アニメ作家の塚原重義が原作・脚本・監督を務める劇場長編アニメーション『クラユカバ』が、カナダで行われた「第27回ファンタジア国際映画祭」にて、長編アニメ―ション部門の“観客賞・金賞”を受賞。これに伴い、塚原監督よりコメントが到着した。『クラユカバ』は、探偵・荘太郎が、町で起こる奇怪な“集団失踪事件”の解明に挑む姿を描いた痛快探偵活劇。2018年および2020年にかけて2回のクラウドファンディングを実施し、累計15,700,364円の支援を集めて制作された、塚原監督にとっての初長編アニメーション企画だ。荘太郎役は、「令和4年度 花形演芸大賞」大賞を受賞し、“最もチケットが取れない講談師”とも言われる六代目 神田伯山が演じた。今回、本作が出展された「第27回ファンタジア国際映画祭」は、カナダのモントリオールで1996年から開催されている北米最大のジャンル映画祭。特にアジア映画に強みを発揮しており、アニメーション部門のグランプリは、日本が生んだ名監督の名前からとって“今敏賞”と名付けられている。『クラユカバ』は、映画祭開催中に2回の上映が行われて各回とも満席となり、上映後に行われた塚原監督登壇のトークセッションでは観客から多くの歓声が。本年の長編アニメ―ション部門には、本作のほかに『THE FIRST SLAM DUNK』『SAND LAND』など日本でも話題を集めた様々な作品が選出されており、本作は映画祭参加者からの投票によって“観客賞・金賞”に輝いた。なお、『クラユカバ』は今後国内でも上映予定。<以下、コメント全文掲載>塚原重義監督本作がワールドプレミアの場でこのような素晴らしい賞をいただけたこと、そして何より文化圏の異なる地の方々に楽しんでいただけたことが大変光栄です。これを今後の糧としていきたいです。劇場長編アニメーション『クラユカバ』作品情報【スタッフ】監督:塚原重義キャラクターデザイン:皆川一徳特技監督:maxcaffy操画監督:アカツキチョータ美術設定:ぽち美術監督:大貫賢太郎製作:クラガリ映畫協會【キャスト】荘太郎 :神田伯山タンネ :黒沢ともよサキ :芹澤優指揮班長:佐藤せつじ松 :狩野翔稲荷坂 :坂本頼光(C)塚原重義/クラガリ映畫協會(C)Shigeyoshi Tsukahara/KURAGARI Production Committee