実写映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』が、2025年12月5日より公開される。

不良が街を守る、ヒーローになる。
原作は破壊ではなく、守るために拳を振るうワルたちの闘いを描く、にいさとるによる大ヒットマンガだ。ひとりぼっちだった主人公が仲間との絆を得て力強く成長していく姿、彼を取り巻くキャラクター勢も魅力にあふれ、連載からわずか4年で世界累計発行部数が1,000万部を突破した。

その初の実写化では、旬の人気俳優たちが体現する個性豊かなキャラクターたちが特に話題を呼んでいる。はたして、映画ではどんなキャラに仕上がっているのか。

この記事では気になるビジュアルと共に、そのキャラクターを紹介する。

◆孤独な一匹狼が、守るために拳を振るうヒーローへ! 桜遥(演・水上恒司)
どんなキャラクター?
ケンカの強さだけが取り柄の高校生・桜遥は、左側だけ白く染まった髪、金色のオッドアイという特徴的な見た目から周囲に馴染めず、気づけばひとりで生きてきた。不良の巣窟と恐れられる“風鈴高校”の頂点を目指して街の外からやってきた彼が出会うのが、「壊す」ではなく「守る」ために闘う生徒たち――<防風鈴=ウィンドブレイカー>だ。仲間と出会い、初めて自分の拳の意味を知った桜は、街を守る闘いの中で本当の強さを見つけていく。

演じるのはだれ?
演じるのは、確かな演技力で作品ごとに印象を塗り替えてきた水上恒司だ。『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、今年も『九龍ジェネリックロマンス』、『火喰鳥を、喰う』など主演作が相次ぐ実力派である。
本作ではウィッグではなく地毛を染め、細部まで桜そのものを追求した。
「桜の痛みや弱さの本質を裏返しに表現することを大事にした」と語るように、孤独な高校生の成長ドラマはもちろん、街を駆け抜け、拳をぶつけ、命を燃やす白熱アクションまで桜のすべてが炸裂する。

ネットの反応を紹介
SNSでは早くも、「水上恒司の桜見れるのあまりにも楽しみ」、「桜遥役の水上恒司さんのアクションはもちろんのこと言葉に出さない感情の演技に期待大」と熱いコメントが続出する。この冬は、水上恒司が体現する桜遥が熱狂をもたらしてくれる。

◆強い奴のデータを集める情報通!桜の初めての仲間 楡井秋彦(演・木戸大聖)

どんなキャラクター?
楡井秋彦はケンカに弱く臆病ながらも、風鈴高校に入学し、桜の初めての友人となる存在だ。周囲の強さに憧れ、努力を惜しまない真面目さと、仲間を思いやる優しさを併せ持つ。そんな楡井は、桜の背中を通して少しずつ自らの力に目覚め、やがて<防風鈴=ウィンドブレイカー>として覚醒していく。

演じるのはだれ?
演じるのは、注目の若手俳優・木戸大聖だ。Netflixオリジナルシリーズ『First Love 初恋』で佐藤健演じる主人公の学生時代を好演し、一躍注目を集めた。近年も、ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(2023)、映画『ゆきてかへらぬ』、『パリピ孔明 THE MOVIE』(2025)、桜田ひよりとダブル主演を務めた『モブ子の恋』(2026)など話題作への出演が続く。

木戸は楡井について「一番に桜を気にかける優しさが魅力。人柄で仲間を繋ぐ役割を大切にしました」とコメントしており、その言葉通りクラスのムードメーカーとしての楡井を体現した。

ネットの反応を紹介
SNSでも「楡井が木戸大聖なのぴったりだな」、「木戸大聖さんめちゃくちゃ楡井くんに似ててすごい」、「一番しっくり来た」と熱い声が続出する。
桜や仲間たちの心を支え、明るさと機転で場を引き立てる、木戸演じる楡井から目が離せない。

◆頭脳明晰でミステリアス、仲間思いのケンカ実力者 蘇枋隼飛(演・綱啓永)
どんなキャラクター?
桜と同じ風鈴高校1年の蘇枋隼飛は、涼やかな笑みを絶やさず誰にでも優しいが、本心は滅多に見せない謎多き存在だ。頭脳明晰で戦略的な思考を持ち、カンフーや合気道を思わせる独特のケンカスタイルを駆使する。アイパッチとタッセル付きピアスがトレードマークで、仲間への気配りも忘れないクールで魅力的なキャラクターだ。

