スタジオジブリ「君たちはどう生きるか」手描き絵コンテやイメージボードが書籍に！関連書が順次発売

スタジオジブリ・宮崎駿監督の10年ぶりの劇場用長編アニメ映画として2023年7月14日に全国公開され、現在も上映中の『君たちはどう生きるか』の関連書が11月1日より順次発売されることがわかった。手描き絵コンテやイメージボードが書籍で読めるようになる。『君たちはどう生きるか』は、宮崎監督の筆によるイラストを掲載したポスタービジュアル1枚以外は、スタッフもキャストもあらすじも「作品内容は一切明かさない」という異例の宣伝戦略が貫かれた。公開後も、作品の場面スチールなどはほとんど出されていない。これまで目にできた本作の場面写真は、公開後約1か月を経て販売された劇場パンフレットや、スタジオジブリの公式サイトで提供されている14点程度のみだった。このたび、スタジオジブリ作品の映像制作や内容を書籍としてまとめた人気シリーズである「絵コンテ全集」、「ジ・アート」、「フィルムコミック」、「徳間アニメ絵本」の最新刊として、そんな『君たちはどう生きるか』の関連書が11月1日より順次刊行されることが決定。宮崎監督のイメージボードをあしらった表紙なども公開された。文章による脚本が存在しない宮崎監督作品において、絵コンテは制作のための資料でありながら、脚本であり、カメラワークが書かれたストーリーボードでもある。『スタジオジブリ絵コンテ全集23 君たちはどう生きるか』は、そんな監督手描きの絵コンテ全603枚をフルカラーで収録する一冊だ。絵コンテはいわば、映画の設計図にあたる。キャラクターの動きや心理、セリフや効果音、スタッフへの指示なども細かに書かれており、細部に込められた監督の意図がわかるとともに、躍動感あふれる美しい絵物語として楽しめる。月報は美術家の村上隆が寄稿した。『ジ・アート・オブ 君たちはどう生きるか』は、7年に及んだ本作の制作の舞台裏と映像美術の集大成を、膨大な資料と原画でたどるもの。映画制作時に描かれたイメージボード、美術ボード、背景画、キャラクター設定および場面スチールを物語の流れに沿って掲載したアートブックだ。メインスタッフである本田雄（作画監督）、武重洋二（美術監督）、吉田昇（背景）、奥井敦（撮影監督）、大平晋也（原画）、高屋法子（ハーモニー）らが制作現場について語った貴重なインタビューや、映画の制作年表も収録される。『フィルムコミック 君たちはどう生きるか』上・下巻では、宮崎監督が自身の少年時代を重ねて描いた本作の全カット・全セリフを、全2巻で収録する。「作品内容を明かさない」という徹底した宣伝方針のため、アニメの完成画像のすべてを知ることができる書籍は本書のみとなる。『徳間アニメ絵本 君たちはどう生きるか』は、宮崎監督が少年時代に母から手渡された小説『君たちはどう生きるか』からタイトルを借りて描いた、10年ぶりの長編映画となる本作がアニメ絵本になった一冊だ。鮮やかな色彩と大きな場面写真とともに、小学生から楽しめる大判絵本となっている。スタジオジブリ・宮崎駿監督の10年ぶりの劇場用長編アニメ映画『君たちはどう生きるか』の関連書は、11月1日より順次発売される。【書名】『スタジオジブリ絵コンテ全集23 君たちはどう生きるか』【著者】宮崎 駿【発売日】2023年11月1日（水）【定価】4840円（10％税込）【判型・ページ数】A5判ケース入り 642P【ISBN】978-4-19-865747-5【編集・発行】スタジオジブリ 【発売】徳間書店【書名】『ジ・アート・オブ 君たちはどう生きるか』【著者】スタジオジブリ責任編集【発売日】2023年11月1日（水） 【定価】4620円（10％税込）【判型・ページ数】A4判ソフトカバー 336P 【ISBN】978-4-19-865748-2【編集・発行】スタジオ【書名】『フィルムコミック 君たちはどう生きるか』上・下巻【著者】原作・脚本・監督 宮崎 駿【発売日】（上）2023年11月1日（水）（下）12月15日（金）発売予定 【定価】（上）2420円 （下）2090円 （10％税込）【判型・ページ数】 B6判ソフトカバー （上）312P （下）256P予定 【ISBN】（上）978-4-19-865749-9 （下）978-4-19-865750- 5【発売】徳間書店【書名】『徳間アニメ絵本 君たちはどう生きるか』【著者】 原作・脚本・監督 宮崎 駿【発売日】2023年12月15日（金）発売予定 【定価】1980円（10％税込）【判型・ページ数】AB判ハードカバー 172P 【ISBN】978-4-19-865751-2【発売】徳間書店（C）2023 Studio Ghibli