2025年の小雪(しょうせつ)は11月22日から12月6日までです。小雪は1年を24等分した二十四節気のひとつで、雪が舞い始める時期とされています。アニメには冬になると見返したくなる作品が存在します。雪景色が美しく表現されていたり、ウィンタースポーツをテーマにしていたり、クリスマスやお正月などの行事が描かれていたり……。冬の空気を感じると思い出すアニメも多いのではないでしょうか。そこでアニメ!アニメ!では「“冬”に見たくなるアニメといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。11月5日から11月9日までのアンケート期間中に95人から回答を得ました。男女比は男性約40パーセント、女性約60パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約35パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。■寒い季節に心がしみる… 人気作がランクイン!第1位1位は『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』。支持率は約22パーセントでした。『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』は、2014年に公開された『NARUTO -ナルト-』の劇場版。第四次忍界大戦終結から2年後を舞台に、主人公・うずまきナルトとヒロイン・日向ヒナタの恋愛模様が描かれます。読者からは「これまでの『NARUTO -ナルト-』はバトルが中心でしたが、本作では大人になったナルトが“愛”を少しずつ理解していきます。心の奥底にはヒナタがずっといたのだと気付く、ナルトの初恋ムービーです」や「戦闘ではいつも強気なナルトが、ヒナタに振られたと思い込んで落ち込む姿が愛らしい。ヒナタじゃなくてもナルトを支えてあげたくなる」と、これまでとは違う主人公の一面に惹かれたというコメントが届きました。また本編でヒナタがナルトにプレゼントする赤いマフラーが印象的だという読者も多数。2人の関係を見守っていた多くのファンから支持を集めました。第2位2位は『銀魂』と『ゆるキャン△』が同票。支持率は約9パーセントでした。『銀魂』は「週刊少年ジャンプ」連載のギャグマンガが原作。宇宙人によって開国した江戸を舞台に、坂田銀時と仲間たちが万事屋に舞い込む依頼を解決していきます。TVアニメだけで350話を超える長期シリーズだけに、冬のエピソードも豊富。「かぶき町雪祭りや将軍スキー、お鍋の回など、ありとあらゆる冬の風物詩で毎回やらかしているから」や「銀さんがサンタになって神楽ちゃんにプレゼントを渡そうとする回が好き。他のキャラもサンタに変装していて、本物を決めるサンタクロース決定戦には大笑いしました」と、『銀魂』らしいハチャメチャな展開が人気。とくに雪祭りでネオアームストロング・サイクロンジェット・アームストロング砲なる雪像を作る第38話「雪ではしゃぐのは子供だけ」は衝撃的だったというコメントが複数寄せられています。『ゆるキャン△』は「COMIC FUZ」にて連載中のキャンプマンガ。女子高生たちがソロキャンプやグループキャンプを楽しむ日常が描かれています。本作は秋から冬、春にかけての空気感が丁寧に表現されている点が魅力。「私も毎年ソロ冬キャンをするのですが、なでしこが作るキャンプ飯をよく参考にしています。佐々木恵梨さんが歌うエンディングテーマの『ふゆびより』と『はるのとなり』をキャンプ場からの帰り道に聴くと、キャンプしてよかったな、また来ようという気持ちになれるんですよね」と、冬キャンプの魅力を教えてくれた作品だというコメントがありました。■そのほかのコメントをご紹介!『夏目友人帳』には「忙しい日常の中で、ゆったりとした時間が流れる『夏目友人帳』は癒やしそのもの。OVA『いつかゆきのひに』は冬が舞台で、真っ白な雪だるまのような妖が現れる、ちょっと切ないストーリーです」。『道産子ギャルはなまらめんこい』には「雪が積もった北海道が舞台なのに、思わず火照ってしまうようなラブロマンス! オーイシマサヨシさんのOPと一緒に楽しみたい作品です」。『魔法少女まどか☆マギカ』には「かなり重い展開もありますし、本放送が冬の時期だったこともあって、寒い季節に見たくなる作品です。来年2月には劇場版『ワルプルギスの廻天』が控えているので、この冬のうちにシリーズを通しで復習しておきます」。『葬送のフリーレン』には「フリーレンと仲間たちのやりとりがクスッと笑えて、気付いたら心まで温まっています。フリーレンのマフラーや白のツインテールからも冬をイメージします」と、来年新作が始まるタイトルにも投票がありました。2025年版は、劇場版から長期シリーズ、日常系やファンタジーまで、さまざまなタイトルがランクイン。寒い季節ならではの景色や、心がホッと落ち着くようなエピソードと共に、アニメを楽しんでみたくなりました。■ランキングトップ10[“冬”に見たくなるアニメといえば? 2025年版]1位 『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』2位 『銀魂』2位 『ゆるキャン△』4位 『ガールズ&パンツァー』4位 『夏目友人帳』6位 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』6位 『メロディ・タイム』8位 『Kanon』8位 『ゴールデンカムイ』8位 『葬送のフリーレン』8位 『メダリスト』8位 『ラブライブ!』(回答期間:2025年11月5日~11月9日)■投票があった全タイトル[“冬”に見たくなるアニメといえば? 2025年版]『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』『銀魂』『ゆるキャン△』『ガールズ&パンツァー』『夏目友人帳』『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『メロディ・タイム』『Kanon』『ゴールデンカムイ』『葬送のフリーレン』『メダリスト』『ラブライブ!』『Charlotte』『Dr.STONE』『Just Because!』『SPY×FAMILY』『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』『この素晴らしい世界に祝福を!』『ゆびさきと恋々』『アイカツ!』『アナと雪の女王』『ギヴン』『ハイキュー!!』『ビアンカの大冒険』『プリティーリズム』『ポンポン ポロロ』『ユーリ!!! on ICE』『ヴァンパイア騎士』『俺だけレベルアップな件』『僕だけがいない街』『古見さんは、コミュ症です。』『地縛少年花子くん』『境界の彼方』『夏目友人帳』『忍たま乱太郎』『暗殺教室』『氷属性男子とクールな同僚女子』『氷河戦士ガイスラッガー』『氷菓』『涼宮ハルヒの憂鬱』『秒速5センチメートル』『虚構推理』『道産子ギャルはなまらめんこい』『鬼滅の刃』『魔法少女まどか☆マギカ』(回答期間:2025年11月5日~11月9日)※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。