スタジオジブリによる劇場公開全作品の背景美術を一冊にまとめた書籍『スタジオジブリの美術』が、2025年1月22日に刊行されることがわかった。『風の谷のナウシカ』(1984)から最新作『君たちはどう生きるか』(2023)まで、劇場公開27作品の背景美術が844点収録される。このたびの『スタジオジブリの美術』は、『君たちはどう生きるか』で「アニー賞」美術賞、「ADG Awards(美術監督組合賞)」長編アニメーション映画部門ノミネートなどに輝いた武重洋二の監修、スタジオジブリの責任編集によるもの。監修を務めた武重は『となりのトトロ』(1988) の背景でスタジオジブリ作品に初参加し、1991年にスタジオジブリに入社。『On Your Mark』(1995) で初の美術監督を務め、その後は美術監督として多くのジブリ作品に携わってきた人物だ。作品の世界をかたち作る背景美術に注目した本書では、長編映画では1作品につき1000枚以上も描かれる膨大な背景の中から844枚を掲載している。『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』までの全27作品、監督の演出のもと筆致、色彩、遠近法、光と影などさまざまな技法を駆使して描かれてきた“スタジオジブリの景色”を堪能できる。巻末には武重のインタビューも掲載され、名作のあのシーン、このシーンの背景をじっくり堪能できる完全永久保存版の一冊となりそうだ。スタジオジブリによる劇場公開全作品の背景美術を一冊にまとめた書籍『スタジオジブリの美術』は定価12,000円(+税)。2025年1月22日に刊行される。書名:『スタジオジブリの美術』仕様:A4判(297mm×210mm)/ハードカバー/568ページ (Full Color)/厚さ35mm、重さ約2.6キロ定価:本体¥12,000+税ISBN:978-4-7562-5777-2 C0079発売日:2025年1月22日監修:武重 洋二 責任編集:スタジオジブリ発行元:パイ インターナショナル◆掲載作品『風の谷のナウシカ』 (1984)『天空の城ラピュタ』 (1986)『となりのトトロ』 (1988)『火垂るの墓』 (1988)『魔女の宅急便』(1989)『おもひでぽろぽろ』 (1991)『紅の豚』 (1992)『海がきこえる』 (1993)『平成狸合戦ぽんぽこ』 (1994)『耳をすませば』 (1995)『On Your Mark』 (1995)『もののけ姫』 (1997)『ホーホケキョとなりの山田くん』 (1999)『千と千尋の神隠し』 (2001)『猫の恩返し』 (2002)『ギブリーズepisode2』 (2002)『ハウルの動く城』 (2004)『ゲド戦記』 (2006)『崖の上のポニョ』 (2008)『借りぐらしのアリエッティ』 (2010)『コクリコ坂から』 (2011)『風立ちぬ』 (2013)『かぐや姫の物語』 (2013)『思い出のマーニー』 (2014)『レッドタートル ある島の物語』 (2016)『アーヤと魔女』 (2020)『君たちはどう生きるか』 (2023)(C)Studio Ghibli(C)1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli(C)1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND(C)2001 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDTM(C)2023 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli