バンダイナムコエンターテインメントから2024年春にリリースされる、スマホ向けアプリゲーム『学園アイドルマスター(以下、学マス)』。本作は『アイドルマスター(以下、アイマス)』シリーズの最新作で、アイドル養成学校「初星学園」に通う生徒たちをプロデュースする育成シミュレーションゲームである。


このたび、『アイマス』シリーズは完全未プレイでアニメしか見たことがない筆者が、全プロデューサー待望の本新作ゲームを先行プレイする機会に恵まれ、ついに「プロデューサー」として立ち上がる運びとなった。

日頃より『アイマス』アニメは非常に面白く作画も良い、楽曲も良いと思っている……現在放送中の『シャニアニ』も視聴中だ。それなのになぜこれまでゲームをプレイしていないかというと、ガシャへの抵抗感がいまだ強いからである。ガシャが苦手すぎて、買い切りのコンシューマーゲームにしか手を出さないのだ。引きこもりが極まっているため、アーケードのプレイ経験もない。

しかし、結論からいうと……アイドル「倉本千奈」がいる『学マス』が面白い&楽しい&癒やしすぎて、財布の紐を緩めるときが来たと認めざるを得なかった。
本稿では、正真正銘シリーズ初プレイとなる筆者による、先行プレイをきっかけにプロデューサーデビューしたら沼にハマった「倉本 千奈」推しの先行プレイレポートをお届けする。

◆プロデューサーは学園の生徒!同じく生徒のアイドルと1対1で向き合う
プレイヤーは数々のトップアイドルを輩出してきた名門「初星学園」プロデューサー科に入学し活動していく。アイドルをプロデュースする目的はただひとつ、彼女たちをトップアイドルに仕上げること。

プロデュース対象のアイドル9人から1人を選び、成績上位者のみステージに上がれる定期公演「初(はじめ)」まで導くべく、アイドルと1対1で向き合っていく。

初回プロデュースのみ「花海咲季」「月村手毬」「藤田ことね」の3人から1人を選んでチュートリアルを済まし、いよいよ本番。自由にアイドルを選べるようになったところで、「倉本千奈」の“プロデュース”がスタート。
ダンス、ボーカル、ビジュアルの基礎レッスンのほか、"学園”らしく授業や先生と相談をすることでアイドルを育成していく。

ここでまず、“学園モノ”という馴染みがある要素のおかげで『アイマス』初プレイヤーでも進行ルールを理解しやすく、「新しいゲームをやるからには新しいルールを覚えないと……」というような気負いが生まれず非常に取っ掛かりやすいと感じた。

筆者は別のアイドル育成ゲームのプレイ経験はあるものの、やはりゲーム性が全く異なるものであれば馴染めるか少し心配していた。しかし、開始と同時にその不安はすべて払拭されることに……『学マス』は、自信を持って万人におすすめできる1本だと断言しておこう。

アイドルはレッスンを繰り返すことで能力が数値として積み重なり、最初のFランクから次第に成長していく。もし本作が“普通のRPG”であればこの経験値をただただ積み重ねることで、いつか「初」に出場できるのだが……学生であるアイドルの時間は有限だ。
合計で13週間という限られた時間のなかで、ダンス能力特化型にしたり満遍なく育てたりと、育成プランを組み立てていく必要がある。

そもそも6週目に挟まれる「中間試験」を3位以内で突破しないと、「初」出場権利が得られる「最終試験」にすら辿り着くことは不可能。もし中間試験で敗北してしまうと一旦プロデュースが終了となってしまう……。

そんなことにならないよう、プロデューサーは常に的確な判断を下さなけねばならない。レッスンでは「スキルカード」と呼ばれるカード3枚の内から1枚を選び、アイドルの体力が尽きないよう管理をしておくことが求められる。

このスキルカードには役割が振られており、まずレッスンをクリアするために必要な「パラメータ」数値を上げてくれるほか、積めば積むほどパラメータが上乗せされる「好印象」などがある。


