アニメ『忍たま乱太郎』シリーズが、2022年で放送30年を迎え、今春より第30シリーズをオンエアする。これに先駆け、キャストの平野正人、真山亜子、岡野浩介、緒方賢一、水田わさびらからコメントが到着した。『忍たま乱太郎』は、尼子騒兵衛のマンガ『落第忍者乱太郎』を原作とし、1993年よりNHKにて放送開始したTVアニメシリーズ。ときは戦国時代、忍術学園に通う乱太郎・きり丸・しんべヱら三人組や、くの一教室の女子、上級生ら“忍たま”と先生たちが繰り広げる明るく楽しく愉快な日々を描いている。今回、乱太郎の父ちゃん役の平野正人、乱太郎の母ちゃん役の真山亜子、山田先生の息子・山田利吉役の岡野浩介、しんべヱのパパ役の緒方賢一、しんべヱの妹・カメ子役の水田わさびらキャスト5名からコメントが到着。それぞれ、これまでの『忍たま』での思い出や新シリーズへ向けての意気込みを語った。『忍たま乱太郎』は、現在Eテレにて第29シーズンを放送中。第30シリーズは2022年春よりスタート。<以下、コメント全文掲載>乱太郎の父ちゃん役 平野正人「忍たま乱太郎」で、乱太郎の父ちゃん、猪名寺平之介の声を担当しています平野正人です。私は二代目で、25シリーズから参加。5年目になります。この歴史ある作品への途中参加は、物凄い緊張とプレッシャーがありましたが、母ちゃん役の真山さんに助けられながら収録して参りました。猪名寺家は、先祖代々三流忍者の家系。何とか乱太郎には一流の忍者になって欲しいと、普段は農業をやりながら元くノ一の母ちゃんと協力して頑張っている父ちゃん。普段は弱々しいけど意外と実力のある父ちゃん。母ちゃんと息子を思う気持ちは誰にも負けない父ちゃん。そんな父ちゃんが私は大好きです。一年でも永くこの猪名寺平之介を続けられる様に頑張ります。乱太郎の母ちゃん役 真山亜子さん「忍たま乱太郎」のオーディションでこの作品に出会ったとき、「すごく面白い!この作品に参加できたら」。と強く思ったこと覚えています。お陰さまで乱太郎の母ちゃんをやらせていただいて30年。母ちゃんはふくよかで肝っ玉。ちょっと頼りない父ちゃんだけど、ふたりはとても仲良し。そして親より出来の良い乱太郎がいて、幸せ家族です。アフレコでも乱太郎役の高山みなみちゃんに助けてもらってます(笑)最後に、よく寄宿舎に帰る乱太郎を見送る父ちゃんと母ちゃんの姿がありますが、切ないけどまた帰ってくる日を待ちわびるふたりの気持ちが伝わってきて、じ~んとなりますこれからも「忍たま乱太郎」見てくださいね!山田利吉役 岡野浩介「忍たま乱太郎」放送30年おめでとうございます!第3シリーズから利吉をやらせていただいてますが、利吉を演じてまだ間もない頃、収録の合間に初代父上(大塚周夫さん)にいただいた言葉があります。「格好つけてると格好よくならないんだよ」初代学園長(辻村真人さん)にいただいた言葉があります。「“また会おう”は“また”で息を吸わない間をほんのちょっとだけ入れるつもりになると、次の“あ”がちゃんと言えるんだ」心も技術もここで学んだことが沢山あります。今シリーズも忍術学園のみんなのいい兄貴、大人たちの頼れる若手、そして父上の背中を追いかける(あと、家に帰れとうるさく言う)息子として頑張ります!28年目の山田利吉18歳、よろしくね!しんべヱのパパ役 緒方賢一30周年おめでとうございます。しんべエのパパです。いやぁ思い返せば、家族のみんなが無事で、健康で良かったなあ。現実はどうかの?愚かさが目立つのう。猿でさえ、子供に危害を加える相手がライオンであっても、敢然と立ち向かいますぞ!人間は、我が子なのに、一時的な感情で蔑にしとる。何故じゃ?忍が足りないのか?思いやりが足りないのか?愛が、自分中心だからか?30年を迎えるに当たって、考えさせられたのは、短絡的にならず、忍することじゃ、忍たまじゃ!忍、努力、理解、行動、これが平和の原点じゃ。よーし家族愛を更に強めるぞ!パパ!溺愛はほどほどに。カメ子役 水田わさび祝30年。すごいです。おめでとうございます。先輩たちに囲まれてとても居心地の良いスタジオの雰囲気が大好きです。しんべいの妹カメ子ちゃんは「顔キャス?」と言われるくらい私に似ていて、演じることができて最高にハッピーです。お父様お兄様思いでしっかり者のカメ子ちゃんですが、可愛らしさとピュアさも意識して演じています。しんべいのパパ役の緒方賢一さんは私の芸名の名付け親でもあり、劇団時代の座長です舞台でも共演してきて作品を通して親子役としても共演できて幸せです。演者としても視聴者としてもこれからも忍たま乱太郎を楽しみにしています。カメ子ちゃんの恋の行方が気になってる水田わさびでしたぁ。(C)尼子騒兵衛/NHK・NEP