ファンタジー小説『最果てのパラディン』のTVアニメ化が決定した。2021年10月に放送がスタートする。メインキャストは河瀬茉希、小西克幸、堀江由衣、飛田展男、村瀬歩が務め、キービジュアルも公開された。『最果てのパラディン』(著:柳野かなた、イラスト:輪くすさが)は2015年5月にWEB小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載がスタート。2016年3月に書籍化、2018年3月にはコミカライズ化され、メディアミックスで人気を博している。本作は主人公・ウィルが輪廻の神様に導かれて目を覚ました世界で、家族や友人と関わり合いながら、生きる意味をもう一度見つめ直し、成長していくファンタジー作品だ。メインキャストは、ウィル役を河瀬茉希が担当。ウィルを育てる不死者のブラッド役を小西克幸、マリー役を堀江由衣、ガス役を飛田展男が演じる。ウィルと出会うこととなるハーフエルフのメネル役には村瀬歩が選ばれた。PVでは本作の世界が美しく描かれており、今後登場するキャラクターたちの姿も確認できる。スタッフは監督を信田ユウ、シリーズ構成を高橋龍也、キャラクターデザインを羽田浩二が担当。アニメーション制作はChildren’s Playground Entertainmentが行う。スタッフとキャストのコメントも公開され、放送に向けて意気込みを見せている。さらにキャラクター原案の輪くすさがとコミカライズ担当の奥橋睦のアニメ化記念イラストも公開された。<以下、コメント全文掲載>【原作:柳野かなた】体調を崩して長く続きが書けませんでしたが、そんなさなかに「アニメ化します」などと言われて耳を疑う羽目になりました。うかうか絶望とともに寝てもいられなくなりましたが、「寝ちゃいられねえ」の気合と根性だけで何もかも治るのであれば苦労はなく。アニメ関連の諸々のタスクをこなし、少しずつ文字を書き、ちょっとずつですが立て直しました。やっと近いうちに書籍5巻を上梓できることと思います。ですからこのアニメ化は、イラストの輪くすさが先生、コミカライズの奥橋睦先生、この作品の編集、広告、流通や、海外での翻訳に携わってくださった皆さま。そして何より、なかなか続きが出なかったこの作品を、それでもめげずに好きだと言ってくださった読者の皆さまのおかげです。心よりの感謝を。……新たな世界でのウィルたちの冒険も、どうか応援して下さると嬉しいです。【監督:信田ユウ】まずは『最果てのパラディン』アニメ化おめでとうございます!このタイトルは1人の人間の生き方、生き様を表現していくタイトルであり、「生きる」ということにどう向き合っていくのか、を私の中ではテーマとさせていただいてます。生死観、というのでしょうか。ウィルがどういった感情で生きて、世界と向き合おうとする姿は、人間が誰しも持っている「死ぬまでに考えること」だと思うので1人の人間の物語を見ていただけましたら幸いです。【ウィル役:河瀬茉希】ウィルは前世の記憶をもちながら異世界に転生し3人のアンデッドたちから沢山のことを学び、成長していきます。なぜ皆はアンデッドなのか、そして自分は何故ここにいるのか。様々な絆の形に、切なくも温かくなる作品です。ウィルの成長、そして広がってゆく世界を一緒に楽しんで頂きたいです。よろしくお願い致します!【ブラッド役:小西克幸】皆さんこんにちは、骸骨男のブラッド役を演じさせて頂きます小西です。豪快でガサツでめちゃめちゃ強いけど、実はとっても優しいブラッドさん。ウィルのお父さん的ポジションです。アンデッドの彼らがどうして人間のウィルと一緒にいるのか?是非オンエアーを観て確かめて下さいね。アフレコの四人で家族みたいにワイワイ収録してます。その雰囲気が伝わるといいな。【マリー役:堀江由衣】初めてコミックスを読ませていただいた時、だいぶ号泣してしまいました。すごく素敵な作品で、それをちゃんと伝えられるのかプレッシャーも感じますが、マリー役を全う出来るよう頑張りたいと思います。【ガス役:飛田展男】シナリオを読んでみて、とても大きな世界の中にいて、身を賭して考え、行動している、そんな人たちのドラマだと思いました。このコロナ禍の中、幸い序盤は登場人物も少なく、一家4人揃ってアフレコに臨めたのは嬉しかったです。お互いの役同士の関係性、距離感を探りつつ、楽しくも緊張感のある現場になりましたね。やがてウィルは旅立って行くわけですが、その生き方の根っこになるような存在の一人として、しっかりと勤めたと思います。アニメ「最果てのパラディン」見どころ聴きどころ満載ですよ、お楽しみに!【メネル役:村瀬歩】オーディションの時から、彼が感じている孤独や心の揺れがとても儚くて美しいなと感じていました。まだアフレコには参加できていないのですが、アニメでも彼の心にそっと寄り添っていければと思います。TVアニメ『最果てのパラディン』2021年10月放送開始予定[スタッフ]原作:柳野かなた(オーバーラップ文庫刊)キャラクター原案:輪くすさが監督:信田ユウシリーズ構成 :高橋龍也キャラクターデザイン:羽田浩二アニメーション制作: Children’s Playground Entertainment[キャスト]ウィル(ウィリアム):河瀬茉希ブラッド:小西克幸マリー:堀江由衣ガス(オーガスタス):飛田展男メネル(メネルドール):村瀬歩[ストーリー]かつて滅びた死者の街――人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「……この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。――その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。(C)柳野かなた・オーバーラップ/最果てのパラディン製作委員会