クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。先日、お台場のメガウェブで開催された「GRヤリスお披露目会」に行ってきました。GRヤリスのグレードは「RS/RC/RZ」の3グレードありますが、限られた時間の中での撮影だったため「RS」と「RZ」しか見られませんでした。ですが、1番低いグレードと1番高いグレードの比較ができたので、レポートしたいと思います! 購入を検討しているという人の参考になればうれしいです。
GRヤリスってどんなクルマ?
ラリーのノウハウが詰まったクルマ!
WRC (世界ラリー選手権)で培ったノウハウを注ぎ込み、世界のあらゆる道を思い通りに安心して走ることができるクルマを目標に開発されました。一般的には「モータースポーツで得たデータを市販車に生かす」という流れが主流ですが、GRヤリスは「モータースポーツ用の車両を市販化する」という真逆の発想で誕生したクルマです。
ベースはヤリスと同じですが、中身は別モノで1.6L直列3気筒ターボエンジン&専用開発されたパーツ「GR PARTS」を搭載するなど、本格的な4WDスポーツカーとなっています。
エントリー向けの「RS」と
フラッグシップの「RZ」を比較

3グレードの中で、1番お求めやすい価格で、走りを気軽に楽しめるモデルです。

3グレードの中で1番価格が高く、走行安定性、加速の伸びを体感できる高出力モデルです。なお、RZは2タイプあり、 ノーマルのRZ(1.6Lターボ/4WD/6速MT、396万円)と、RZハイパフォーマンス(1.6Lターボ/4WD/6速MT、456万円)が用意されています。
それでは違いを見ていきましょう。

ダクトが空いているのは「RZハイパフォーマンス」のみ。このダクトが空いていることにより、ブレーキを冷却することができるそうです。レーシングカーやスポーツカーっぽくて、いいですね。

「RZ/RZハイパフォーマンス」は1.6Lターボ/4WD/6速MT、「RS」は1.5L/FF/ダイレクトシフトCVTですが、ご覧のようにRZにはMTの設定しかありません。最近はMTがないクルマが多いので、MT好きの矢田部にとってはうれしいポイントです。RZグレードの方が、エンジン加速の伸びやハイパワー&不安定な道でも走りやすくなっています。

RZグレードはリアにバッテリーが積んであります。これは車重バランスを保つためだとか。
RZパフォーマンスのタイヤはミシュラン
それもWRC譲りのチョイス!

RZハイパフォーマンスはミシュランタイヤ、RZとRSはダンロップタイヤを履いています。もっとも走行性能に優れるRZハイパフォーマンスがミシュランタイヤなのは、WRC(2020年シーズン)に参戦しているワークスチームすべてがミシュランタイヤを採用している、というのも関係しているかもしれません。

RZハイパフォーマンスのみ、ウルトラスウェード&合皮になっています。RZとRSは布生地です。なので高級感がありました。シートは脇腹の部分が出っぱっているセミバケットシート型なので、横揺れしても安心できます。







【まとめ】金額だけで見ると高く感じるが
中身を知ればむしろ安いと思えるデキ
一般道の試乗ができなかったので走りの違いは体感できませんでしたが、グレードが上がるにつれて装備がレース仕様になるのが見てとれました。驚いたのは、モータースポーツに参戦できるくらい本格的な走りができる「RCグレード」が330万円という安さでした。私の勝手なイメージなのですが、レース仕様のクルマとなるとパーツやらなにやらを装着してお高くなるイメージが……。この価格だと、GRヤリス購入を機にレースに参加してみようかな? という方も増えるかもしれないですね(女友達にもそういう子がいます!)。
試乗車が借りられるようになったら走りのほうもレポートしますので、そちらも見てくださるとうれしいです!
また、GRヤリスお披露目会のレポートはYouTube「矢田部明子のガレージライフ」でも公開していますので、よかったらこちらもどうぞ。
■関連サイト
筆者紹介:矢田部明子
中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!
クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

■関連サイト
- ●Twitter @akikoyatabe
- ●YouTubeチャンネル 矢田部明子のガレージライフ