演じるのはだれ?
演じるのは、新進気鋭の俳優・綱啓永である。特撮ドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(2019)でリュウソウブルー/メルト役として注目を集め、映画『女神降臨』、『ネムルバカ』、『#真相をお話しします』(2025)など話題作への出演が相次ぐ。キャスト発表時には「原作が大好きで、蘇枋が大好きで、役が決まった時に大歓喜した」と語るほどの熱狂的ファンだ。「蘇枋は周囲を俯瞰できる人物。芝居中もカメラが回っていない時も、できるだけ周囲を見ながら演じた」と明かし、キャラクターへの思い入れを惜しみなく披露する。

原作屈指の蘇枋の名言「大人の階段のぼろうか」も映画で登場するのか、ファンにとっても注目ポイントとなりそうだ。

ネットの反応を紹介
SNSでは「原作で蘇枋推しだった綱啓永くんが蘇枋を演じるなんて奇跡」、「イメージにピッタリなのでわくわくしてます!スマートなアクションが見たい」と期待の声が殺到する。原作愛あふれる綱啓永が紡ぐ蘇枋のスクリーンでの登場が待ちきれない。


◆総代・梅宮を崇拝する“狂犬”! 杉下京太郎(演・BE:FIRST JUNON)

どんなキャラクター?
風鈴高校1年の杉下京太郎は、長身を活かした圧倒的なパワーで周囲から“狂犬”と恐れられる存在だ。防風鈴総代・梅宮への忠誠心は絶対であり、「てっぺんの狂信者」と呼ばれるほどの熱量を持つ。無口で何を考えているのか掴ませないが、戦いの瞬間に見せる爆発的な力には誰もが息をのむ。

演じるのはだれ?
そんな人気キャラクター・杉下は、「BE:FIRST」のJUNONが演じる。本作で本格演技に初挑戦、俳優として鮮烈なデビューを果たしたJUNONは、アーティストとしての表現力を武器に、静と動がせめぎ合う“杉下京太郎”を全身で体現している。

原作ファンでもあるJUNONは、「お話をいただいた時はとても驚きましたが、素直に嬉しかったです」と語り、「杉下京太郎は、寡黙で一見凶暴、かつ総代に従順なキャラクターなのですが、ある意味コメディ要素もあるキャラクターなので、実写として表現する際にどのように演じれば良いか難しいなと感じていました」と、真摯に役へ向き合ったことを明かす。

ネットの反応を紹介
SNSでは「JUNONが杉下を演じるなんて奇跡」、「普段の柔らかな表情からは想像できない迫力」、「初演技とは思えない存在感!」と、期待と驚きの声が飛び交う。初めての演技、そして杉下役として新たな才能が開花する瞬間を劇場で目撃してみたい。

◆防風鈴四天王の戦力核! 柊登馬(演・中沢元紀)
どんなキャラクター?
風鈴高校3年の柊登馬は、防風鈴四天王の一角として総代・梅宮を支え、戦いの現場で確かな存在感を放つ屈指の武闘派だ。後輩への気配りを忘れず、仲間たちの背中を押す頼もしさと、梅宮に振り回されて日々胃薬が手放せない苦労人というギャップを魅力としている。

演じるのはだれ?
演じるのは、話題作への出演が続く中沢元紀である。2025年はNHK連続テレビ小説『あんぱん』で北村匠海演じる柳井嵩の弟・千尋役を好演し、幅広い層から注目を集めた。
さらに『最後の鑑定人』、「連続ドラマW-30『ストロボ・エッジ』」、『シッダールタ』などで存在感を示し、初舞台にも挑むなど多彩な活躍を見せる。

中沢は柊を演じるにあたり、「柊登馬は、見た目に反して誰よりも優しい心を持ち、他人のために行動できるキャラクターです。上級生らしく、一年生達をまとめるお母さん的立ち位置を意識しながら演じました。個性だらけのボウフウリンメンバーに振り回されながらも、胃薬を持ち歩きながらがんばる柊を応援していただけたら嬉しいです」とコメントする。

ネットの反応を紹介
SNSでも「朝ドラ観てから気になっていたのでどんな不良になるのか楽しみ」、「元気いっぱい大型わんちゃんのイメージなので、胃薬持ち歩くくらいの苦労性をどう表現するか期待」と声が上がり、注目度は急上昇している。武闘派の熱さと優しさを兼ね備えた柊が、中沢の演技でさらに輝くこと間違いなしだ。

