「五等分の花嫁」“おかあさんのパンケーキ”とは？原作者・春場ねぎ監修による初の公式絵本が発売

『五等分の花嫁』の初の公式絵本『いつつごちゃんと　パンケーキ』が、2024年9月12日の発売を予定していることがわかった。原作者・春場ねぎの監修で、中野家の五つ子が原作よりも小さかった頃の思い出話を描く。

『五等分の花嫁』は、「落第寸前」で「勉強嫌い」の美少女五つ子と、彼女たちのアルバイト家庭教師になった上杉風太郎の青春を描いた、春場ねぎによるラブコメディだ。
「週刊少年マガジン」で連載され、シリーズ累計発行部数は2000万部を突破。2度にわたるTV アニメ化を経て、2022年には映画化も果たした。

『五等分の花嫁∽』は2023年、TVアニメシリーズで描かれなかった夏休みの原作エピソードを映像化する新作のTVスペシャルアニメとして制作され、劇場での先行上映も行われた。さらなる新作アニメとして、春場の原案・完全監修のもと風太郎と五つ子の「新婚旅行編」を映像化する『五等分の花嫁＊』の制作も決定している。

中野家の五姉妹（五つ子）とその同級生で家庭教師を務める風太郎との高校生活を描いた本作において、たびたび登場するのが五つ子の子ども時代だ。なかでも「子どものころ、おかあさんが作ってくれたパンケーキ」は、原作のストーリーの重要な要素のひとつになっている。
このたびの『いつつごちゃんと　パンケーキ』はその「パンケーキとおかあさんとの思い出」をフックに、完全オリジナルストーリーで展開する初の公式絵本となる。

舞台となるのは五つ子たちがまだ小学校に上がる前のこと。原作で登場する子ども時代より、もっと小さかったころにあたる。原作にはない時期を描くにあたりストーリーはもちろんのこと、五つ子たちが住んでいた家の様子や五つ子たちの洋服、パジャマ、おかあさんの家での服装などに至るまで、原作のイメージを忠実に踏襲すべく春場が監修を務めた。

一つ屋根の下で賑やかに暮らす五つ子たち。そんな彼女たちの幼少期のとある一コマのきらめきが余すところなく描かれ、まるで五つ子の思い出アルバムのような内容となった。おまけとして、中野家秘伝のパンケーキレシピも初公開されているので、こちらもぜひ挑戦してみたい。原作ファンなら「あっ！」と気付く仕掛けも盛りだくさんの絵本に注目だ。

『五等分の花嫁』の初の公式絵本『いつつごちゃんと　パンケーキ』は、本体1500円（税抜）で9月12日発売予定。

絵本　五等分の花嫁　『いつつごちゃんと　パンケーキ』
原作・監修　春場ねぎ
文　あさのますみ　絵　もなか
9月12日発売予定　本体1500円（税抜き）
講談社刊