アニメーション文化・産業の振興に寄与することを目的とする「東京アニメアワードフェスティバル(以下、TAAF)」より「アニメ功労部門」の7名の顕彰者が発表された。国際アニメーション映画祭「TAAF2023」は、2023年3月10日から3月13日まで、池袋にて開催される。「アニメ功労部門」とは、アニメーション産業及び文化の発展に寄与した人物を顕彰するもの。アニメーションの技術、表現だけでなく、人材育成を含む教育活動、国際交流など、広くアニメーション産業の社会的地位の向上に貢献した人物に、この賞が贈呈される。本年も各方面で活躍する7名の顕彰者を決定した。初期のスタジオジブリを支えたプロデューサー・原徹、アニメ・特撮の分野に貢献してきた脚本家・浦沢義雄、日本のアニメーション創世期から今も活躍するアニメーター・金山明博、メカニカルデザイナーの第一人者・宮武一貴、緻密な計算と技術で仕上げていく撮影監督・八巻磐、豊かな「音」を与え続ける音響効果・倉橋静男、厳しさの中に柔らかさを感じさせる演技派の声優・清川元夢ら7名のレジェンドの受賞が決定した。<顕彰者プロフィール>原 徹(はら とおる)/プロデューサー『宇宙パトロールホッパ』『ホビットの冒険』『風の谷のナウシカ』『火垂るの墓』。東映動画から合作プロダクション“トップクラフト”を経て、初期のスタジオジブリを支えた名プロデューサー代表作品:『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』浦沢 義雄(うらさわ よしお)/脚本家『ルパン三世』『忍たま乱太郎』や数多くのぴえろ作品、『不思議コメディー』路線で活躍ナンセンスでシュールな魅力に溢れた独自の作風でアニメ・特撮の分野に永年にわたり貢献代表作品:『ルパン三世 PART2』『あんみつ姫』『忍たま乱太郎』金山 明博(かなやま あきひろ)/アニメーター日本のアニメーション創世期に頭角を現し、現在も現役で活躍を続けるアニメーター。後進育成という観点でも多大な功績を日本アニメ界に残している代表作品:『あしたのジョー』『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテス V』宮武 一貴(みやたけ かづたか)/メカニカルデザイナー『0テスター』『宇宙戦艦ヤマト』『超時空要塞マクロス』『聖戦士ダンバイン』『交響詩篇エウレカセブン』。SFの作法でコンセプトに形をあたえ、空想世界を絵で具体化するメカデザイナーの第一人者代表作品:『交響詩篇エウレカセブン』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』『マジンガーZ』八巻 磐(やまき いわお)/撮影監督・プロデューサー『ジャングル大帝』『火の鳥』『幻魔大戦』『よなよなペンギン』『オネアミスの翼』。TV シリーズから劇場版まで、アニメの素材を集約し、緻密な計算と技術で仕上げていく映像演出家代表作品:『メトロポリス』『幻魔大戦』『よなよなペンギン』倉橋 静男(くらはし しずお)/音響効果日常を描いた作品からファンタジー作品まで、アニメーションに豊かな「音」を与え続ける第一人者。多くの後進の育成にも寄与代表作品:『AKIRA』『ルパン三世 カリオストロの城』『カウボーイビバップ』清川 元夢(きよかわ もとむ)/声優悪役を演じてもワルになりきれない厳しさの中に柔らかさを感じさせる演技派の名声優代表作品:『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦士ガンダム』『ふしぎの海のナディア』東京アニメアワードフェスティバル 2023 開催概要日程:2023 年 3 月 10 日(金)~3 月 13 日(月)会場:東京・池袋主催:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会共催:東京都事務局:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局(一般社団法人日本動画協会内)(C)1984 Studio Ghibli・H (C)TMS (C)高森朝雄・ちばてつや/TMS(C)2005 BONES / Project EUREKA (C)手塚プロダクション/METROPOLIS 製作委員会(C)1988 マッシュルーム/アキラ製作委員会 (C)カラー/Project Eva.※手塚プロダクションの「塚」は旧字体