夏アニメ『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』Season 2は、2025年9月20日24時から第24話「Dear My Dress-Up Darling」を放送。「このサブタイは…!」「確かコレ英語版タイトルだったよね?」「作品タイトルきちゃった」など、ネット上では最終回に期待を寄せていました。


福田晋一さんが「ヤングガンガン」にて連載していたマンガ『その着せ替え人形は恋をする』。原作はアニメSeason 2放送前の2025年3月に惜しまれつつも完結しましたが、アニメは前期よりもパワフルになって登場。

雛人形の顔を作る頭師を目指す男子高校生・五条新菜(わかな)と、いつもクラスの輪の中心にいる人気者・喜多川海夢(まりん)が、ある日の出会いをきっかけにコスプレを通して交流を深めていく様子を描いています。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

ついに来てしまいました『着せ恋』Season 2の最終回。その2日前の米国ニューヨークでは、なんとタイムズスクエアで宣伝広告が流れていたのだとか!

喜多川さんを演じる直田姫奈さんも自身のSNSで「マ!!!!???? Amazing!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と驚きを隠せません。

最終回の放送日になると、作品に関わってきた多くの方々が事前に告知をしていました。美術監督の根本洋行さんは『着せ恋』の作中作『フラワープリンセス烈!!』など4作品の背景画とともに、故・河野羚(こうの りょう)さんへの感謝の言葉をつづっています。

「たくさんの劇中劇も楽しんでいただけていると嬉しいです! もちろん美術もやっております! こちカン、河野羚さんにお願いできて感謝しかありませんでした!」

作中作のほかにも第17話の人形劇、第23話のペープサート(紙人形劇)など実写を使った演出も話題になりました。第23話ではブラックロベリアのコスをするジュジュ様をローアングルで狙う喜多川さんたちのセリフの演出も見事でした。

このタイポグラフィは山口真生(まい)さんが書かれたそうです。
呪文のように湧き出るセリフ!

放送時間が近づくにつれ、声優陣などの声も多く見られるように。直田さんは「ついに最終回となりました…! 最後の最後まで、着せ恋を楽しんでください」とシンプルです。

五条くん役の石毛翔弥さん。
「最終話…! 本当にあっという間ですね… 最後まで見届けてください!!」

伊藤涼香役の三宅麻理恵さん。
「いよいよ最終回…予告だけで海夢ちゃんのドキドキが伝わってくるよ…!!! いよいよ棺合わせです」

制作デスクとして携わった梅原翔太さんは『着せ恋』と歩んできた3ヶ月を感じさせる社内の張り紙コレクション(上映会の案内など)を動画で紹介。

これまでも数多くの制作裏話を投稿されていましたが、この日もロケハンのことなどを投稿しています。気になる方はぜひアカウントをチェックしてみましょう。いつも全力で『着せ恋』のことを書いてくれています!

アニメーターの八重樫洋平さんは、クラスメイトの森田健星(けんせい)&柏木四季(しき)のイラストで第24話を盛り上げます。文化祭編でナイスな役どころだったふたりですね!

アニメーターといえば、原作の福田さんが菅谷乃羽(のわ)&河西成蘭(せいら)のイラストに「BIG LOVE」を添えて、アニメーターの助川裕彦さんへ送っています(成蘭の持つサイリウムに注目!)。助川さんは乃羽が熱唱したカラオケ楽曲のイラストを描いていましたね。

助川さんも「22年の1期放送から約4年間、人生で一番長く携わっており思い入れも強い作品で、こんな粋なはからいをしていただけるとは思っておらず、月並みですが夢かと思いました…」とつづりながら、福田さんに感謝の言葉を返しています。まるで『着せ恋』のような優しい世界。


前置きが長いとジュジュ様に怒られてしまいそうなので、第24話の本題に入ります!