◆防風鈴の“てっぺん”!街を守るヒーローを作った総代 梅宮一(演・上杉柊平)

どんなキャラクター?
風鈴高校3年の梅宮一は、総代として防風鈴を街を守るヒーローへと導いた立役者だ。仲間や街への思いは深く、高校や街の人々を家族のように想う広い心を持つ。屋上で育てる野菜に見える繊細さと、戦いで見せる圧倒的な存在感という、強さと優しさを兼ね備えたキャラクターだ。

演じるのはだれ?
演じるのは、若手実力派の上杉柊平だ。大ヒットテレビドラマ『ドクターX 外科医・大門未知子』(17)や映画『一週間フレンズ。』(17)、『シン・仮面ライダー』(23)、Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』(23)、『ディア・ファミリー』(24)、『八犬伝』(24)など話題作に多数出演してきた。
2025年はドラマ『プライベートバンカー』で唐沢寿明演じる主人公の右腕を演じ注目された。

上杉は梅宮を演じるにあたり、撮影前に「今作は喧嘩を美化し、心が暴力的に滾る物ではなく、映画館を出た時に近くにいる誰かを想って、その誰かを守りたいと感じる作品を作りましょう」と荻原監督と話したうえで、全力で人や場所を守ろうと向き合った撮影であったことを明かしている。そのスタンスはまさに、“てっぺん”に君臨する梅宮そのものだろう。

ネットの反応を紹介
SNSでも「梅宮さん役、上杉さんなの最高にいい」、「梅宮が上杉さんなの理解一致すぎるんですけど 野菜育ててる梅宮可愛い」といった声が上がる。普段は頼れる“お兄ちゃん”だが、仲間の危機が目の前に迫ると表情が一変する。包容力と圧倒的存在感を併せ持つ梅宮の姿から、スクリーンでそのカリスマ性を存分に体感できるはずだ。

◆防風鈴を見守る紅一点!喫茶「ポトス」の店員 橘ことは(演・八木莉可子)
どんなキャラクター?
橘ことはは、東風商店街の喫茶店「ポトス」で働く少女だ。しっかり者で度胸があり、悩む桜の心の機微を見抜き、さりげなく支える存在となる。彼女が作るオムライスは絶品で、防風鈴メンバーたちの憩いの場としても欠かせない。紅一点としてグループに華を添える存在感も魅力的だ。なお、梅宮とは何やら深い関係にあるようで……!?

演じるのはだれ?
演じるのは、注目の若手女優・八木莉可子である。Netflixオリジナルシリーズ『First Love 初恋』(2022)で満島ひかり扮する主人公の10代の頃を好演し注目を集め、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22)、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(23)など話題作に出演しテレビドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』では竜星涼とダブル主演を務めた。
2025年は映画『パリピ孔明 THE MOVIE』に出演し、『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』が公開を控える。

八木は「とても素敵な原作に私もすっかり虜になってしまい、気づけばグッズを集める日々が続いていました…笑」と“ウィンブレ愛”を語る。また「監督やキャスト、スタッフの皆さんと一緒に、どうすれば“ことは”をリアルに演じられるか、映画だからこその表現も探りながら、丁寧に撮影に臨ませていただきました」ともコメントした。

ネットの反応を紹介
SNSでも「八木莉可子さんのことはちゃんはメッチャぴったりやしイメージにバシっとハマる」、「ことは八木莉可子ちゃんはわかる、芯の強さが目に出てる」、「大正解の人選」と絶賛の声が続出する。守られるだけではなく、桜に喝を入れつつ防風鈴たちを温かく見守る、ことはの活躍から目が離せない。

◆力の頂点に君臨する最年少! 兎耳山丁子(演・山下幸輝)

どんなキャラクター?
兎耳山丁子は、防風鈴と激突する<獅子頭連>の若き頭取だ。史上最年少で頂点に立ったものの、どこか満たされず虚しさを抱え、梅宮率いる<防風鈴>を手中に収めようと渇望する。小柄で愛らしい外見とは裏腹に圧倒的な実力を誇り、チームメンバーであっても弱者は容赦なく排除し、強者のみを求める冷徹さを持つ。副頭取・十亀には絶大な信頼を寄せ、その関係性には思わず目が離せないドラマも秘められている。

