「声優と夜あそび2021」木曜MC浪川大輔にとって、相方・石川界人の存在とは？「サービス精神旺盛で助かっています、だけど…」【インタビュー】 (2021年4月15日)

新しい未来のテレビ「ABEMA」（アベマ）のアニメCHで配信中の業界初のオリジナル声優レギュラー番組「声優と夜あそび」が2021年4月2日に4周年を迎えた。アニメ！アニメ！では4周年記念、そして新シーズン開始企画として各曜日の担当MC声優陣にインタビューを実施。「声優と夜あそび」と歩んだ道のりや4年目の意気込みを訊いた。今回は木曜日のMCを担当する浪川大輔さんにインタビュー。担当MCとして4年目を迎える浪川さんが考える「木曜日」のあり方とは、その想いを訊く。[取材・文=森 元行]――「声優と夜あそび2021」もMC継続ということで、最初に聞いた時の印象はいかがでしたか？浪川：ありがたいです。最初は大変だなと思っていた毎週生放送ですが、3年経って徐々に慣れてきました。とはいえ、やはり生放送ということで常に「何か発信しなければ」という意識はありますし、今後もより健康に気をつけなきゃなと。2020年はリモート企画からスタートし、番組作りをふくめてちょっとずつ新しい生活様式に慣れてきました。面白いものを提供できるように頑張らなければ、というプレッシャーもありつつも、一方ですごく気楽にやらせてもらっています。――「声優と夜あそび」”ならでは”の話も多くある印象です。浪川：フリートークも多いですし、身近に起きたことも含めて、包み隠さず話しています。日常で何かあったらお知らせしてる感じではありますね。――「声優と夜あそび2020」の中で印象に残っている回はありますか？浪川：スペシャル回で「やらかした大賞」の大賞を頂いたのですが、その回は印象に残っています。界人（石川界人さん）の誕生日企画で、界人がやりたいことを全部、僕が叶えてあげるという内容で。30年以上役者をしていますが、ミュージカルだけは経験しておらず、あの回にミュージカルデビューをしました。――あらためて昨年の「声優と夜あそび2020」木曜日を振り返っていかがですか？浪川：2020年は体を張ることが多かった印象です。界人はすごく鍛えているし、動ける子なので、夜深い時間帯にも関わらず体をよく動かすのですが、僕は45歳ですからね（笑）。とはいえ、体当たりなイメージは作れたかなと思います。――「声優と夜あそび2021」も木曜日をご担当されますが、石川界人さんとどういう曜日にしていきたいですか？浪川：界人は、根がものすごく人見知りなんですが、ゲストなど初対面の方と接するときにものすごく一生懸命向き合っている姿が素敵でした。なので、もっといろいろな人に会わせたいです。あと、界人はとても物知りなので、あえて知らない物のところに突入させていきたいです。――スタッフの無理難題もおなじみで、今後も続く予感がしますが、文句の一つも言いたくなることはないですか？浪川：いや、ひとつじゃないです。溢れてますよ（笑）。最初は視聴者の方たちも心配してくれていたのですが、毎週観ていると慣れてくるのか、僕が番組内でスタッフにクレームを言っていることに対して「おい、またキャンキャン言い出したぞ」と、視聴者さんもいよいよスタッフ側に回った印象です（笑）。「声優と夜あそび2021」でも、そのあたりは変わらず戦っていきたいと思いますし、体も張っていろいろなことにチャレンジをしたいです。――「これはやらせて欲しい」という企画はありますか？浪川：イベントやロケ、キャンプなど開放的なことをやっていきたいですね。今の御時世、大人数でどこかに行くのは難しいので、少人数でそういうことはやりたいです。日本一うまいラーメンを食べてみたいし、温泉ロケもやってみたいです。界人はゲームも得意だから、ゲーム関連の企画もやりたいです。最近のゲームに関しては、疎くなってきてしまったので、そういったことを界人に教わってみたいですね。あとサバイバルゲームもやってみたいし「SASUKE」のようなフィールドアスレチックにも挑戦してみたいです。