第24話では、いよいよ『棺』合わせが始まりました。喜多川さんは「ロゼ」、乾姉妹は姉・紗寿叶(さじゅな)が「クレア」、妹・心寿(しんじゅ)が「ミラ」、女装コスプレイヤーの姫野あまねは「エマ」、コスネーム“ミヤコ”で活動する本田都が「シャーロット」と、それぞれが『棺』のキャラクターになりきります。

撮影スタジオが用意した血糊を使って、食事のシーンの撮影を始めると……。

「まって。着せ恋、これは、大丈なのか!?!?てくらい怖い」「着せ恋でグロがくるとは思わなんだ」「めちゃグロいな。絵面がヤバい…」「最終回とは思えないくらいガチで血塗れで笑う」。ネット上は衝撃の撮影シーンに慄きます。『棺』はホラー要素が強めです。

その『棺』を作中に登場するゲームとしてピクセルアートで作り上げたのは、イラストレーター・なるめさん。「棺合わせ、ゲーム画面完全再現うれしすぎる、、、、!!!というゲーム棺の開発スタッフの一員のような気持ちでめちゃめちゃ楽しんでしまいました、本当に感無量です!!!!」とよろこびを投稿しています。

撮影も一通り終わったころ、心寿があることに気付きました。喜多川さんと「ソフィア」のコスをした緒方旭(あきら)のシーンが撮影されていないのではないか……。
「涼香さん、(撮影を)忘れちゃったのかも」と思い、喜多川さんと旭に「海夢さんと旭さん、ふたりでの撮影いいですか?」とニコニコ笑顔で提案!

旭には嫌われていると思っている喜多川さん。心寿にそのことを伝えようとしたその瞬間。そのタイミングで、福田さんが旭のイラストを投稿しています。うちわにはなぜか「無視して」と……。

話は少しさかのぼり、カラオケボックスでアフターをしたあの日(第21話)。旭が「喜多川さんを苦手としている理由」を、あまねと五条くんに話す場面。旭が苦手としていることも知らずに、『棺』あわせに喜多川さんを誘ったことをあまねが謝ると、 それに対して旭は、

「ちがうの。私はただ…… 姫 をぉ……推してるだけ……」
と恥じらいながら明かしました。

都を演じる風間万裕子さん、喜多川さんたちのクラスメイト・八尋大空(やひろ だいた)役の雨宮夕夏さんはリアルタイムで観ながら、それぞれ「姫」とつぶやきます。本編でも五条くんとあまねが「姫」「姫」と繰り返し、五条くんは思わず「すみません。姫とは……」と旭に質問。

旭は「今年の夏、涼香が写真送ってきて……」と、頬を赤くしながら説明を始めます。
その写真とは、ブラックロベリアのコスをした喜多川さん! そのままブラックロベリア喜多川さんにハートを射抜かれ、旭にとっての「姫」が誕生したのでした。

「終始挙動不審なのはそういうことかwww」「何でアキラさん海夢の事避けた感じ?嫌いな感じ?なんだろうとずっとモヤモヤしてたけど理由が意外すぎて可愛いなと思ってしまった」「アキラさん海夢ちゃんの事が嫌いなんかではなくまさかの海夢ちゃんの激烈限界オタクだった笑」「アキラさんの姫に対する気持ち分かるよおー!!の気持ち」「姫にデレるアキラさんのギャップ可愛すぎてやばい」「姫呼びのシーン 吹き出しとか原作通りで良かった」

ネット上は「姫」の理由に大盛り上がり! 

そして話は『棺』コス当日に戻り、喜多川さんに対して絶叫する旭!

「アキラさんの汚ねぇ声楽しみにしてたんだよ!」「アキラさんのクッソ汚ぇ声すき」「汚声ありがとうございました!笑」「覚醒アキラさんの声こんな感じかぁ笑笑 声優さんすげー」「アキラさんの汚ねぇ叫びをついに聴けたw」「アキラさんの汚ねぇ声とかすごくしっかり再現されててとても嬉しい12話でした!」

風間さんと雨宮さんも「この汚ねぇ声ほんとにすごい」「叫び声、声出してわろたwwwwww 情緒wwwwww」と大興奮です。原作を読んでいたファンも「汚ねぇ声」に大はしゃぎ! YouTubeのアニプレックスチャンネルでも公開されて何度でも楽しめます。

