「たまごっち」の誕生30周年を記念した展覧会「大たまごっち展」が、2026年1月7日より東京・六本木ミュージアムにて開幕。その前日にマスコミ向けの内覧会が行われたので、たまごっち大熱狂時代を生きた“平成女児”ライターがその様子をレポートしよう。


「たまごっち」とは、1996年にバンダイから発売された携帯型デジタルペット。当時の女子高校生を中心に大ブームとなり、国内外で社会現象を巻き起こした。その後、赤外線通信(2004年)、タッチ液晶 (2021年)、Wi-Fi機能(2023年)の搭載など、時代に合わせた機種を全38種販売し、現在は50以上の地域で展開されている。そして、2025年7月31日には国内外累計出荷数1億個を突破した。

本展覧会は、そんなたまごっちの生誕30周年を祝うもの。いろいろな展示を通して、たまごっち30年の歴史を巡ることができる。

30年前、発売されてすぐに大ブームを巻き起こしたたまごっち。連日ニュースで取り上げられ、さらにあのカリスマ・安室ちゃん(安室奈美恵)が持っていたことでブームに火が付き、社会現象にもなったほどだ。

あの頃、筆者は小学生。さらに石川県のド田舎に住んでおり、そんな私が手に入れられるわけもなく……。「欲しい欲しい」と言い続け、両親から「誕生日に買ってあげるね」と言質を取るも、地元の玩具屋は全滅。「誕生日なのに、なんで!」――それまでの人生(※約6年)で一番泣いたのは、おそらくあの日だった。
運良く手に入れた同級生が学校に持ってきているのを見て、どれだけ悔しい思いをしたことか。

そんな思い出深いたまごっちの展覧会。なんと会場となる六本木ミュージアムの外観もたまごっち仕様になっており、会場に入る前からワクワクが止まらない!

さらに中に入ると、たまごっち型のゲートがお出迎え。まるで自分がたまごっちの世界に入っていくような気分が味わえる。

さらに、自分がキャラクターになったように、たまごっちが普段見ている景色を楽しめるコーナーが! これは斬新!と思ったが、たまごっちで遊んでいた当時、たまごっちを育て一緒に過ごすことは“生活の一部”になっていた。自らがたまごっち視点に立つことで、そんな懐かしい日々を思い出してしまい、なんだかしみじみ……。年代も1996年~現在とさまざまで、生活スタイルや流行の移り変わりも感じることができる展示となっていた。

それを抜けると、みみっち、まめっち、くちぱっちの暮らしが見られるエリアに。そこに自然とうんちが転がっているのだから、たまごっちで遊んだことのある人は絶対に「流してあげなきゃ!」と思ってしまうだろう。

この先は、たまごっちたちの成長体験ができるエリアへと続く。このボタンを押すと、いろいろなたまごっちへと進化する。筆者はまめっちだった。


成長があるということは、“死”もあるということを教えてくれるのがたまごっち。おそらく天界をイメージしているであろうこのコーナーには、さまざまなたまごっちの“死因”が書かれており、筆者も何度か死なせてしまったことがあるので胸がキュッとなってしまう……。理由のほとんどが「放置により」というのが痛いところを突いてくる! 

ちなみに同エリアには、たまごっちの飼い主たちを監視(モニタリング)する展示もあった。今たまごっちを育てているあなたも、もしかしたら現在進行形で覗かれているかも?

最後のエリアでは、たまごっち30周年の歴史を振り返ることができる。歴代のたまごっちもズラリと並び、触れて遊んでみてもOKだ。ちなみに、初代を手に入れることができなかった筆者が最初に買えたのは、1997年発売の「てんしのたまごっち」だった。パステルカラーのこの光沢! 懐かしすぎる~!

ここでは貴重な開発秘話のほか、さまざまなクリエイターによるお祝い色紙、日本の伝統芸能とコラボレーションしたグッズなども見ることができた。

発売当時のブームに触れたが、たまごっちはずっと順調なわけではなかった。開発秘話にも飾られていたが、ブームが去ってからの損失はすさまじかったように思う。筆者が小学校高学年になった頃には、玩具屋・電気屋でセール品となりたたき売りされていた。

それから長い時間をかけて試行錯誤し、令和となった今……“平成ブーム”をきっかけに、たまごっちも再ブームを巻き起こしている。

最近のたまごっちも飾られていたのだが、初期と比べてだいぶ大きい。
これは2025年7月に発売された「Tamagotchi Paradise(たまごっちパラダイス)」という最新版なのだが、たまごっちの体の中(細胞)の状態まで確認できるようになり、より詳細なお世話体験が可能に。さらに、世界中のユーザーが育てたたまごっちと出会えるメタバース空間「タマバース」へもお出かけできちゃうのだとか! 

進化しすぎ~! ここまで機能が増えたら、そりゃ大きくもなるわけだ。きっとこれからもたまごっちは進化し続けるのだろうと、そんな未来まで感じさせてくれる展覧会となっていた。

展示を抜けるとグッズコーナーや、さらにコラボカフェも展開。

ちょっと待ってくれ……。グッズ全部がかわいすぎる! 全部欲しい!

コラボメニューも全部かわいくて美味しそう……。新年早々、財布のヒモが緩くなってしまうこと間違いなし!

筆者と同じ平成女児たちも、当時を知らない若い世代も楽しめる「大たまごっち展」。2月2日までの開催となるので、ぜひ期間内に遊びに来てみてほしい。

【展覧会概要】
タイトル:30周年記念 大たまごっち展
会期:2026年1月7日(水)~2月2日(月)
会場:六本木ミュージアム(東京)
開場時間:午前10時~午後8時
※全日日時指定制 ※最終入場は閉場30分前まで
主催:大たまごっち展実行委員会
共催:ソニー・クリエイティブプロダクツ
特別協力:バンダイ
協賛:ローソンチケット

※注意事項:本展覧会に関する情報は予告なく変更になる場合があります。
最新情報、詳細、注意事項等を展覧会公式サイトにて必ずご確認ください。
(C)BANDAI
編集部おすすめ