『リコリコ』『ユーレイデコ』…2022年夏もオリジナルアニメに注目！【5選】

気温もだんだんと上がり、夏がすぐ目の前まで来ている昨今。2022年7月期から放送されるアニメの情報も徐々に揃い、今まさにどのアニメを見ようかと迷っているアニメファンも多いのではないだろうか。今回は、そんなアニメファンに7月放送開始のオススメオリジナルアニメを5作品、紹介しようと思う。原作が存在しないために、始まるまで物語の魅力が掴みづらい、それがオリジナルアニメだ。しかし、キャストやスタッフ情報・ビジュアルやPVからその魅力を類推することはできる。今回も筆者なりに作品の魅力を類推しているので試聴作品の選定の際に参考にしてほしい。『ブッチギレ！』キャラクターデザインに『シャーマンキング』などで知られる武井宏之を迎えて制作されるアニメ『ブッチギレ！』。監督をつとめるのはアニメ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』などで監督をつとめた平川哲生だ。時は明治、雑面ノ鬼という集団によって隊士の殆どが殺害されてしまった新撰組。彼らは組織の存続のため、殺害された隊士の替え玉として7人の罪人を入隊させる。新撰組に代わり、京都の街を守り、雑面ノ鬼と戦うこととなった罪人たち。彼らが京都の街で活躍する姿が描かれるのが本作だ。オープニングテーマを歌うのは西川貴教、その爽快な歌声からも本作の疾走感溢れる物語を垣間見ることができる。『ユーレイデコ』原案を『映像研には手を出すな!』の湯浅政明、脚本・シリーズ構成に『交響詩篇エウレカセブン』の佐藤大を迎えて制作されるアニメ『ユーレイデコ』。アニメーション制作は『平家物語』のサイエンスSARUが担当。その独特の絵のタッチに目が止まった人も多いだろう。近未来を舞台に、怪人０によって引き起こされたとされる0現象を追うユーレイ探偵団の活躍が描かれる本作。その個性的なユーレイ探偵団の面々もまた本作への興味を掻き立てる。音楽を担当するのはミト（クラムボン）、KOTARO SAITO、Yebisu303。近未来的を描く本作、サウンドにこの上ないメンツが名を連ねていると言えるだろう。『ちみも』キャラクター原案をイラストレーター・カナヘイがつとめた可愛さ溢れるキャラクターが注目のアニメ『ちみも』。脚本を担当したのは『キャロル&amp;amp;チューズデイ』などで知られるうえのきみこ。人間界を地獄にするべくやってきた地獄からの使者・地獄さんと12匹のちみも。彼らは目的を隠しながら3人の姉妹が暮らす鬼神家に居候することとなる。果たしてて彼らの人間界地獄化計画はどうなるのだろうか……？「コミック版『ちみも』公式ツイッターアカウント」も開設され、そちらでは四コマ漫画も掲載中。放映前からちみもたちの可愛らしい生態をここで見ることができる。『リコリス・リコイル』現在放送中の『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』や『86-エイティシックス-』を手がけるA-1 Picturesが2022年夏に送り出すのがアニメ『リコリス・リコイル』。監督は『ソード・アートオンライン』シリーズで総作画監督をつとめてきた足立慎吾だ。犯罪を未然に防ぐ秘密組織・DA（Direct Attack）。その支部の一つが東京下町にある和カフェ・リコリコだ。そこで働くのはエージェント・錦木千束、井ノ上たきなをはじめとした面々。彼女たちはコーヒーやスイーツにとどまらず、こどものお世話、買い物代行といったお客様のありとあらゆるオーダーにこたえていく。メインキャラ二人を演じるのは安済知佳、若山詩音。正反対な性格を持つ二人がいかなる掛け合いを見せるのかも本作の注目ポイントだろう。『KJファイル』ホラーアニメ『闇芝居』の制作チームが中心となり、怪獣をテーマに制作されるのがアニメ『KJファイル』。怪獣を監視・分析を目的とした国際怪獣監視団・通称クーロンズ。彼らによって怪獣の解説が行われるのが本番組だ。作り込まれた怪獣たちの設定と、それを解説するクーロンズの綿密な組織設定に心が躍る。登場する怪獣を描く昭和レトロタッチのイラストも目が奪わずにはいない。キャストとして、本組織の局長・海堂勇一郎役を『めぞん一刻』五代祐作役で知られる二又一成、海堂とともに働く生物学の権威・小林丸兆治役を『新世紀エヴァンゲリオン』冬月コウゾウ役で知られる清川元夢をはじめ、大御所声優が名を連ねる。演技にも注目して視聴したい一作だ。物語の展開がわからない、だからこそ想像する楽しみがあるのがオリジナルアニメ。果たして今回紹介したアニメはどんなストーリーを見せてくれるのだろうか。期待に胸を膨らませながら放送される日を待ちたい。