革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の漫画『ベルサイユのばら』。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた本作は、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化と、様々な方面で社会現象を巻き起こし、少女漫画界に金字塔を打ち立てた。
そして1972年の連載開始から50年の時を経て、完全新作で劇場アニメ制作が決定。
物語は、将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢な王妃マリー・アントワネットを中心に繰り広げられる。2人は栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる。
特報映像では、クラシック音楽にあわせて原作漫画とティザービジュアルが映し出され、かつてのトキメキを呼び起こすような懐かしさと新作アニメへの期待が込められた。
この度公開されたティザービジュアルには、「激しく、美しく、生きた―」というキャッチコピーとともに、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、マリー・アントワネットが美しく描かれている。
そして、原作者・池田理代子から寄せられた描き下ろしのお祝いイラストには、「いつまでも忘れないでね」のコメントと共に、オスカルとマリー・アントワネットがゴージャスに描かれた。また、劇場アニメ化されることに対してコメントも届いている。
なお、2022年9月17日(土)より、誕生50周年を記念した展覧会『ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-』が開催予定。ティザービジュアルとアニメのキャラクター設定画像、背景設定画像の一部が先行公開されるこの展覧会にも注目したい。
<以下、池田理代子コメント全文掲載>
■連載から50年という節目を迎え、劇場アニメ化のお話がきたときのお気持ちをお聞かせください。
―多くのファンの方たちから、新しいアニメをというご希望をよくいただくので、まさかそれが実現するなんて、驚きと嬉しさでいっぱいです。
■池田理代子先生にとって「ベルサイユのばら」はどんな存在ですか?
―作品は、読む読者が感じ取るもので、私にとってどうと聞かれると難しいのですが、世代を超えて読み継がれるということは、本当に嬉しいです。
【原作】
池田理代子(集英社「マーガレット・コミックス」刊)
【ベルサイユのばら展詳細】
展覧会名:誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー
【東京展】
会期:2022年9月17日(土)~11月20日(日)
会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
【大阪展】
会期:2022年11月30日(水)~12月12日(月)
会場:阪急うめだ本店9階阪急うめだギャラリー
※その他巡回先は決定次第公式サイトで発表
(c)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
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