6月9日は「ロックの日」。「ロ(6)ック(9)」という語呂合わせにちなんで制定されました。ロックンロールは1950年代にアメリカで誕生し、1960年代にはロックとして世界中に広がっていった音楽ジャンルです。やがてロックは音楽という枠を越えて、生き様や信条そのものを表す言葉としても使われるようになりました。アニメの世界にも、そんな“ロック”な精神を感じさせるキャラクターが数多く登場し、ストーリーを熱く盛り上げています。そこでアニメ!アニメ!では「“ロック”なキャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。5月28日から6月3日までのアンケート期間中に183人から回答を得ました。男女比は男性約45パーセント、女性約55パーセントで、ほぼ同数。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。■アニメで響く、魂のロック!第1位1位は『僕のヒーローアカデミア』の耳郎響香。支持率は約17パーセントで、2年連続のトップでした。「ロックといえば耳郎さん! 寮の部屋には楽器がたくさんあったし、文化祭のバンドではボーカルとして大活躍。家庭訪問のエピソードではご両親も音楽にまつわる話題を口にしていて、まさに音楽一家という感じでした」や「両親の影響で、自然と音楽に親しんできた子。文化祭ではバンドのリーダーを引き受けて、仲間と協力しながら楽しんでいる姿がカッコ良かったです。まさに青春そのもので、見ているこちらも胸が熱くなりました」と、音楽の才能と熱意あふれるヒーローが今年もトップに。「“個性”のイヤホンジャックは、耳たぶのプラグを差し込んで相手に大音量の心音を流したり、音波で攻撃をしたり、敵の動きを探知したりと、かなり使い勝手がいいと思う」と、バトルシーンでの活躍に触れた読者もいました。第2位2位は『ぼっち・ざ・ろっく!』の後藤ひとり。昨年と同順位で、トップとはわずか1票差でした。「4人組バンド・結束バンドのギター担当。陰キャだけど、頭の中では突飛なことを考えているところがロック! 文化祭ライブではギターの弦が切れるトラブルをボトルネック奏法で乗り切る、プロ顔負けのスゴ技を見せてくれました」や「抜群のギターテクニックでバンドを支える存在。ちょっと挙動不審なのも含めて好き」と、日常とステージでのギャップが印象的です。なお、5位にはギターボーカルの喜多郁代、同率8位には先輩バンドマンの廣井きくりが登場。今年は第2期の制作発表もあり、注目を集める中でのランクインとなりました。第3位3位は『あんさんぶるスターズ!』の大神晃牙。支持率は約5パーセントで、トップ3は昨年と同じキャラクターが並びました。「夢ノ咲学院のロックな軽音部員。所属ユニット・UNDEADの楽曲もロック調が多くてカッコイイから」や「孤高な一匹狼を目指す姿勢がロック! 個性豊かなアイドル達の中でも、群を抜いてロックな存在だと思います」といったコメントが届いています。狼を思わせるワイルドなビジュアルや、リーダーである朔間零との関係など、多彩な魅力を持つアイドルが3年連続で3位となっています。■そのほかのコメントをご紹介!『ロックは淑女の嗜みでして』黒鉄音羽には「普段は清楚なお嬢様なのに、ドラムスティックを持つと高校生とは思えない高度なビートを刻み、口調まで荒々しくなる! これまでのガールズバンドアニメにはいなかったタイプです」。『バクマン。』KOOGY/間界野昂次には「ミュージシャンとしても活躍するマンガ家。そのプロデューサー役には、HYDEさんが本人役で登場して驚きました。挿入歌もHYDEさんを意識した歌い方になっていました」。『ディズニー ツイステッドワンダーランド』リリア・ヴァンルージュには「軽音部の中でもダントツでロック! アニメで早くリリアのデスボイスとシャウトを聞きたい!!」。『ガールズバンドクライ』井芹仁菜には「高校を中退して熊本から川崎にやってきた17歳の主人公。意味を知らなかったとはいえ、牛丼の店員に笑顔で中指を立てるなど、ロックな行動や言動が毎週楽しみでした」と、劇場版総集編の公開を控えるタイトルにも投票がありました。2025年版は人気作が強さを見せる一方で、新たに放送されたタイトルのキャラクターもランクイン。またトップ10は女性キャラの方が多いのも特徴で、ガールズバンドの勢いも再確認できました。■ランキングトップ10[“ロック”なキャラといえば? 2025年版]1位 耳郎響香 『僕のヒーローアカデミア』2位 後藤ひとり 『ぼっち・ざ・ろっく!』3位 大神晃牙 『あんさんぶるスターズ!』4位 中原中也 『文豪ストレイドッグス』5位 喜多郁代 『ぼっち・ざ・ろっく!』6位 黒崎蘭丸 『うたの☆プリンスさまっ♪』7位 鈴ノ宮りりさ 『ロックは淑女の嗜みでして』8位 井芹仁菜 『ガールズバンドクライ』8位 廣井きくり 『ぼっち・ざ・ろっく!』8位 熱気バサラ 『マクロス7』(回答期間:2025年5月28日~6月3日)■ランキングトップ20[“ロック”なキャラといえば? 2025年版]1位 耳郎響香 『僕のヒーローアカデミア』2位 後藤ひとり 『ぼっち・ざ・ろっく!』3位 大神晃牙 『あんさんぶるスターズ!』4位 中原中也 『文豪ストレイドッグス』5位 喜多郁代 『ぼっち・ざ・ろっく!』6位 黒崎蘭丸 『うたの☆プリンスさまっ♪』7位 鈴ノ宮りりさ 『ロックは淑女の嗜みでして』8位 井芹仁菜 『ガールズバンドクライ』8位 廣井きくり 『ぼっち・ざ・ろっく!』8位 熱気バサラ 『マクロス7』11位 イギリス 『ヘタリア Axis Powers』11位 河上万斉 『銀魂』11位 黒鉄音羽 『ロックは淑女の嗜みでして』11位 ダンテ 『SKET DANCE』11位 山田リョウ 『ぼっち・ざ・ろっく!』11位 リリア・ヴァンルージュ 『ディズニー ツイステッドワンダーランド』17位 四十物十四 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』17位 逢坂壮五 『アイドリッシュセブン』17位 音城セイラ 『アイカツ!』17位 朔間零 『あんさんぶるスターズ!』17位 桜庭ローラ 『アイカツスターズ!』17位 ジュリア 『アイドルマスター ミリオンライブ!』17位 多田李衣菜 『アイドルマスターシンデレラガールズ』17位 星乃一歌 『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』17位 ロック 『ナンバカ』(回答期間:2025年5月28日~6月3日)※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。