大塚明夫さんは1980年代に声優デビュー。
2023年は『文豪ストレイドッグス』や『鬼武者』、『スター・ウォーズ:アソーカ』など、日本のタイトルはもちろん吹き替えにも多数出演。今後は『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』や『ムーミンパパの思い出』など、劇場公開作品が控えています。さらに朗読キネマ『月想』の一人語り音源も配信中です。
そこでアニメ!アニメ!では大塚明夫さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは?」と題した読者アンケートを2年ぶりに実施しました。11月7日から11月14日までのアンケート期間中に113人から回答を得ました。
男女比はほぼ同数。年齢層は19歳以下が約30パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。
■今年演じた新キャラが一躍トップに!
第1位
1位は『文豪ストレイドッグス』の福地桜痴。支持率は約10パーセントで、2023年に新たに演じたキャラクターがトップとなりました。
福地桜痴は軍警の特殊部隊・猟犬の隊長であり、武装探偵社の社長・福沢諭吉の幼馴染でもあります。読者からは「生ける伝説と言われるのも納得のカッコ良さですが、実は……。
第2位
2位は『メタルギアソリッド』のソリッド・スネークと『ブラック・ジャック』のブラック・ジャックが同票。トップとはわずか数票差でした。
「メタルギア」シリーズの多くの作品で主人公を務めたスネークには「ゲームのハードボイルドな雰囲気と、大塚さんの重厚な声が会っているから。プレイに緊張感が漂う一方で、仲間たちとのコミカルな無線通信で息抜きもできます」や「シリーズでたびたび使われている“待たせたな”や『大乱闘スマッシュブラザーズ』に参戦決定したときの“ショウタイムだ”など、一つ一つのセリフが記憶に残っています」と他社のゲームに登場するほどの人気ぶりに触れた読者も。
ブラック・ジャックは無免許の天才外科医。大塚さんは1993年にリリースされたOVA以降、多くのタイトルで演じています。「大人向けに作られたOVAやゴールデンタイムに放送されたTVアニメなど、メディアによって作風は異なりますが、どれもハマリ役。若い人たちにもぜひ見てほしい作品です」や「OVA第2話『葬列遊戯』で幻覚症状に陥り“ブラックボックスが私に命令する。ここで降りてはいけない”と正気を取り戻すシーンが素晴らしかった」と手塚治虫原作のキャラクターを演じ切ったことに絶賛のコメントが届きました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『攻殻機動隊』バトーには「大人の渋さとヤンチャな一面を併せ持った演技を堪能できるから。
『それいけ!アンパンマン』ナガネギマンには「普段は農家の優しいおじさんですが、変身すると真摯でカッコイイ正義のヒーローに。そんなギャップのある人物を大塚さんが演じ分けているのがスゴイ!」。
『吸血鬼すぐ死ぬ』ゼンラニウムには「全裸にマント、股間にピンクの花という、アブナイ見た目の吸血鬼。だけど声がイケボすぎて面白いです」。
『ナショナル・トレジャー』ベン・ゲイツには「ニコラス・ケイジのフィックスである明夫さんですが、その中でも『ナショナル・トレジャー』がイチオシ。一見頼りなさげな優男ながら、声からにじみ出る情熱や知性がニックの演技に花を添えているよう」と映画の吹き替え役にも投票がありました。
今回のアンケートでは並みいる人気キャラを抑えて、2023年に演じたキャラクターがトップに躍り出る結果に。主人公や敵役、動物、吹き替え役など、幅広い役柄を演じてきたことが再確認できる結果となっています。
■ランキングトップ10
[大塚明夫さんが演じた中で演じた中で一番好きなキャラクターは? 2023年版]
1位 福地桜痴 『文豪ストレイドッグス』
2位 ソリッド・スネーク 『メタルギアソリッド』シリーズ
2位 ブラック・ジャック 『ブラック・ジャック』
4位 オール・フォー・ワン 『僕のヒーローアカデミア』
4位 星奈陽一 『スター☆トゥインクルプリキュア』
6位 次元大介(2代目) 『ルパン三世』
6位 つしま 『俺、つしま』
6位 バトー 「攻殻機動隊」シリーズ
9位 ライオン 『アフリカのサラリーマン』
9位 ライダー(イスカンダル) 『Fate/Zero』
(回答期間:2023年11月7日~11月14日)
■全体ランキング
[大塚明夫さんが演じた中で演じた中で一番好きなキャラクターは? 2023年版]
1位 福地桜痴 『文豪ストレイドッグス』
2位 ソリッド・スネーク 『メタルギアソリッド』シリーズ
2位 ブラック・ジャック 『ブラック・ジャック』
4位 オール・フォー・ワン 『僕のヒーローアカデミア』
4位 星奈陽一 『スター☆トゥインクルプリキュア』
6位 次元大介(2代目) 『ルパン三世』
6位 つしま 『俺、つしま』
6位 バトー 「攻殻機動隊」シリーズ
9位 ライオン 『アフリカのサラリーマン』
9位 ライダー(イスカンダル) 『Fate/Zero』
11位 ワムウ 『ジョジョの奇妙な冒険』
12位 京楽春水 『BLEACH』
12位 ナガネギマン 『それいけ!アンパンマン』
12位 山田伝蔵(2代目) 『忍たま乱太郎』
15位 新城肇 『ゆるキャン△』
15位 ムーミンパパ 『楽しいムーミン一家』
(回答期間:2023年11月7日~11月14日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。