年末恒例の音楽番組『第76回NHK紅白歌合戦』が、2025年12月31日19時20分よりNHK総合ほかにて放送される。このたびその「ゲスト審査員」が発表され、声優の野沢雅子も審査を担うことが明らかになった。


今年の『第76回NHK紅白歌合戦』は、1925年に日本で初めての放送がラジオから始まってから100年を数える、放送100年を締めくくる節目の紅白となる。「これからの100年も素敵な音楽が私たちをつないでくれますように」との願いを込めた、「つなぐ、つながる、大みそか。」をテーマに掲げて放送される。

今年も、国内では自然災害が相次いだほか物価高も長引き、さらに海外では終わりの見えない紛争が続くなど、戦後80年経った今も国内外で様々な「分断」が進む。そんな今だからこそ、『紅白歌合戦』は「時代、世代、性別、言葉、人種の壁を超えつなぐ、つながる番組でありたい」とする。1年を締めくくる特別な日である大みそかに、みんなが音楽でひとつになれるよう、今年も最強で最高なステージを日本中、世界中に届けるとしている。

そんな本番組における紅組・白組の勝敗は、テレビ視聴者の「視聴者審査員」とNHKホールで観覧する「会場審査員」、および番組に出演する7人の「ゲスト審査員」による投票で決する。「視聴者審査員」、「会場審査員」、「ゲスト審査員」それぞれで投票数が多かったほうに1ポイントが入る形式で、2つ以上のポイントを獲得した組が「優勝」となるが、このたびその「ゲスト審査員」のひとりとして声優の野沢雅子が出演することが明らかになった。

野沢は1936年生まれ、東京都出身。3歳のときに子役として映画デビューを果たし、国産アニメの最初期から声優として活躍してきた。『ゲゲゲの鬼太郎』、『いなかっぺ大将』、『ど根性ガエル』、『銀河鉄道 999』をはじめ数多くの作品に出演し、放送100年の歴史を支えてきたことで知られる。

今年で40周年を迎えた『ドラゴンボール』シリーズでは、孫悟空・孫悟飯・孫悟天役を演じてきた。今年は、声優として初の文化功労者に選ばれたことも記憶に新しい。
番組では、野沢がどんなコメントを寄せるのかも見どころのひとつとなりそうだ。なお今年の「ゲスト審査員」は、野沢のほかプロ車いすテニス選手の小田凱人、俳優の高石あかり、仲野太賀、松嶋菜々子、プロサッカー選手の三浦知良、文芸評論家の三宅香帆らが務める。

声優の野沢雅子も「ゲスト審査員」として出演する、年末恒例の音楽番組『第76回NHK紅白歌合戦』は12月31日19時20分よりNHK総合ほかにて放送される。

「第76回NHK紅白歌合戦」

放送予定:12月31日(水)午後7:20~11:45 ※中断ニュースあり

NHK総合 BSP4K BS8K ラジオ第1/NHK ONE らじる★らじる

<ゲスト審査員>(五十音順)

小田凱人(プロ車いすテニス選手)

高石あかり(俳優)※はしごだか

仲野太賀(俳優)

野沢雅子(声優)

松嶋菜々子(俳優)

三浦知良(プロサッカー選手)

三宅香帆(文芸評論家)
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