映画『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』(2023年10月23日ロードショー)が、フランスで開催された世界最大のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて、6月16日に特別上映を実施。今回、同イベントの公式レポートが到着した。『大雪海のカイナ』は、『シドニアの騎士』『BLAME!』の弐瓶勉と、これらの作品をハイクオリティでアニメ化してきたポリゴン・ピクチュアズがタッグを組んで贈る、ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品。“雪海(ゆきうみ)”の拡大によって大地が失われつつあり、人々が無数に生えた巨木“軌道樹(きどうじゅ)”の頂きから広がる“天膜(てんまく)”の上でかろうじて暮らしている世界を舞台に、天膜の少年カイナと雪海の王女リリハが出会ったことから始まるポスト・アポカリプスファンタジーだ。2022年の「フジテレビ『+Ultra』新作ラインナップ発表会」にて同作のプロジェクトが発表され、2月より「月刊少年シリウス」にてコミック版が連載開始、2023年1月より「+Ultra」にてTVアニメがオンエア。そして、2023年10月13日より劇場版の公開を控えている。<以下、公式レポート>会場には約1000人のファンが集結。上映前の舞台挨拶では、観客よりアニメーション制作のポリゴン・ピクチュアズ40周年を祝って、バースデーソングの大合唱が起こった。まず、監督の安藤裕章より「この作品は弐瓶勉先生による独創的な世界を舞台とした物語です。過酷でありながら美しい大雪海のファンタジックな世界を主人公カイナと一緒に冒険の旅をしてください。そして今回の上映は世界で初めての上映になります。歴史あるアヌシー国際アニメーション映画祭で上映できること大変光栄に感じています。今この場所で見ていただく皆さんに感謝します」とフランスの観客へのメッセージ。フジテレビジョンの森彬俊プロデューサーからも「最後まで見るとどんでん返しが起きるのでぜひ楽しんでください」とコメントがあった。挨拶の最後にはポリゴン・ピクチュアズ代表取締役の塩田周三より「Cincin!」(フランス語で乾杯の意味)の掛け声に「KAINA!」と返すコールアンドレスポンスがあり、大歓声で挨拶を終了した。本編上映中には、カイナとリリハなどのやり取りでの暖かい笑いが起きるなど、観客たちから様々なリアクションがあり、上映が終了すると割れんばかりの拍手が会場に鳴り響いた。上映を見た観客からは「世界観がとても壮大で美しかった」「登場人物がいろんな話をしてくれてこの世界の状況がわかりやすかった」「クライマックスの盛り上がりがとてもエキサイティングだった」「音楽も映像も良かった」「最高の時間だった!」「TVシリーズを見ていなかったが、見たくなった」など大絶賛でイベントは終了した。【アヌシー国際アニメーション映画祭『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』特別上映概要】日時(現地時間):2023年6月16日(金)20:30~22:40開催場所: フランス・アヌシー市 ボンリュー・グラン・サーレ(Bonlieu Grande salle)登壇者(敬称略):塩田周三(ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役)森彬俊(フジテレビジョン プロデューサー)【スタッフ】原作:弐瓶勉(東亜重工)監督:安藤裕章シリーズ構成:村井さだゆき脚本:村井さだゆき・山田哲弥アニメーションキャラクターデザイン:福士亮平・小谷杏子ビジュアルコンセプトデザイン:片塰満則プロダクションデザイン:田中直哉・勅使河原一馬CGスーパーバイザー:石橋拓馬美術監督:久保季美子3DBGマットペイントスーパーバイザー:松本吉勝色彩設計:野地弘納チーフレイアウト/アニメーションスーパーバイザー:井澤一勝音響監督:土屋雅紀メインテーマ:澤野弘之音楽:馬瀬みさき・KOHTA YAMAMOTOアニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント【キャスト】カイナ:細谷佳正リリハ:高橋李依ヤオナ:村瀬 歩オリノガ:小西克幸アメロテ:坂本真綾ンガポージ:杉田智和ハレソラ:堀内賢雄ムルノタ:大原さやかノゼ:熊谷健太郎チル:諸星すみれビョウザン:花江夏樹(C)弐瓶勉/東亜重工開拓局