株式会社La torcheが、アニメ『鬼滅の刃 無限列車編』や映画『アイの歌声を聴かせて』のアニメーター・GOZ(郷津春奈)を中心とするクリエイティブユニット「ANIMAUS(アニマウス)」をプロデュースし、新プロジェクト「100人の環アニメーション・プロジェクト」を立ち上げた。一人ひとりの中にある生命の息吹を円(環)というシンプルな形に描いてもらい、100人分の円を集めてひとつのアニメーションに仕上げる試みだ。


アニメ『鬼滅の刃 無限列車編』や映画『アイの歌声を聴かせて』などで原画・作画監督を務めてきたアニメーター・GOZを中心に結成されたユニット「ANIMAUS」とは、「アニメ(ANIMA)」=命を吹き込む、アニメーター、と“私たち”の「US」を掛け合わせた造語だ。

アニメーションの力で一人ひとりの「いのち」が息吹くように、「感じる力」「表現する力」を解放し、独自性や創造性を広げる活動を展開している。2025年7月12日には長野県松本市で開催された「子どもたちのための映画祭16」内にて、子どもたち向けのデジタル・アニメーション・ワークショップを実施し、120名を超える子どもたちが参加した。

このたびの「100人の環プロジェクト」は従来のアニメーションの概念を超え、一般の100人が描いた絵をもとに、GOZが動くアニメーションを作り上げるもの。参加者に描いてもらうのは円(環)というシンプルなモチーフで、どんな小さな子どもでも描ける形でありながら、「めぐり」「つながり」「循環」といった大きな意味を持つ。

一筆で描ける円には始まりも終わりもないことから、La torcheはそこに「『完全性』や『無限』、そして『めぐりあい=奇跡』が立ち現れる」とする。描かれた100人の円(環)は、GOZの手によって命を吹き込まれることで、「静止画が動き出す=生命の息吹が可視化される」ことになる。

プロジェクトには9月12日19時よりエントリーでき、自由な筆記具で描いた円を撮影し、特設サイトから画像を提出することで参加できる。またプロジェクト始動を記念し、9月15日にはGOZを迎えたオンライントークイベントも開催される。

このイベントでは、GOZがプロジェクトに込めた思いやアニメーションが切り開く未来の可能性について語るほか、参加者自身が「〇」を描くワークショップも開かれる。プロジェクトについて、GOZからメッセージも寄せられた。「100人の環アニメーション・プロジェクト」の詳細はnoteまで。


<以下、コメント全文掲載>

GOZ

アニメーションは、誰か特別な人だけが作るものではありません。
一人ひとりの“今ここに生きている証”を集めたとき、そこに新しい物語が立ち上がると信じています。
ぜひ、あなたの円を、この環の一部にしてください。
―GOZ
プロジェクト概要
期間:2025年9月12日(金)19:00 ~ 10月31日(金)19:00
場所:ANIMAUS「100人の環」特設サイトよりエントリー
参加方法:自由な筆記具で描いた円を撮影し、特設サイトから画像を提出

開催概要
イベント名:100人の環プロジェクト キックオフ記念ワークショップ
日時:2025年9月15日(月・祝)20:30~21:30(予定)
場所:オンライン(Zoom)
参加方法:特設サイトにて申込(9月12日19:00受付開始)
参加費:2,200円(税込)
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