スタジオジブリ作品の世界観を表現した公園施設「ジブリパーク」より、今夏の最新情報が届いた。2025年8月2日、9日、16日に開園以来初の夜間営業が行われるほか、『崖の上のポニョ』をモチーフにしたスーパーボールすくいが開催される。
また、「ジブリの大倉庫」にはあんぱん、ピザの新メニューが登場する。

ジブリパークは愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内にある、スタジオジブリ作品の世界観を表現した公園施設だ。2022年11月に開園した「ジブリの大倉庫」、「青春の丘」、「どんどこ森」に加え、2023年11月に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」と2つの新エリアが開園し、5エリアで構成されている。

そんな同園では今夏、開園以来初の夜間営業がいずれも土曜日の8月2日、9日、16日に実施される。これらの営業日は、通常17時までの営業時間が20時に延長される。またどんどこ森の休憩所「どんどこ処(どころ)」では7月19日~8月31日に、『崖の上のポニョ』をモチーフにしたスーパーボールすくいが開催される。1回500円で、ポニョが描かれたボールなどをすくって遊ぶことができる。

さらにジブリの大倉庫では、牛乳などの飲料、カステラであんこを挟んだお菓子のシベリアを提供している「ミルクスタンド シベリ・あん」にて、6月25日よりこしあんとつぶあんのあんぱん2種が新メニューに加わる。価格は各種300円で、牛乳との相性は抜群だ。

そして、長距離飛行のパイロットが操縦しながら片手で味わえる食べ物をイメージしたピザやサンドイッチなどを提供している「カフェ 大陸横断飛行」では、7月2日よりピザの新メニュー2種が加わる。

1つは“コロネーションサラダ”で、「戴冠式」を表すコロネーションの名が付くイギリス王室ゆかりの料理をモチーフとしている。もう1つの“6種のチーズ”は、9月29日までの期間限定で登場する。
個性的なチーズとレモンを組み合わせた創作で、夏にぴったりのさわやかさを感じられる一品だ。価格は各1,000円なのでこれらも試してみたい。

このほか、短編アニメーション映画を月替わりで上映している「映像展示室オリヲン座」では、8月1日~31日に『くじらとり』(宮崎駿監督、崎は「たつさき」以下同)が上映されることも明らかになった。中川李枝子の作、大村百合子の絵による児童書『いやいやえん』所収のエピソードを原作としている。大人的なつじつまのない、ありのままの子どもが書かれた内容を、宮崎監督がかねてよりアニメーションにしたいと思っていた作品である。ジブリの大倉庫への入場者ならだれでも鑑賞できるので、ぜひこの機会に楽しもう。

スタジオジブリ作品の世界観を表現した公園施設「ジブリパーク」のチケットは予約制。8月入場分チケットは、6月10日より取り扱い中だ。またジブリパークのある愛・地球博記念公園では7月12日~9月25日、「鈴木敏夫とジブリ展」が開かれる。同日に「鈴木敏夫とジブリ展」とジブリパークを一緒に楽しめるセット券2種も特別に販売中なので、ぜひチェックしてみよう。詳細は公式サイトまで。

『くじらとり』
<作品紹介>
ちゅーりっぷ保育園にかようしげるくん。

年上のほしぐみの男の子たちが積み木で船を作っているのをみて、仲間に入れてもらいたいしげるですがなかなか入れてもらえません。
とうとう完成した船は「ぞうとライオン丸」と名付けられ、くじらとりに出かけていきました。
<上映時間>約16分
<原作>「いやいやえん」(福音館書店 刊)、中川李枝子 さく、大村百合子 え
<脚本・監督>宮崎駿
<音楽>野見祐二

■ジブリパーク 施設概要
<所在地>
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
<営業時間>
平日10:00~17:00、土・日・休9:00~17:00(2025年8月2、9、16日(いずれも土)は20:00まで)
<休園日>
火曜(休日の場合は翌平日)、メンテナンス休園(2025年6月17日(火)~24日(火))他 
<チケット>
予約制、入場2カ月前の10日14:00発売です。
2025年8月入場分は6月10日(火)14:00に販売開始。7月入場分まで販売中です(6月9日(月)時点)。
販売場所はBoo-Wooチケットほか、ローソンやミニストップ店頭のLoppi(ロッピー)、ローチケWEBです。
(C)2001 Rieko Nakagawa, Yuriko Omura/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli 

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