「ゴールデンカムイ」ミステリアスでクール、時々猫ちゃん…？尾形百之助の魅力【私のイケメン図鑑vol.5】

アニメや漫画のキャラクターに恋したことはありますか？私はあります。それも1度や2度ではありません。なんなら触れた作品すべてに必ず“推し”を作り続けて早ウン十年……。その遍歴を語るのは、私の人生を語るのと一緒と言っていいくらいです。それほどまでに、世の中には魅力的な作品、そしてキャラクターが溢れています。そこでアニメ！アニメ！では、世間で話題になっている、または筆者の独断と偏見で見繕った作品やキャラクターの中から“イケメン”をピックアップして、その魅力を伝える企画「私のイケメン図鑑」を始動。第5弾となる今回は、実写映画も大ヒット中の『ゴールデンカムイ』より、尾形百之助をピックアップします♪※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。■『ゴールデンカムイ』はマンガやアニメだけじゃない！『ゴールデンカムイ』は、2014年より集英社「週刊ヤングジャンプ」にて連載が開始され、2022年4月に約8年に及ぶ連載を終了した野田サトルさんによるマンガを原作とするTVアニメ。明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、主人公の元陸軍兵・杉元佐一がアイヌの少女・アシ（リ）パと共に、埋蔵金の在りかが描かれた「刺青人皮（いれずみにんぴ）」を求めて旅をする物語を描いています。今年1月19日には、実写映画も公開。1月第3週の動員ランキングは、初登場1位を獲得。オープニング3日間の成績は動員35万6000人、興収5億3400万円を記録しました。ヒットの理由は、その再現度。封切前にビジュアルが公開されたのですが、玉木宏さん扮する鶴見中尉の再現度の高さが話題に。また、公開後には他キャストについても「再現度やべー！」「マンガから出て来たのかと思うくらいそのまま」などの感想が口コミサイトに上がりました。■スクリーンにいたのは…なあんだ ただの尾形か私も実際に映画を観に行って、その再現度に感動。中でもとくに驚いたのは、眞栄田郷敦さん演じる尾形百之助でした。尾形は、帝国陸軍北海道第七師団歩兵第27聯隊に所属し、階級は上等兵。ほとんど感情を表に出さない飄々とした男で、凄まじい視力と集中力を持つ天才的な狙撃手でもあります。スコープのないボルトアクションライフルで300メートル以内であれば確実に頭部を撃ち抜き、2000メートル先までの射撃も可能だと発言しているほど。もともと尾形は一番の推しキャラで、アニメの津田健次郎さんの声込みで「渋くてクールでかっこいい！」と思っていた筆者。実写版のキャストが発表された際、眞栄田さんの名前を見て「ちょっと若すぎないか？」「尾形の色気を出せるのか？」と少し不安になりました。しかし、最初の登場シーンで、もうその不安は吹き飛びました。もう、目が尾形！ 原作上でも、光のない黒々とした眼が特徴であり魅力の尾形。それを見事に再現していて、見終わった後にSNS上に「尾形の作画がすごい」とつぶやいてしまいました……。映画内で描かれた物語が、まだ『ゴールデンカムイ』における序章に過ぎないのが、本当にもったいない！ 尾形の活躍はこれからが本番なので、制作チームにはぜひ続編を作ってもらいたいと切に願います。ネタバレが含まれるので多くは語れませんが、話が進むにつれて尾形の過去が明かされたり、杉元やアシ（リ）パさんたちとの関係性の変化も見どころに。みんな大好き「ラッコ鍋」回にも、もちろん登場します。そして尾形は時々、“猫ちゃん”になるんです。火鉢の前から離れなかったり、狭いところに入ったり、臭いを嗅いでフレーメン反応を起こしたり、丸まって寝たり……。普段はミステリアスでクールなのに、そんな仕草を取るなんてあざとすぎる！ だがそれが良い！『ゴールデンカムイ』には、尾形以外にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。原作もアニメも、そして実写映画も最高に面白いので、ぜひ全てに触れてみてほしい作品です。（C）野田サトル／集英社（C）2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会