さん（上坂すみれ）、徳井さん（徳井青空）の女子3人になるということで、「4人目どうですか？」と乗り込むのも面白そうです。「破壊の水曜日」という話は聞いていて、扉を壊してるのを観た時に「えっ!?」と驚きました。「癒やしの火曜日」と「破壊の水曜日」が一緒になったらどうなるか気になります。――他の曜日を観ることはありますか？内田：Twitterのタイムラインに動画が流れてきて、そこから観ることはちょくちょくありますね。あとは、番組自体ではないですが、他の曜日の担当MCがテレビや他のメディアに出ていたりするとついつい観てしまいます。「昴くん（木村昴）がコーラ作ってる！」「あっ、関さん」「森久保（祥太郎）さんだ」とか、“同じ学校の違うクラスの人達”のような仲間意識があるので気になってしまいます。――夜にちなんだ番組ですが、逆に朝のルーティーンはありますか？内田：大の梅干し好きで、毎朝食べることを楽しみにしています。専門店に取り寄せもしますし、番組でも特集してもらったぐらい好きなのですが、夜食べるとむくんでしまうので、我慢して朝食べるんです。いろいろな種類の入った梅干しをボックスの中にまとめて入れて、そのときの気分でランダムに食べています。食べたことがある梅干しであれば、利き梅干しができるぐらいの自信があります。身体にもとても良いので、ご飯を食べないときは、お湯に溶かして梅湯にしたりしています。――相方の下野紘さんに言っておきたいことはありますか？内田：付き合いが長くなるにつれて「本当にいろいろなことをしているなぁ」と知れば知るほど面白い方だなぁと改めて感じます。あとはその懐の広さにさらに飛び込んでいって、番組をより活気づけていけたらなと思うので、「懐を広くして待っていてください！」と言いたいです。――あらためて下野さんとのコンビネーションはいかがですか？内田：ゲームでたとえるなら、下野さんは盾を構えて、前にタタタッと出ていって危ない罠とかをどかしてくれる。そのあとに、私は剣を持って「シャッ、シャッ、ヤー！」とか言いながら後ろから攻めていく……最初は気づけなかったのですが、これがベストな組み合わせだとこの2年でわかってきました。今後はさらにコンビネーションを発展させていきたいですね。――ちなみに下野さんに取材した際「自由にやってくれ」と言ってました。「処理は僕とスタッフがやるよ」とのことでした。内田：だいたい言ってることは同じですね……！ 通じ合っていてさすがのコンビネーションです（笑）。――新シーズンということで、内田さんが今年チャレンジしたいことを教えてください。内田：学びの年にしたいと考えているので、英語にチャレンジしたいです。Instagramなどのフォロワーさんを見てみると、中国など海外の方が多くて、もっと海外ファンの方に向けて発信していきたいな、という思いが強くなってきています。自分の言葉で思いを伝えられたら喜んでくださるだろうし、私自身の世界も広がりそうな気がしていて。日常生活やお仕事でも英語はほとんど話す機会がないですが、数年かけてチャレンジしていきたいですね。――最後にファンの皆さんに、メッセージをお願いします。内田：無事、2021年も下野さんとふたりでMCをやらせてもらえることになりました。継続するのかとヤキモキされた方も多いかと思いますが、全MCみんな揃って新シーズンを迎えられたので、笑顔あふれる楽しい内容を「声優と夜あそび2021」お届けすることを約束します。ぜひ火曜日22時は「声優と夜あそび2021」を見てください。よろしくお願いします。