映画「数分間のエールを」あなたはどっち派？元気いっぱいor真面目クールキャラ…魅力的なキャラに注目！ (2024年7月26日)

オリジナル劇場映画『数分間のエールを』が絶賛公開中。“モノづくり”に没頭する高校生、そして“モノづくり”を諦めた教師を描いた本作は、「エールをもらった」「クリエイターの心に刺さった」などと話題を呼んでいます。公式サイトには著名人によるコメントのほか、X上のハッシュタグ「#数エールを語ろうキャンペーン」で寄せられた皆のコメントも公開されています。本作の魅力は、クリエイターを目指す姿を鮮明に描写したストーリー、3DCGソフト「Blender」を使用した独特な画作り、織重先生が歌う繊細だけど力強さもある歌……そしてなんといっても登場キャラクターに注目していただきたい！ 本稿では、主人公・朝屋彼方、友人・外崎大輔の2人を紹介します。■まっすぐで眩しい！ “モノづくり”の気持ちが止まらない彼方朝屋彼方はまっすぐで明るい性格をした高校生です。後ろ髪を結った髪型で、首にはいつもヘッドフォンを下げたスタイルが特徴です。声を演じたのは花江夏樹さんで、ハキハキと元気がありあまる演技がぴったりハマっていました。行動が衝動的で、街中で織重先生の歌声を聞いてからどんどん楽曲の魅力にのめり込み、そのMV制作に没頭していきます。たとえ曲に胸を打たれても、その高揚を自分の創作に直結させるのは、なかなか難しいものですよね……。ですが、彼方は心惹かれたら一直線！ 織重先生に、動画を制作をしたいことを一度渋られても折れることなく粘り、MVを作ることを快諾してもらうまで漕ぎ着けました。MVを制作するシーンの“演出”も本作の魅力のひとつ。彼方と一緒に創作しているような、没入感がありました。曲の解釈をコツコツと深めアイディアを練り、試行錯誤しながらひとつひとつこだわって制作していく彼方。行動は一直線でありつつも、真剣に熟考して作業に取り組む姿は、ギャップもあってカッコいいです。■冷静に彼方にアドバイスし、寄り添う存在…トノトノこと外崎大輔は、中学時代からの彼方の友人。クラスでも前後の席で親しく話しています。しかし、黒髪でクールな表情、ピシッと着こなした制服……彼方とは見事に正反対なんです。そして、彼方は映像を作るのに対し、トノは絵を描いています。なんでも、中学時代に描いた絵で県知事賞を受賞しているとのこと。トノはこのことをきっかけに絵の道を志しますが、一方でトノと比べて自分には絵の才能がないと、彼方が気付くきっかけでもありました。それでも2人の関係は良好で、一直線に進んでいく彼方を冷静に見つめ、的確にアドバイスをしてくれるトノの存在はとても大きいです。もちろん、トノにはトノの創作に対するプレッシャーはあるのですが……。声を演じたのは内田雄馬さん。真面目でクールでありながら、人のお節介を焼いてしまう……というキャラクターで内田さんといえば間違いない！ そう感じざるをえないキャラクターでした。■2人の中学時代は…？ ボイスドラマもチェック本編ではMV制作に没頭していく彼方を中心に描いており、中学時代にはあまり触れられていませんが、なんと彼方とトノの中学時代のボイスドラマが公開されているではありませんか！いざ聞いてみると、彼方の様子が全然違う……!? 本編とガラッと違う雰囲気に驚きますが、このようなときがあったからこそ、「作りたい」という気持ちを見つけたときの衝動が大きかったことも腑に落ちます。また、トノ目線でも彼方の存在について触れられており、お互いが羨ましくて、でも比べていると辛い……という複雑な心境がモノローグで綴られます。真摯に創作と向き合うからこそ生まれるやるせなさを、創作する楽しさとともに表現した本作。悩みながらも奔走していくキャラクターに注目しつつ、その衝動を体験してみてください。『数分間のエールを』【公開日】2024年6月14日（金）【スタッフ】監督：ぽぷりか／副監督：おはじき／アートディレクター：まごつき脚本：花田十輝／歌唱楽曲制作：VIVI／音響監督：小沼則義音楽：狐野智之／主題歌：フレデリック 「CYAN」制作：Hurray!×100studio／配給：バンダイナムコフィルムワークス【キャスト】朝屋彼方：花江夏樹織重 夕：伊瀬茉莉也／歌唱アーティスト：菅原圭外崎大輔：内田雄馬中川萠美：和泉風花（C）「数分間のエールを」製作委員会