2026年1月6日(火)よりスタートした『鎧真伝サムライトルーパー』も、1月20日の放送ですでに第3話。1988年に放送された『鎧伝サムライトルーパー』の38年ぶりの続編ということで、新世代のサムライトルーパーたちが続々と「防衛特殊事案対策本部」通称DSTに集いつつあります。


これまで新生サムライトルーパーに加わったのは、“信”の戦士・北条武蔵、“智”の戦士・上杉魁人、そして妖邪界で育った“仁”の戦士・凱の3名。DSTのサムライトルーパー育成担当で“礼”の戦士・織田龍成を加えれば4人となり、残る戦士はあと1人。そんな中、一同の前にサムライトルーパー志望のムードメーカー・北条大和が現れることになります。

はたして第3話では何が起こったのか?

賛否あった第1話からうって変わって、熱いストーリーで好評を博した第2話。第3話はその“熱さ”にユーモアとサプライズを加え、ギアを一段上げる形で心を揺さぶるストーリーを魅せてくれました。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
◆誰かのために“悪役”ができる男
第3話では、凱、上杉魁人、北条武蔵に加え、DSTに押しかける形で北条大和が登場。いまだアンダーギアを自由に装着できない彼らは、仮想空間での特訓に挑むことになります。見どころは新キャラ・大和の過去話と、凱のキャラクターの掘り下げ、そしてとある人物のサプライズです。

まず大和の掘り下げですが、ムードメーカーの彼らしく冒頭から雰囲気を一変させる活躍ぶりを魅せます。それは周囲に「暑苦しくてうるさい」と呆れられるほどの熱量で、これまでシリアス寄りだった物語にユーモアを持ち込んでくれました。


彼がひとりいるだけで、凱も、魁人も、武蔵もリラックスした表情になり、視聴者も「こいつら楽しそうだな」と思わず頬が緩みます。今後おそらくチームとしての“絆”が重要なファクターとなってくるだろうことを考えると、仲の良い5人の姿が容易に想像できてワクワクします。視聴者も「やまにぃ(大和)って本当に良いキャラだ」「仲良しか?」「なんかちょっとほんわかするね」と好感触でした。

しかしそんな彼にも重めの過去がありました。かつて孤児院で暮らしていたこと。そこで出逢ったのが幼い武蔵だったこと。ひとりぼっちで寂しそうにしていた武蔵に優しく声をかけてくれただけでなく、兄になることを約束し、名字のなかった武蔵に「北条」の名字を分け与えてくれました。

根っからのヒーロー好きで「ヒーローになりたい」と思っていた彼ならではのエピソードであり、武蔵が「僕にとってのヒーロー」と断言するその理由が分かる大事なシーンでもありました。

一方、凱については、ついにあの問題が突き付けられます。妖邪として人間界に侵攻した際、多くの人間をその手にかけたことです。この点については、魁人や大和だけではなく、視聴者もモヤモヤとしていた部分。龍成によれば「妖邪に育てられたから仕方のない部分ではある」とのことで、妖邪界では人間の命が軽んじられており、奪っても罪にならないばかりか、むしろ推奨される行為でした。


凱といえば、味覚が常人とは異なっていること、妖邪でしか通じないような言葉が口から飛び出てくることがありました。人命についても、悲しい・辛いという感情が欠落しています。そんな彼だから今は仕方がないとしても、決してその罪が許されたわけではありません。いずれ“報い”が来るはず。それは龍成も語っていたことでした。

この点について視聴者は「ちゃんとそこを問題にするのはいいね」「育ってきた環境が違うからか」と一定の理解を示す一方、いまだ反省の姿がないことに“引っ掛かり”を感じている人もチラホラ。

また人間界では一切通じない“妖邪ジョーク”についても「ちょいちょいあっちの言語を混ぜるてくんな(笑)」「言葉が通じない問題があるとは思わなかったから面白いな」と興味を示していました。

さてそんな両者のドラマが交わるのは番組後半での出来事。妖邪の襲撃がおこなわれた際のひと幕です。

この期に及んでもなお武装(変身)できない大和に対し、凱は裏切ったふりをして大和のハートに火をつけます。突然、武蔵に襲いかかり、武装できない大和を挑発してみせたのです。

