TVアニメ『光が死んだ夏』第7話「決意」が放送され、物語は大きな転換点を迎えた。
合唱コンクールを前に描かれる束の間の日常の裏に潜む不穏さ、そしてよしきの覚悟と光の選択。
『光が死んだ夏』は、モクモクれんによる漫画を原作とする青春ホラーストーリー。高校生のよしきと、親友・光(ひかる)の姿をした得体の知れない「何か」との交流を描く。「次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門でGlobal特別賞を受賞し、「このマンガがすごい!2023」オトコ編では第1位に選ばれた話題作だ。
とある集落で幼馴染として育った同い年のよしきと光。照りつける太陽、耳にこびりつくクマゼミの声、帰り道に食べるアイス、他愛もないことで笑い合ういつもと変わらない夏。しかし半年前に山で行方不明になった光は、一週間後にふらりと帰ってきた。声も姿も光に見えるモノ、その中に蠢いていたのは――。友人の姿をした"ナニカ"との奇妙な日常が始まり、時を同じくして奇怪な事件が集落を襲い始める。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
第7話「決意」では、合唱コンクール本番を前に、よしきが「今日、学校サボろうか?」と光を誘い、二人は映画館へ。
ちなみに巻のラップのメロディは即興だと、演じた中島ヨシキが明かしている。
合唱練習中のクラス男子のふざけや、佳紀と光の映画サボりなど、よくある高校生の一幕が描かれる一方で、サブタイトルの「決意」とのつながりを感じさせない、どこか不穏な日常が流れる。
その中で描かれたのが、よしきが母へ意味深な電話をかける場面。「電話、合唱、杉が倒れる、ただそれだけで不穏」「最期の別れみたいだった」と視聴者に強い印象を残し、よしきの覚悟を感じさせた。
ヒカルを家に呼んだよしき。しかし、ここで衝撃の展開に。突然ヒカルを包丁で刺すのだ。
だが光は死ななかったため、よしきは光に自分を殺せと頼む。そして光は自分の核を半分にちぎる。
その痛々しくも切ない姿に、視聴者からは「居場所がなかった2人が似た者同士だった」「お互いを思うからこその行動が胸に刺さる」「痛みを分かち合う2人の絆が歪んでいて美しい」といった声が相次いだ。
第7話のサブタイトル「決意」は、よしきだけでなくヒカルの選択をも示していたと明らかになり、余韻を残す幕切れとなった。
さらに視聴者を泣かせたのが、特殊エンディングだ。Leo Imai作詞の本作オリジナルの合唱曲「日々の影」を、よしきとヒカルが二人で歌う演出に号泣する視聴者が続出。
「合唱コンクールに参加していた世界線だったらなにか違ったのかな」「歌詞の『友よ』が刺さる」と大きな反響を呼び、小林千晃×梅田修一朗の二人によるデュエットに「尊すぎる」と絶賛が集まった。
作曲は『ユーリ!!! on ICE』『スペース☆ダンディ』の梅林太郎が担当し、その優しいピアノ旋律に涙した視聴者も多いのではないか。劇中のクラス合唱は、神奈川県湘南高校合唱部が実際に歌唱している。
今回の第7話は、アニオリ要素が強調されたことでも注目を浴びた。決断に至るまでの過程を丁寧に積み上げたからこそ、終盤の衝撃が一層引き立った第7話となり、今後も“ひかなつだからこそできる”アニメオリジナル描写への期待が高まる。
夏アニメ『光が死んだ夏』は毎週土曜日24時55分より日本テレビ系ほかにて順次放送開始。またNetflixでの世界独占配信、ABEMAでの無料独占配信も実施される。
TVアニメ『光が死んだ夏』
放送局情報
7月5日(土)よりTVアニメ放送開始
日本テレビ系にて毎週土曜24:55より順次全国放送
Netflix世界独占・ABEMA無料独占配信開始
スタッフ:
原作:モクモクれん(KADOKAWA「ヤングエースUP」連載)
監督・シリーズ構成:竹下良平
キャラクターデザイン・総作画監督:高橋裕一
ドロドロアニメーター:平岡政展
プロップデザイン:應地隆之介
サブキャラクターデザイン:渡辺舞、西願宏子、長澤翔子
美術設定:多田周平、高橋武之、曽野由大
美術監督:本田こうへい
色彩設計:中野尚美
色彩設計補佐:越田侑子
3D監督:中野祥典
撮影監督:前田智大
2Dデザイン:永良雄亮、津江優里
編集:木村佳史子
音響演出:笠松広司
音響制作:dugout
音楽:梅林太郎
オープニング主題歌:「再会」Vaundy
エンディング主題歌:「あなたはかいぶつ」TOOBOE
アニメーション制作:CygamesPictures
キャスト:
辻中佳紀:小林千晃
ヒカル:梅田修一朗
田中:小林親弘
暮林理恵:小若和郁那
山岸朝子:花守ゆみり
巻ゆうた:中島ヨシキ
田所結希:若山詩音
(C)モクモクれん/KADOKAWA・「光が死んだ夏」製作委員会
合唱コンクールを前に描かれる束の間の日常の裏に潜む不穏さ、そしてよしきの覚悟と光の選択。
