『うる星やつら』は、 80年代に大ヒットした高橋留美子原作(『週刊少年サンデー』連載)のTVアニメ。女好きな高校生・諸星あたるが、宇宙からやって来た美少女・ラムをはじめ、大勢のユニークなキャラクターたちとドタバタを繰り広げるラブコメディが人気を集めた。
令和版TVアニメでは神谷があたる役を、宮野があたるのライバル・面堂終太郎役を務めているほか、ラム役には上坂すみれと、人気・実力ともに声優界を牽引する3人が新作を担当。名声優たちが演じた作品とどう向き合うか、そこにはそれぞれの葛藤があったと言う。
神谷は「古川登志夫さんが演じる、軽薄でインチキな諸星あたるが大好きで、その声が頭から離れられない。どうやって演じたらあたるに聞こえて、かつ今の『うる星やつら』の絵に合うんだろうって、すごく考えたね」とコメント。宮野は「かつて神谷明さんが演じられた面堂終太郎が絶対的な存在として自分の中にいるんですよ。その演技に追いつこうと思っても追いつけない。それなら自分なりの面堂を目指そうと思ったのはいいけど、神谷さんの面堂とどう向き合えばいいのか分からなくなってしまって」と明かす。そして出てきたひとつの答えが、「過去へのリスペクトをエッセンスとして取り入れて自分なりに演じる」。
できあがった令和版のキャラクターについて互いをこう評す。
「(神谷さんのあたるは)スケベでバカで甲斐性なしなんだけど、どこか知的でドキッとさせられる。
気になる“知的さ”と“マモ臭”については、ぜひアニメ本編でチェックを。対談形式のインタビューで語られるのは、異なる才能が互いをリスペクトしながら、自分なりの答えを見つけていく過程。ツーショットで撮影した写真も異なる個性がぶつかり合うようで、どこかユニーク。令和版あたると面堂はこんな感じ? と想像させられる。
貴重なツーショットとインタビューは、 10月28日発売の『Oggi』12月号で。