「ガンダム水星の魔女」Season2、グエル君が主人公！親殺しの自責から再び立ち上がるまで…第15話振り返り

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2の第16話「罪過の輪」が2023年4月30日（日）から放送開始。本稿では、16話放送前に第15話「父と子と」の内容を、SNSの反応と共に振り返っていきます。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代“A.S.（アド・ステラ）122”を舞台とする、『ガンダム』シリーズのTVアニメ最新作だ。モビルスーツ産業最大手の「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」のパイロット科に、辺境の地・水星からスレッタ・マーキュリーという名の少女が編入してくるところから始まる物語を描く。Season1は2022年10月2日から1月8日まで放送され、2023年4月9日からSeason2の放送がスタートした。※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さいませ。第15話「父と子と」では、地球に滞在するプラント・クエタ襲撃事件の実行犯・フォルドの夜明けメンバーたちの姿に焦点が当てられ、戦闘シーンが多く描かれました。アジトのトイレには、フォルドの夜明けに捕虜として囚われたグエルの姿が……。父を殺し、深い絶望の中に沈んだままのグエルは、食事を摂ることもせず、自我を喪失しかけている様子です。また、地球にもソフィの死は伝わっているようで、フォルドの夜明けがアジトとしている学校の校庭にはこどもたちがお墓を作り弔っていました。『水星の魔女』Season1ではあまり触れてこなかった「戦争」の影が、Season2では色濃く描かれるのでしょうか。一方、アスティカシア内では、シャディクと養父・サリウスの会話が。シャディクが今回の騒動で果たしたいことは「戦争シェアリングの利権構造の破壊」だといいます。ベネリットグループの資産を全て地球に売り、いつ戦争が起こるかわからない地球VS企業の緊張状態を利用して“抑止力”という経済を生み出すことがねらいだと語っていますが、果たして……。中盤からは、フォルドの夜明けとベネリットグループの駐留部隊との戦闘が始まります。フォルドの夜明けモビルスーツ隊指揮官のオルコットはアジトから撤退する人々の輸送を見守るなか、シーシア、セドの2人が“父の仇だ”とグエルを殺害しにいこうとしているのを察知し、寸手のところで食い止めます。そこへ駐留部隊のミサイルが飛んできて、グエルががれきの下敷きに。間一髪助かったオルコットは負傷し助からないと判断したシーシアを置いて戦闘に合流します。グエルはがれきのなかで父を呼ぶシーシアの声を聞き、なんとか助けようと彼女を背負って退避。壊れたMSに乗り込み、難を逃れました。一度は自分を失いかけたグエルでしたが、プラント・クエタの事件や今回の戦闘を経て、自分のやるべきことを見つけた様子。「これ以上失くしたくないんだ 俺と父さんを繋ぐもの」グエルが大きな一歩を踏み出したこの言葉に、Twitterでは「グエル、おかえり」「ラウダが待ってるよ」「グエル君が主人公じゃん」など、あたたかいコメントが多数。また、オルコットが元ドミニコス隊所属だったという事実も明らかになったことから「元々ドミニコス隊を目指していたグエルが元ドミニコスのオルコットと出会うの、『ガンダムUC』のバナージとジンネマンみたい」など、他の『ガンダム』シリーズとの類似点についての言及もありました。次回『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 第16話「罪過の輪」は4月30日より放送開始。＜放送情報＞Season2：2023年4月9日から毎週日曜午後5時MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始＜スタッフ＞企画・制作：サンライズ、原作：矢立 肇／富野由悠季、監督：小林 寛、シリーズ構成・脚本：大河内一楼、 キャラクターデザイン原案：モグモ、メインキャラクターデザイン：田頭真理恵、 キャラクターデザイン：戸井田珠里／高谷浩利、 メカニカルデザイン：JNTHED／海老川兼武／稲田 航／形部一平／寺岡賢司／柳瀬敬之、 音楽：大間々 昂＜キャスト＞スレッタ・マーキュリー：市ノ瀬加那、ミオリネ・レンブラン：Lynn、 グエル・ジェターク：阿座上洋平、エラン・ケレス：花江夏樹、シャディク・ゼネリ：古川 慎、 ニカ・ナナウラ：宮本侑芽、チュアチュリー・パンランチ：富田美憂（C）創通・サンライズ・MBS