「日本アカデミー賞」は、日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、1978年より毎年開催されている日本の映画賞だ。「第48回日本アカデミー賞」においては、2024年1月1日~12月31日に公開され、上映回数や期間といった基準を満たした作品を選考対象としている。
うち「優秀アニメーション作品賞」に、『がんばっていきまっしょい』、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』、「劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』」、『ルックバック』が選ばれたことがわかった。
『がんばっていきまっしょい』は、1998年に実写映画化、2005年にドラマ化されたことでも知られる、1995年に「坊っちゃん文学賞」大賞を受賞した敷村良子による傑作青春小説を原作とする劇場アニメだ。自然豊かな愛媛県松山市を舞台に、ボート部に青春をかけた女子高校生たちの成長や、等身大の心のゆらぎを瑞々しく描いた。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、放送から20周年を迎えた「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」のファン待望の完全新作にあたる。遺伝子を調整し、生まれながらにして優れた身体能力や頭脳を持つ人類(コーディネイター)と自然のままに生まれた人類(ナチュラル)が存在する時代C.E.(コズミック・イラ)を舞台に、TVシリーズの続きとなるC.E.75におけるストーリーが展開された。
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、「週刊少年ジャンプ」にて連載されバレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマが人気を博した、古舘春一によるスポーツマンガの金字塔『ハイキュー!!』の劇場版だ。原作の中で最も人気のあるストーリーのひとつである、春高3回戦の“ゴミ捨て場の決戦”こと烏野高校VS音駒高校の戦いを描いた。
「『劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』」は、1994年より「週刊少年サンデー」にて連載中で2024年で30周年を迎えた、青山剛昌による推理マンガ『名探偵コナン』の劇場版27作目にあたる。怪盗キッドや服部平次をキーパーソンとして、北海道・函館を舞台に “天下分け目のお宝争奪バトルミステリー” が繰り広げられた。
『ルックバック』は、『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』といった話題作を手掛け、劇場アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える藤本タツキによるマンガを原作とする劇場アニメだ。
「第48回 日本アカデミー賞」の授賞式は、3月14日に東京のグランドプリンスホテル新高輪で開催され、その場で最優秀賞の発表が行われる。「最優秀アニメーション作品賞」では『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』、「『劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』」、『ルックバック』のうちどの作品が栄誉に輝くのか、最優秀賞のゆくえにも注目だ。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
(C)創通・サンライズ
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