本格的なフィールドアスレチックを一年かけてクリアしてみる企画とか。――浪川さんが、企画に真剣に向き合っている姿が見られるかもしれませんね。浪川：20代の時に、本当に「SASUKE」に出演したくて筋トレをしていました。でもなかなか出られなくて……。当時同じ事務所で番組のナレーションをしていた小林清志さんにお会いした時に「SASUKEに出たいので、スタッフの方に伝えてください」とお願いをして「わかった」と返事をもらってからそれっきり、今に至ります。さすがに「SASUKE」は厳しいですが、そういったことはやりたいなと。せっかく体張っているので。あと、球技もやりたいです。ドッジボール企画でプロデューサーも参加してもらって、徹底的に狙いたいです（笑）。――いままでも多くのゲストが番組に遊びにきていますが、呼んでみたい方はいますか？浪川：成し遂げた人は凄い、と考えているので、何かのチャンピオンだったり、何かの大会で頑張っている人を呼んでみたいです。数年前にフィンランドの「モルック」というスポーツ競技の日本代表になりませんか？と誘われたことがあるのですが、そういったマニアックなスポーツの選手にも会ってみたいです。以前番組で実施した「あまり知らない職業の人」の企画も面白かったので、またやりたいです。――相方の石川界人さんにこれだけは言っておきたいということは？浪川：そのままでいてほしいですね。何にでも挑戦してくれて、僕のやりたいことにもちゃんと付き合ってくれるし、僕ができないこともやってくれるので、いつもすごく助かっています。強いて言うなら、エンディングで「尺伸ばさないで」と。すごく優しいし、サービス精神で「もっと伝えなきゃ」「もっと面白いことを言おう」とがんばってしゃべってくれるんですが、残酷にも時は流れ、その結果、進行が押しがちです（笑）。あと2020年はよく司会役をやってくれたので、「時には休んで」と界人に楽をさせる回があってもいいんじゃないのか、とは思います。良い意味で、関さん（関 智一さん）を見習ってほしい。――浪川さんにとって、木曜日はどんな曜日ですか？浪川：生放送があるからか、木曜日はよく眠れる曜日ですね。この3年間で、木曜日は「声優と夜あそび」に行くのが当たり前になってきて、編成の都合上、お休みの週もあるのですが、木曜日の夜に家にいると、とても不思議な気持ちになります。木曜日の「声優と夜あそび」が無くなったらどうなるのか、想像できません。――特別な曜日になったのですね。浪川：土日でイベントや配信をして、月曜から仕事が続いていたりすると、週半ばの木曜日はほぼ動けなくなっている時もあるのですが、何か乗り越えられる感じがして。視聴者の方にとっても、そういう番組になればいいなと思っています。疲れたりストレスが溜まったりすると思いますが、観てると元気が出るような番組。「声優と夜あそび」は毎日配信しているので、曜日ごとにいろいろな顔がありますが「あとちょっと、もう一日頑張ろう」というエールを送る曜日にしたいです。――「夜あそび」がモチーフの番組ですが、逆に、朝のルーティーンはありますか？浪川：毎朝のルーティーンは無いのですが、木曜日の夜だけはルーティーン化できています。番組が終わって家に帰って、まずお風呂に入って、ビールを開ける。ファンの皆様にSNSでお礼の投稿をして、テレビを見て、本を読んで、寝るようにしてます。木曜日は台本チェックも事前に済ませていたりするので、一週間のリセットをそこでしている感じはします。――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。浪川：界人と2年連続になりましたが、2020年とはまた違う形でパワーアップした姿をぜひ見せたいなと思います。観ると元気が出るような番組を目指していきます。皆さんの視聴数やコメント数に励まされていますので、たくさんコメントを頂きたいです。木曜日の「声優と夜あそび」が皆さんにとってのルーティーンになれるように頑張りますので、応援のほど宜しくお願いします。