「きゅう(9)きゅう(9)」の語呂合せが由来で、救急業務や救急医療への理解を深めるとともに、医療関係者の士気向上を目的に制定されました。
思わぬ怪我や事故に備えて、日頃から救急箱に包帯を用意しておくと安心できます。そんな包帯ですが、アニメやゲームの世界ではただの救急アイテムにとどまらず、キャラクターを印象づけるモチーフとしても描かれています。全身に包帯を巻いていたり、秘められた力を抑えていたり、さらには思いもよらない使われ方をしたりと、キャラクターによって表現は実に多彩です。
そこでアニメ!アニメ!では「“包帯”キャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。8月20日から8月27日までのアンケート期間中に855人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約75パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約60パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。
■包帯に隠された秘密にも注目!
第1位
1位は『文豪ストレイドッグス』の太宰治。支持率は約35パーセントで、昨年に続いてトップとなりました。
太宰治は腕や首など、体のいたるところに包帯を巻いているキャラクターです。読者からは「同僚の国木田独歩につけられた“包帯無駄遣い装置”というあだ名が彼を象徴しています。ドラマCDでは“包帯は体の一部だ”と言って、お風呂でも外さないので、もはや包帯がアイデンティティなのかも」といったコメントがあり、本人も包帯にこだわりがある模様。
「スピンオフでは包帯を買い占めるギャグもあるし、黒の時代のラストでは包帯がほどけるアニメオリジナル演出に胸を打たれた!」と、映像を引き立てるアイテムとして評価する声も届きました。
第2位
2位は『忍たま乱太郎』の雑渡昆奈門。支持率は約7パーセントで、昨年の同率9位から大きく順位を上げました。
タソガレドキ忍軍の組頭・雑渡昆奈門は、2024年公開の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』での活躍が追い風となっています。「雑渡昆奈門(ざっとこんなもん)という名前の通り、どんな任務も軽々こなす『忍たま』屈指の実力者」や「右目だけがのぞく全身包帯というビジュアルが印象的」といった声に加えて、「部下を火事から助けるために怪我を負った過去があったり、映画では忍術学園の先生代理を務めていたり、意外に良い人だなと思った」といったコメントも。
なお、12位には善法寺伊作が登場。「包帯キャラの中でも『包帯のうた』を作ってしまうのは彼だけだと思う。本人も不運体質で怪我が多く、包帯姿になることもしばしば」と、複数キャラに票が集まりました。
第3位
3位は『銀魂』の高杉晋助。支持率は約6パーセントで、昨年の2位から順位を下げましたが、トップ3はキープしています。
「左目を包帯で覆ったミステリアスな姿が、敵としての存在感を際立たせているから。ストーリーが進むにつれて、包帯の奥には銀さんとの因縁や亡き恩師への想いが隠されていたと思うと、何とも言えない気持ちになります」や「攘夷志士時代の頭に巻いた包帯も似合っていました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『幽☆遊☆白書』飛影には「“もう後もどりはできんぞ 巻き方を忘れちまったからな”と言いながら右腕の包帯を解き、邪王炎殺黒龍波を放つのがカッコいい! 私の青春のキャラクターです」。
『殺戮の天使』アイザック・フォスターには「腕や目元だけでなく、全身が包帯でグルグル巻き。死神のような大鎌との組み合わせも抜群!」。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』幽谷霧子には「L'Anticaのメンバーで、包帯をきれいに巻くのが特技です。包帯は彼女にとってお守りのような存在で、怪我をしていなくても腕や足に巻いています」。
『斉木楠雄のΨ難』海藤瞬には「包帯は“力を封印”するためのキーアイテムなので欠かせません。真冬のマラソン大会ではフリース素材の温かい包帯を巻いているのが面白かった」と、いわゆる中二病や邪気眼のキャラクターにも投票がありました。
今回のアンケートでは、記憶に残るビジュアルと包帯に潜んだ物語性を併せ持ったキャラクターが上位に並びました。さらに劇中で高い戦闘力を見せるキャラが多いのも特徴となっています。
■ランキングトップ10
[“包帯”キャラといえば? 2025年版]
1位 太宰治 『文豪ストレイドッグス』
2位 雑渡昆奈門 『忍たま乱太郎』
3位 高杉晋助 『銀魂』
4位 志々雄真実 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』
5位 伊黒小芭内 『鬼滅の刃』
6位 海藤瞬 『斉木楠雄のΨ難』
6位 飛影 『幽☆遊☆白書』
8位 アイザック・フォスター 『殺戮の天使』
9位 綾波レイ 『新世紀エヴァンゲリオン』
10位 五条悟 『呪術廻戦』
(回答期間:2025年8月20日~8月27日)
■ランキングトップ20
[“包帯”キャラといえば? 2025年版]
1位 太宰治 『文豪ストレイドッグス』
2位 雑渡昆奈門 『忍たま乱太郎』
3位 高杉晋助 『銀魂』
4位 志々雄真実 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』
5位 伊黒小芭内 『鬼滅の刃』
6位 海藤瞬 『斉木楠雄のΨ難』
6位 飛影 『幽☆遊☆白書』
8位 アイザック・フォスター 『殺戮の天使』
9位 綾波レイ 『新世紀エヴァンゲリオン』
10位 五条悟 『呪術廻戦』
11位 白石蔵ノ介 『テニスの王子様』
12位 善法寺伊作 『忍たま乱太郎』
13位 猫猫 『薬屋のひとりごと』
14位 相澤消太 『僕のヒーローアカデミア』
14位 めぐみん 『この素晴らしい世界に祝福を!』
14位 ラト・バッカ 『悪魔執事と黒い猫』
17位 シリウス・ロマネコンティ 『Re:ゼロから始める異世界生活』
17位 ボノレノフ 『HUNTER×HUNTER』
19位 茨木華扇 『東方Project』
20位 神原駿河 『化物語』
20位 小鳥遊六花 『中二病でも恋がしたい!』
20位 肥前忠広 『刀剣乱舞ONLINE』
20位 ラッキー 『どうぶつの森』
(回答期間:2025年8月20日~8月27日)
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。