特殊エンディングで二人が歌う合唱曲「日々の影」には「泣いた」「尊すぎる」と絶賛の声が相次ぎ、SNSでも大きな反響を呼んだ。
『光が死んだ夏』は、モクモクれんによる漫画を原作とする青春ホラーストーリー。高校生のよしきと、親友・光(ひかる)の姿をした得体の知れない「何か」との交流を描く。「次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門でGlobal特別賞を受賞し、「このマンガがすごい!2023」オトコ編では第1位に選ばれた話題作だ。
とある集落で幼馴染として育った同い年のよしきと光。照りつける太陽、耳にこびりつくクマゼミの声、帰り道に食べるアイス、他愛もないことで笑い合ういつもと変わらない夏。しかし半年前に山で行方不明になった光は、一週間後にふらりと帰ってきた。声も姿も光に見えるモノ、その中に蠢いていたのは――。友人の姿をした"ナニカ"との奇妙な日常が始まり、時を同じくして奇怪な事件が集落を襲い始める。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
第7話「決意」では、合唱コンクール本番を前に、よしきが「今日、学校サボろうか?」と光を誘い、二人は映画館へ。
オタ芸やラップを持ち出す巻の発言には「バカすぎて好き」「流石にオタ芸はやばい」とSNSでも盛り上がりを見せた。
ちなみに巻のラップのメロディは即興だと、演じた中島ヨシキが明かしている。
合唱練習中のクラス男子のふざけや、佳紀と光の映画サボりなど、よくある高校生の一幕が描かれる一方で、サブタイトルの「決意」とのつながりを感じさせない、どこか不穏な日常が流れる。
その中で描かれたのが、よしきが母へ意味深な電話をかける場面。「電話、合唱、杉が倒れる、ただそれだけで不穏」「最期の別れみたいだった」と視聴者に強い印象を残し、よしきの覚悟を感じさせた。
ヒカルを家に呼んだよしき。しかし、ここで衝撃の展開に。突然ヒカルを包丁で刺すのだ。
だが光は死ななかったため、よしきは光に自分を殺せと頼む。そして光は自分の核を半分にちぎる。
その痛々しくも切ない姿に、視聴者からは「居場所がなかった2人が似た者同士だった」「お互いを思うからこその行動が胸に刺さる」「痛みを分かち合う2人の絆が歪んでいて美しい」といった声が相次いだ。
第7話のサブタイトル「決意」は、よしきだけでなくヒカルの選択をも示していたと明らかになり、余韻を残す幕切れとなった。
さらに視聴者を泣かせたのが、特殊エンディングだ。Leo Imai作詞の本作オリジナルの合唱曲「日々の影」を、よしきとヒカルが二人で歌う演出に号泣する視聴者が続出。
「合唱コンクールに参加していた世界線だったらなにか違ったのかな」「歌詞の『友よ』が刺さる」と大きな反響を呼び、小林千晃×梅田修一朗の二人によるデュエットに「尊すぎる」と絶賛が集まった。
作曲は『ユーリ!!! on ICE』『スペース☆ダンディ』の梅林太郎が担当し、その優しいピアノ旋律に涙した視聴者も多いのではないか。劇中のクラス合唱は、神奈川県湘南高校合唱部が実際に歌唱している。
今回の第7話は、アニオリ要素が強調されたことでも注目を浴びた。決断に至るまでの過程を丁寧に積み上げたからこそ、終盤の衝撃が一層引き立った第7話となり、今後も“ひかなつだからこそできる”アニメオリジナル描写への期待が高まる。
夏アニメ『光が死んだ夏』は毎週土曜日24時55分より日本テレビ系ほかにて順次放送開始。またNetflixでの世界独占配信、ABEMAでの無料独占配信も実施される。
TVアニメ『光が死んだ夏』
放送局情報
7月5日(土)よりTVアニメ放送開始
日本テレビ系にて毎週土曜24:55より順次全国放送
Netflix世界独占・ABEMA無料独占配信開始
スタッフ:
原作:モクモクれん(KADOKAWA「ヤングエースUP」連載)
監督・シリーズ構成:竹下良平
キャラクターデザイン・総作画監督:高橋裕一
ドロドロアニメーター:平岡政展
プロップデザイン:應地隆之介
サブキャラクターデザイン:渡辺舞、西願宏子、長澤翔子
美術設定:多田周平、高橋武之、曽野由大
美術監督:本田こうへい
色彩設計:中野尚美
色彩設計補佐:越田侑子
3D監督:中野祥典
撮影監督:前田智大
2Dデザイン:永良雄亮、津江優里
編集:木村佳史子
音響演出:笠松広司
音響制作:dugout
音楽:梅林太郎
オープニング主題歌:「再会」Vaundy
エンディング主題歌:「あなたはかいぶつ」TOOBOE
アニメーション制作:CygamesPictures
キャスト:
辻中佳紀:小林千晃
ヒカル:梅田修一朗
田中:小林親弘
暮林理恵:小若和郁那
山岸朝子:花守ゆみり
巻ゆうた:中島ヨシキ
田所結希:若山詩音
(C)モクモクれん/KADOKAWA・「光が死んだ夏」製作委員会
編集部おすすめ