「このマンガがすごい!」で史上初の2作連続1位を獲得したマンガ家・岩本ナオの『金の国 水の国』が、『時をかける少女』のマッドハウス制作でアニメーション映画化決定。あわせてティザービジュアルと岩本からのコメントも到着した。『金の国 水の国』は、「月刊flowers」にて2014年~2016年に掲載され、岩本ナオが「このマンガがすごい!」で初めて1位を獲得した少女マンガ。ある時代のどこかにある隣り合う仲の悪い2つの国を舞台に、A国の姫・サーラと B国の青年・ナランバヤルが偶然出会い、国の未来のために“夫婦役”を演じているうちに恋に落ちていく様子を描いている。連載終了から約6年経った今も、かつてない読後感から口コミが口コミを読んで単巻コミックスながら40万部を突破し、いまも部数を伸している傑作ファンタジーだ。これまで「この雄大な世界でキャラクターが動いている様子を見てみたい」など映像化を望む声が上がっていたが、ついにアニメーション映画化が決定に。監督は『ちはやふる』『俺物語!!』などで知られる渡邉こと乃、脚本は『HUGっと!プリキュア』のシリーズ構成を手掛けた坪田文、制作は『時をかける少女』『サマーウォーズ』『ちはやふる』のマッドハウスが担当する。今回公開されたティザービジュアルで描かれたのは、幻想的な月夜の下、サーラを呼び止めようとするナランバヤルと、彼の方へ振り返ろうとしているサーラの姿だ。原作の印象的なシーンからインスピレーションを受け、描き起こされたビジュアルとなっており、岩本は「このシーンにカラーを付けたことはなかったのですが、きれいな色使いがすごく神秘的で物語の世界観がよく表れていると思いました。ナランバヤルとサーラの動きと表情にも、何かが始まりそうな躍動感があり、映画の完成が一層楽しみになりました」とコメント。また、自身の作品のアニメ化についても「自分が紙の上に描いた人物たちがスクリーンの中で動いたり喋ったりしている姿を見れるのを楽しみにしてます」と期待を寄せた。『金の国 水の国』は2023年春に全国ロードショー。キャスト情報などの詳細も期待して待ちたい。【スタッフ】原作:岩本ナオ「金の国 水の国」(小学館フラワーコミックスαスペシャル刊)監督:渡邉こと乃(「ちはやふる」「俺物語!!」)脚本:坪田文(「HUGっと!プリキュア」「コウノドリ」「マッサン」)アニメーション制作:マッドハウス(『時をかける少女』『サマーウォーズ』「ちはやふる」)アニメーションスーパーバイザー:増原光幸(「ダイヤのA」「若おかみは小学生!」)製作幹事:日本テレビ放送網(C)岩本ナオ/小学館 (C)「金の国 水の国」製作委員会