そんな本作が、東京・愛知・大阪・京都で展示イベント「青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない -青ブタ展-」(以下、青ブタ展)を開催! まずは東京会場にて、3月12日から24日まで実施中です。
そこで本稿ではイベントの様子をレポートするとともに、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美さん、梓川かえで役の久保ユリカさんをお招きした内覧会のオープニングイベントの様子をお届けします。
◆思春期症候群で作品世界内に迷いこんじゃった!?
本作は、さまざまな不可思議現象が発生するという「思春期症候群」に見舞われた少女たちが、主人公・梓川咲太の助けを借りて困難を乗り越えるハートフル・ファンタジーです。
そこで本展示イベントでは、それら「思春期症候群」やヒロインたちとの出会いなどを追体験できるような内容として順路を構成。TVアニメシリーズ第1話から劇場版最新作『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』まで、高校生編のすべてが楽しめる形で各コーナーを設置していました。
展示イベントでまず来場者を迎えるのは入場口に設置された「江ノ電のりば」です。まさに作品世界の聖地であり、キャラクターたちが日常生活を送っている場所。来場者はここから作品世界の中へと誘われます。
メインの展示で第1のコーナーとなるのは、学校の教室を再現した「教室シアター」です。作品の最初のエピソードである「桜島麻衣」にまつわる出来事に焦点を当てたもので、彼女の思春期症候群である「麻衣が認識されない現象」を表現しています。そのため壁に展示されたものは字が薄くなっていたり見えなくなっていたり……。スクリーンでは本編の映像も楽しめました。
なお本イベントはすべての展示が写真撮影可能となっているので、遠慮なく思い出を残すことができます。
第2のコーナーは古賀朋絵をイメージした「ラプラスの小悪魔」です。朋絵の思春期症候群は「ループする世界」であるため、展示用ウォールもループを意識した曲面型に。朋絵との思い出も甦ります。
第3のコーナーは「物理準備室」。ここはレギュラーキャラクター「双葉理央」に焦点を当てたもので、彼女の物理準備室をイメージしています。机の上には理央がビーカーで淹れたかもしれないコーヒーが置かれているほか、理央の思春期症候群を描いた「もうひとりの自分」にまつわるエピソードについても触れられています。
続く第4のコーナーは麻衣の異母妹で現役アイドル「豊浜のどか」をテーマにした展示です。思春期症候群で心と身体が入れ替わってしまった麻衣とのどかをイメージして、シルエットの前に立つと、頭上からキャラクターのボイスが降ってくるというおもしろい展示内容になっていました。
第5のコーナーはTVアニメシリーズの最終エピソードとなる「梓川かえで」にまつわる展示です。
主人公・咲太の妹で過去の記憶を失ってしまったかえでが、記憶を取り戻すことで「今のかえで」を消失させてしまう……。そんな彼女が綴った日記、そして咲太が記憶喪失のかえでにプレゼントした動物園の年間パスポートなどが展示されています。
また隣接するバスルームは、「今のかえで」を失い絶望に打ちひしがれた咲太を、もうひとりのヒロイン「牧之原翔子」が励ますシーンをイメージしたものとなっていました。
6番目のコーナーは咲太と翔子の出会いをイメージした砂浜の再現展示です。寄せては返す波をプロジェクターで投影しており、あたかも本当に波打ち際に立っているかのような気分に浸れます。また特定の場所に立つと頭上からボイスが降ってくる演出も楽しめ、物語のキーとなるシーンに思いをはせることができました。
さらにその先には、最初の劇場用作品『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を表現したシアターもあり、感動的な再会シーンを思い出させてくれました。
シアターを抜けると、最後に待つのが咲太と花楓の梓川兄妹の展示です。
花楓のコーナーは劇場用作品第2弾『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』をモチーフとしたもので、受験勉強に励む彼女の勉強机を再現。麻衣からもらったノートパソコンや学校案内などが展示されています。
咲太のコーナーは劇場用最新作『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』をモチーフとしており、麻衣への手紙や婚姻届けなどが展示されていました。
そのほか『青ブタ』の聖地を紹介するMAPの展示、コンテやサイン入りアフレコ台本の紹介、内覧会に招待された瀬戸麻沙美さん、久保ユリカさん、そして同じく内覧会に招待された原作者・鴨志田一さんの直筆サインなどが楽しめました。
また展示会に先立って実施された内覧会では、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美さん、梓川かえで役の久保ユリカさんがくす玉を割るオープニングイベントも関係者を対象におこなわれました。
その中で久保ユリカさんは、「撮影スポットとしてオススメしたいコーナー」について、作品世界に入り込んだような気分になれる出会いの砂浜を推薦。
「印象に残ったコーナー」について質問された瀬戸麻沙美さんは、迷いに迷った末に物理準備室を推薦。アニメの中では何度も登場する名物スポットだからと、やはり実際に触れられる感動を楽しそうに語っていました。
そのほかすべての展示スポットについて、ひとつひとつに感動した様子の瀬戸さんと久保さん。オープニングイベントの後も離れがたそうに会場を見て回るなど、すべてが見どころといった感じでした。
開催概要(東京会場)
■期間:3月12日(火)~3月24日(日)
■会場:松屋銀座8階イベントスクエア
■時間:11:00~20:00(最終入場は閉場の30分前まで)
3月17日は11:00~19:30
3月17日は11:00~19:30
■料金:前売…一般1200円、高校生700円、中学生500円、小学生400円
当日…一般1400円、高校生900円、中学生700円、小学生500円
ローソンチケット(Lコード:35737)にて発売中
(C) 2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project