旭は喜多川さんを嫌っていたのではなく、実は「推し」でした。好きすぎるあまり、あのような態度を……。

「あたし、推しって言われたの初めてなんです!!」と喜多川さんは目を輝かせ、一方で旭は「あたしにこんないいこと起こってもいいのかな」と涙ぐみ、再び汚ねぇ声で絶叫。

旭さんの経緯を聞いた喜多川さんは、あることで悩んでいたのですが「やっぱ伝えるのって大事じゃんって!」と元気がでたのでした。そして『棺』あわせは終了。

「ありがとね、またね!」「みんな、またね~」「(枯れた声で)またね……」「またね」「また会いましょう」「また会いましょ」都、涼香、旭、あまね、心寿、紗寿叶が帰り道で挨拶をします。

そういえば『着せ恋』Season 1の最終回(第12話)で喜多川さんが最後につぶやいた言葉は「またね」でした。それからしばらくして制作が発表されたSeason 2。ネット上では「またね」に次を期待する声が多く寄せられていました。


「みんながまたね、って言って別れるシーン…グッときた!」「合わせ仲間のまたね!ってもちろん次もありますよね!!!」「みんなの『またね』があったから3期はあるよね?てか絶対あるでしょ」「3期の言及なかったけど、『またね』のシーンをみると期待しても…よさげ…?」「主要キャラの『またね』は何かしら次があるって信じて生きてくか」

そして喜多川さんは五条くんにマンションまで送ってもらい、勇気を振り絞ったのでした。放送後は、キャストの面々が最終回を終えた気持ちを投稿!(一部)

泣き出しそうな直田さん。
「ついに迎えた最終回でした! 泣きそうです……!!!堪えてます! 本当にまた着せ恋をお届けできて幸せな時間でした。 今言えることは、 着せ恋大好き!海夢ちゃん大好き!ごじょーくん大好きだーーーー!!!!!!」

手短にまとめる石毛さん。まるで五条くんのようです。
「伝えたいことがありすぎるので短めに。 本当にこの作品に関わらせていただけて、 五条新菜くんを演じることができて、 とても幸せです。 ありがとうございました」

五条くんのおじいちゃん・五条薫を演じた斧アツシさん。
「4月からずっと着せ恋してきてくれた皆さん、ありがとうねいい最終回だった…ん? ホントにこれで終わっちまうのかい?」

心寿を演じた羊宮妃那さん。
「こうしてまた、素敵な最終話を見守ることができて 幸せな気持ちでいっぱいです。 好きの気持ちはかけがえのない宝物ですね... 心寿ちゃんたちに、また会えますように ご視聴いただきましてありがとうございました!」

都を演じた風間さん。
「みんなのまたね!から涙ぐんで前が‥ 登場人物みんなが本当に可愛くて、素敵なセリフもたくさんあって‥!なので、 是非是非何度も見返して欲しいですッ 都さんに、着せ恋に出会えて幸せです 引き続き着せ恋をよろしくお願いしますー!」

涼香を演じた三宅麻理恵さん。
宣伝も忘れません!
「うわぁぁん終わってしまった…(´;ω;`) アフレコで大体の流れを知っていても、オンエアで驚きや感動が沢山あるSeason2でした!!! みんな幸せになるんだよ~!!
アニメ公式アカウントのリポストを通じ、色んなセクションの方のお仕事ぶりを知ることができて、放送期間中により一層着せ恋に対する思い入れが強くなりました。お一人お一人に感謝の気持を伝えたい…課金…あ!来週Blu-ray発売じゃん!また見返せばSeason2は終わらないねっエンドレス!エンドレス!」

作中のナレーションや、五条くんの従姉の五条美織を演じた冨岡美沙子さん。
「毎週楽しかった!そして毎話作っている皆さんの愛が詰まりまくっていて感動しましたSeason2は美織の出番はなかったですが(絵にはいましたね)ナレーションなどで呼んでもらえて嬉しかったです大好きな作品に携われて幸せ!!ありがとうございました!ずっと大好き!」

クラスメイトの大空を演じた雨宮さん。
「こんなに一生懸命で前向きでぴゅあぴゅあでうぶな可愛い2人の行方をまだまだアニメで見たくて……(;_;) すごく2人らしい最終話。 ほほえましくてさみしくてしあわせで、 ほんとに感情が……(;_;) ほんとに素敵なアニメだった……。 大好きだよ着せ恋……」
そのあとに投稿されている長文「いちファン目線と、いち役者目線として、抑えきれない感情をつらつら書かせてください……」も合わせてどうぞ!