この行為は第2話でも見た光景です。
第2話では助けを求める魁人を突き放しましたが、それも今回と同じく、自分で立ち上がる強さを学ばせるための芝居でした。劇中でも魁人や龍成も頷きあっていましたが、嘘が下手で、本音を言えない凱の精一杯の優しさだったのでしょう。元々悪人側(妖邪側)の存在ではあるものの、汚れ役をできるという意味では、彼もまたヒーローとしての素質があったというわけです。

その行為に対して大和は、彼がヒーローとして憧れる“名も知らない男” の心強い言葉を思い出し、ようやくサムライトルーパーとしての第一歩を踏み出します。

「怒りや憎しみじゃ強くなれない。誰かの力になりたい。誰かを助けたい。そういう想いが大切なんだ」

しかもこの言葉をかけてくれた「大和のヒーロー」の声を担当したのは、なんと前作『鎧伝サムライトルーパー』で「烈火のリョウ」を演じていた草尾毅さん! SNSでは「待って、今の声ってリョウ!?」「草尾さんの声で泣いちゃった……」と一気にテンションが上がります。

こうして奮起した大和はようやく武装を我が物とし、凱と協力して妖邪を撃破したのでした。

番組の最後には、またまた新たなるキャラクター「石田紫音」が登場し一同を不穏な空気に包んだ第3話。各キャラクターの個性がどんどんと発揮されてこのチームが好きになる一方、妖邪側もコミカルな描写が増えたり、龍成の“無理”が確実に彼の肉体を蝕んでいることも示唆されたりして、第4話以降の期待値もうなぎ登りでした。

早くも来週のエピソードが楽しみな本作。
次回の最速放送は1月27日(火)TOKYO MXの23時30分からです。

◆◆◆『鎧真伝サムライトルーパー』放送情報◆◆◆

【STAFF】

原作:矢立 肇 監督:藤田陽一 シリーズ構成・脚本:武藤将吾 メインキャラクターデザイン:室田雄平 ヴィランキャラクターデザイン:ことぶきつかさ ヨロイギアデザイン原案:岡本英郎 アニメーションヨロイギアデザイン:鈴木卓也 総作画監督:山中純子、田中智子 メインアニメーター:西村博之 画面設計演出:齋藤 瑛 美術監督:田山 修 色彩設計:田中美穂 CGディレクター :鈴木雅臣、高橋圭佑(高は「はしごだか」) 撮影監督:石黒瑠美 編集:坂本久美子 音響監督:田中 亮 音楽:片山修志(Team-MAX) アニメーション制作:サンライズ 製作:「鎧真伝サムライトルーパー」製作委員会

【CAST】

凱:石橋陽彩 上杉魁人:榎木淳弥 北条武蔵:村瀬 歩 北条大和:武内駿輔 石田紫音:熊谷健太郎 織田龍成:増田俊樹 新垣美麗:Lynn 羅真我:小西克幸 サスケ:佐藤拓也 サイゾウ:鳥海浩輔 カマノスケ:寺島拓篤 セイカイニュードー:杉田智和 イサニュードー:天崎滉平(崎は「たつさき」) ネヅ:鈴村健一 アナヤマ:沢城千春 ウンノ:竹内良太 カケイ:遠藤大智 モチヅキ:熊谷俊輝

【TV放送】

2026年1月6日(火)より放送中
TOKYO MX 毎週火曜23時30分~
関西テレビ 毎週火曜25時19分~
BS11 毎週水曜24時00分~

【配信】
2026年1月6日(火)より毎週火曜24:00~配信中
U-NEXT、アニメ放題、dアニメストア
【見放題配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
ABEMA、FODプレミアム、J:COM STREAM、TELASA、DMM TV、バンダイチャンネル、Prime Video、Pontaパス、milplus見放題パックプライム、Lemino
【都度課金配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
J:COM STREAM、TELASA、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、Prime Video、music.jp、milplus
HAPPY!動画 ※2026年1月13日(火)12:00~
・ムービーフル ※2026年1月12日(月)12:00~
・ニコニコチャンネル ※2026年1月10日(土)1:00~
【見逃し無料配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
TVer、カンテレドーガ
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:30~配信中
ニコニコ生放送
2026年1月10日(土)より毎週土曜1:00~配信中
ABEMA
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