映画『ゴジラ-1.0』と浮世絵界の巨匠・葛飾北斎がコラボレーションした、版三による「ゴジラ浮世絵 富嶽三十六景」3部作が制作された。北斎の代表作『富嶽三十六景』の世界観にゴジラが襲来する、全く新しい日本美術の形を提案するもので、2026年1月30日より版三のオンラインショップ「浮世絵工房」にて取り扱い中だ。


山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』は、2023年にゴジラ70周年を記念して制作された。第二次世界大戦の敗戦ですべてを失った日本に突如として現れたゴジラに翻弄されながらも、必死に立ち向かう“人間たちのドラマ”が詰まった映画だ。
日本では興行収入が76億円を超え、さらに日本に留まることなく世界中で大ヒットを記録した。同年の映画を対象とする「第96回アカデミー賞」では、邦画・アジア映画史上初となる視覚効果賞に輝いた。本作に続いて山崎が監督を務める最新作『ゴジラ-0.0』が2026年11月3日に公開されることも決定しており、続報が待たれている。

このたびの「ゴジラ浮世絵 富嶽三十六景」は、北斎の代表作である『富嶽三十六景』の構図を舞台に、そんな本作に登場するゴジラを「怪獣」としてではなく、抗いようのない「災害そのものの象徴」として位置づけ、日本美術の新たな接点を探る試みとして制作された。

北斎が描いた富嶽三十六景は、富士を軸に自然の猛威や人々の営みを多角的に捉えた連作であった。本3部作はその精神性を継承し、海・都市・空という三つの舞台を通して日本人が古来より抱いてきた自然への「畏怖」と「祈り」を現代的に再解釈している。単なるコラボレーションを超え、江戸の構図美の中に現代の絶望を描き出すことで、観る者の心を揺さぶる圧倒的な情景が創り上げられた。

「神奈川沖浪裏」では世界を魅了したダイナミックな構図に、ゴジラという“災害級の存在”が融合した。狂おしく渦巻く波濤と翻弄される舟、そして海を割って現れるゴジラ。北斎が生み出した黄金比の構図の中に、ゴジラの圧倒的なエネルギーが封じ込められた。
日本の象徴である富士を睨み据えるゴジラの視線は、自然・国家・怪獣が対峙する極限の緊張感を演出する。

「山下白雨」では、夕立の暗雲とそれを突き抜ける富士の威容を描いた通称「黒富士」を舞台に、映画『ゴジラ-1.0/C(マイナスカラー)』が持つモノクロームの美学が投影された。画面全体を重厚なモノトーンで再構成し、地上を覆う澱んだ雲を切り裂き咆哮するゴジラが描写されている。光り輝く金の箔押しを想起させる繊細な表現が、モノクロの画面の中でゴジラの神々しさすら感じさせる気配を際立たせる。

「江戸日本橋」では、江戸の中心地として平和の象徴であった日本橋の日常が一瞬にして崩れ去る、衝撃の瞬間が捉えられた。画面中央の日本橋はそのままに、かつて穏やかだった日本橋川をゴジラが激しく荒らし、船々は転覆の危機に瀕する。橋の上を行き交う人々の動きが、ゴジラの出現によって突如訪れた災厄から逃げ惑う姿へと意味を変える。北斎の絵に新たな文脈を吹き込んだ、物語性の高い一枚となった。

映画『ゴジラ-1.0』と浮世絵界の巨匠・葛飾北斎がコラボレーションした、版三による「ゴジラ浮世絵 富嶽三十六景」3部作の価格は税込みで各19,800円。お求めは版三のオンラインショップ「浮世絵工房」まで。

【商品概要】
商品名:ゴジラ浮世絵 ジークレー版画「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
販売価格:18,000円(税別)
販売元:株式会社 版三
サイズ:(絵)縦21.0cm × 横30.8cm
    (額)縦31.7cm × 横40.0cm
素材(額):PVC(裏面:MDF)、紙、アクリル
和紙(絵):純手漉和紙(越前和紙漉元 岩野平三郎製紙所・山口製紙所)
技法:ジークレー版画
商品名:ゴジラ浮世絵 ジークレー版画「富嶽三十六景 山下白雨」
販売価格:18,000円(税別)
販売元:株式会社 版三
サイズ:(絵)縦21.0cm × 横30.8cm
    (額)縦31.7cm × 横40.0cm
素材(額):PVC(裏面:MDF)、紙、アクリル
和紙(絵):純手漉和紙(越前和紙漉元 岩野平三郎製紙所・山口製紙所)
技法:ジークレー版画
商品名:ゴジラ浮世絵 ジークレー版画「富嶽三十六景 江戸日本橋」
販売価格:18,000円(税別)
販売元:株式会社 版三
サイズ:(絵)縦21.0cm × 横30.8cm
    (額)縦31.7cm × 横40.0cm
素材(額):PVC(裏面:MDF)、紙、アクリル
和紙(絵):純手漉和紙(越前和紙漉元 岩野平三郎製紙所・山口製紙所)
技法:ジークレー版画

TM& (C) TOHO CO., LTD.
編集部おすすめ