演じるのはだれ?
演じるのは、俳優・アーティストとして幅広く活躍する山下幸輝だ。『TOKYO, I LOVE YOU』(2024)で長編映画初主演を果たし、ドラマ『ビリオン×スクール』、映画『【推しの子】-The Final Act-』など話題作に出演してきた。さらに5人組ボーイズグループ「WILD BLUE」としても活動し、2025年は日曜劇場『御上先生』や『見える子ちゃん』で大きな注目を集める。

山下は、原作をチェックしたうえで「こんなにも今までに見たこともない新しいヤンキー作品があるのかと素直に思い、そんな街に作品に丁子として携われる事ができすごく嬉しいです」と胸の内を明かす。また、本作ではワイヤーなどを用いた本格アクションにも挑戦した。「しなやかでレベルアップした兎耳山を見せられたら」と手応えを明かしており、スクリーンでの戦闘シーンにも期待が高まる。

ネットの反応を紹介
SNSでも「山下幸輝の兎耳山良すぎないか、、、普通に大正解だと思う」、「兎耳山丁子の『たのも~!』が好きなのですが、山下幸輝くんの『たのも~!」』アニメを忠実に再現していて、より一層観てみたいと思いました」など、期待の声が相次ぐ。超絶アクションを披露する山下の兎耳山が画面を支配するさまは、絶対に見逃せないだろう。

◆兎耳山の信条を貫くナンバー2! 十亀条(演・濱尾ノリタカ)
どんなキャラクター?
十亀条は、<獅子頭連>の副頭取だ。兎耳山の掲げる信条を忠実に守り、時には仲間さえも排除する非情さを秘める。かつて満ち足りていた日々から一変した兎耳山の変化を気にしつつ、ひたむきにそばで支え続ける存在だ。やがて<防風鈴>の桜に興味を抱き、拳を交える日が訪れる。

演じるのはだれ?
演じるのは、次世代を担う注目俳優・濱尾ノリタカ。である「仮面ライダーリバイス」(2021)で天才研究者ジョージ・狩崎役を好演し注目を集めた。2025年は大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で歌舞伎役者役を務めたほか、NHK連続テレビ小説『あんぱん』では北村匠海演じる柳井嵩の同級生・田川岩男役を演じ、幅広い層から人気を獲得する。さらに『TOKAGE 警視庁特殊犯捜査係』や『明日はもっと、いい日になる』など、多彩なジャンルで存在感を発揮している。

濱尾は十亀役について、「十亀をやりきりたかったから余計な要素を減らしたくて、ビジュアルだけは似せ切りたかったから、より十亀らしくなると思って5~6キロぐらい落として、これまでで一番痩せた状態をキープしてやれた気がします」と、役柄への努力とこだわりを語っている。

ネットの反応を紹介
SNSでも「十亀条の表情、静と動の振り幅が最高」、「漫画アニメでもかっこよすぎるのに実写の十亀さん何回みてもキュンキュンする」と絶賛が続出する。桜との白熱バトルシーンにも期待が高まるばかりだ。

本作では、桜と<防風鈴>の仲間たちが、街を守るために立ちはだかる強敵<獅子頭連>と激突する。バトルだけではなく、初めての友情や絆、成長の瞬間まで描かれる、胸に迫るドラマが展開されていく。また本作のアクションでは、観る者を戦いの渦に引き込む“ウィンドアクション”が披露される。風速25m/sを超える疾走感あふれる映像と、熱量に満ちた青春群像劇の融合により誕生する、かつてない新感覚の不良映画に注目だ。

実写映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は、2025年12月5日より公開される。

【作品情報】
『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
2025年 12月5日(金)公開
原作:にいさとる『WIND BREAKER』(講談社「マガジンポケット」連載)
出演:水上恒司 木戸大聖 八木莉可子
綱啓永 JUNON(BE:FIRST)中沢元紀 曽田陵介 萩原護 高橋里恩(高ははしごだか)
山下幸輝 濱尾ノリタカ 上杉柊平
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
音楽:Yaffle,桜木力丸
主題歌:BE:FIRST「Stay Strong」(B-ME)
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)にいさとる/講談社(C)2025「WIND BREAKER」製作委員会
編集部おすすめ