そしてカードを使うために必要な体力管理も重要で、強いカードを連続して使用するとアイドルはガス欠を起こしてしまう。ここで出番となるのが「元気」で、体力に代わって消費されるので積極的に積んでおきたい数値だ。元気も「やる気」が上がるスキルカードを積むとさらに上昇値が高まるため、元気を上げて体力減少を抑えつつ、パラメータも上げれるようなスキルカードを選択することがレッスンクリアの秘訣である。

このように、どのカードをどのターンで使うか戦術を立てる必要があり「パラメータを上げればクリアなら、上昇数値の高いカードを選んでいけば良いな!」といった安易な考えは通用しない。

ちなみに、スキルカードのラインナップはPLvを上げると増えるほか、次回プロデュース開始のたびに最大4枚までセットできる「メモリー」でも入手できるようになっている。スキルカードとメモリーを組み合わせてアイドルに最適なデッキを構築していこう。


また、「初」出場への近道となるのがアイドルとの絆である。それぞれのアイドルには一定要件をクリアすることで順に読むことができる「親愛度コミュ」が用意されており、普段の彼女らがどのように私生活を過ごしているかなどが掘り下げられる。

コミュを進めて親愛度が上がるにつれ、パラメータ上昇数値も増えていく。アイドルのことを知れば知るほど親密になり、より熱心にレッスンに打ち込んでくれるのだろう。プロデューサー冥利に尽きる。

◆お嬢様なのにお嬢様らしくない!「倉本千奈」の笑顔で、プロデューサーも元気になる
さて、冒頭でも述べたが今回筆者がプロデュースし、その魅力で本作に取り憑かれるきっかけとなったアイドル「倉本千奈」の紹介をしていこう。


彼女は「ですわ!」の口調が印象的なお嬢様で、立派なアイドルになるべく入学したものの成績は全生徒中最下位、運動音痴で歌も苦手……といういわゆる落ちこぼれ。そのうえ、プレイヤーがプロデュースするきっかけは千奈の祖父が学園長と友人であることから、というコネであり、泥臭くアイドル特訓をしていく姿とは最も縁が遠そうな存在である。

しかし、彼女は常に「未熟なわたくし」と自身の家柄や立場に驕らず、むしろ落ちこぼれゆえに全力でレッスンに励む天性の努力家であった。お嬢様キャラというとよく高飛車な性格で描かれることが多いが、千奈はその真逆のスタイルだ。

とにかく熱心にレッスンに打ち込み、「先生~!」とこちらに向かって笑顔を見せてくれる姿はヒマワリ以外の何と評せば良いというのか……その天真爛漫な明るさでこちらも笑顔にしてくれる、アイドルに打ってつけの存在だといえる。

元気いっぱいに動き回る一方、ほかの生徒と比べ少ない体力でときにはトレーニングに追いつけなくなることも。しかし、「どんな困難も乗り越えてみせますわ!」とプロデューサーを信じてついてきてくれる千奈はクヨクヨせず、本当に乗り越えて前に進んでいく。とても強い子だ。絶対に彼女の努力を実らせなくては……!

◆「初」出場への道のりは険しい…!アイドルと共に何度も挑戦して、さらに絆を深めていこう

しかし、残念ながら……筆者は千奈を「初」舞台に立たせることができなかった。落ちこぼれなのはこちらの方である。

プロデュースを繰り返すうちに千奈との親愛度も上がり中間試験は難なく突破できるようになったものの、最終試験は何度挑戦しても3位止まりであった。やはり1位やその先にある「True End」を獲得するには、プロデューサーとしての経験をもっと積む必要がありそうだ。

それでも千奈はプロデューサーに笑顔を見せてくれる。眩しすぎる姿には思わず、全ての努力が報われた気分になってしまうが……まだまだここで満足していては立派なプロデューサーとは言えない。

これから初星学園に入学するプロデューサーは、本稿を参考にぜひ自分の手掛けたアイドルを「初」公演まで導いて、自慢の教え子が輝く姿を見てほしい。

今回ご紹介した要素以外にも学園全体を見ていく「初星コミュ」やライバルアイドルの登場など、遊べる内容は盛りだくさん。『学園アイドルマスター』は、スマホ向けに5月16日リリース予定。

『学園アイドルマスター』公式サイト