オープニングテーマ『アオとキラメキ』を歌うスピラ・スピカのヴォーカル・幹葉さん。
「Season 2も一緒に駆け抜けられて 最っっっ高に幸せでした 自分の“好き”を信じて。 終わらないアオを 一瞬のキラメキを、 これからも歌い続けます!!!! 本当にありがとうございました」

最終話の視聴会にも参加したそうです! 直田さん&石毛さんとのスリーショット!

福田さんの描き下ろしイラスト&コメントも公開されました。CloverWorks、篠原監督、直田さん、石毛さんへの大感謝!

「7月から3ヶ月間の夜24時世界で1番幸せでした。 笑う場面でも泣いて観てました。 嬉し泣きが出来るなんて幸せ者です。 監督、スタッフの皆様に足を向けて寝られません。 一生大好きです。 本当にありがとうございました!」

最終回も制作スタッフ陣の放送後投稿がたくさんありました。ドドンと紹介します!(一部)

『着せ恋』Season 1、Season 2の監督・篠原啓輔さん。ありがとうございました!

篠原監督を支える、副監督の山本ゆうすけさん。

アニメーションプロデューサーの染野翔さんは、制作デスクの梅原さんとは異なる角度から『着せ恋』の制作裏話を多く投稿されていました。多くの制作スタッフにスポットを当て、今回は設定制作の山本里佳子さんを紹介しています。アニメって本当に多くの才能が集まって、作品を作り上げているのですね!

最後にこちら。梅原さんがサブタイトルについて明かしています。

「サブタイは監督の篠原さんに提案しまくって、そこから篠原さんが選んだものがその話の名前となります。My Dress-Up Darlingを提案したら篠原さんからDearがついて戻ってきて、それは、篠原さんの着せ恋への敬意にも思えてそれがいいなと思いました」

『着せ恋』は第17話「8億」、第20話「感謝の伝え方が課金しか思い付かない」など印象的なタイトルが多かったですね!

最終回のアフレコ台本イラストは、「24」の数字と一緒に『棺』あわせメンバーでした!

最後にお知らせ! スペシャル特番『その着せ替え人形は恋をする ~アフター最高!着せ恋最高っ!~』が9月27日24時から各局にて放送決定! 来週の土曜深夜も『着せ恋』で盛り上がろう!

『その着せ替え人形は恋をする』Season 2は、毎週土曜24時00分からTOKYO MX、BS 11、群馬テレビ、とちぎテレビ、読売テレビ、メ~テレ、北海道放送にて順次放送。AT-Xは毎週日曜22時00分から、アニマックスは8月23日より毎週土曜22時00分に放送。配信はTV放送直後の24時30分から Prime Videoで国内最速配信、各配信サイトでも毎週火曜12時00分から順次開始します。

■TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」Season 2
<スタッフ>
原作:福田晋一(ヤングガンガンコミックス スクウェア・エニックス刊)
監督:篠原啓輔
シリーズ構成:冨田頼子
キャラクターデザイン・総作画監督:石田一将
副監督:山本ゆうすけ
総作画監督:山崎淳・八重樫洋平
メインアニメーター:高橋尚矢(高は「はしごだか」)
衣装デザイン:西原恵利香
プロップデザイン:永木歩実
色彩設計:山口舞
美術監督:根本洋行
撮影監督:佐藤瑠里
テクニカルディレクター:佐久間悠也
CGディレクター:任杰
編集:平木大輔
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:野崎博樹・小林亜依里
音楽:中塚武
制作:CloverWorks

<キャスト>
喜多川海夢:直田姫奈
五条新菜:石毛翔弥
乾紗寿叶:種崎敦美(崎は「たつさき」)
乾心寿:羊宮妃那
五条薫:斧アツシ
姫野あまね:村瀬歩
菅谷乃羽:武田羅梨沙多胡
八尋大空:雨宮夕夏
山内瑠音:関根明良
森田健星:内田修一
柏木四季:小松昌平
(C)福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会
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