青天の霹靂とは、まさにこの事! なんとASCII.jpで自動車レビューをお願いしている新 唯(あらた・ゆい)さんが、SUPER GTに参戦するModulo Nakajima Racingのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」に就任しました! この超展開にASCII.jp関係スタッフは驚くとともに、心よりお祝い申し上げます。

とはいえ、レースクイーンって何をするの人なの? と、ふとした疑問が湧いた不肖。
というわけで、今回は唯さんがMTのスポーツカー好きなことから「S660 Modulo X Version Z」を用意! Moduloコンプリートカーに触れることで、今後の宣伝活動に役立ててもらおうということになりました。と書くと、とてもタイアップ臭がしますが、本記事は当方が勝手に企画・実施したものです。
S660 Modulo X Version Zは
究極のS660として登場



S660 Modulo X Version Zは、ホンダアクセスが「究極のS660」として開発したS660 Modulo Xの特別仕様車。今年3月で生産完了するS660の集大成にして最終形といえる1台です。特に限定数は設けていなかったのですが、昨年3月12日の発売直後、注文が殺到。315万400円という軽自動車としてはかなり高額な値段ながら、同年3月末には予定の販売台数が終了したという幻の1台です!

そんなS660 Modulo X Version Zの登場に対して、複雑な感情を抱く独りの男がいます。その名は不肖こと栗原。というのも、S660をお迎えした後、まさに後出しジャンケンの形でS660 Modulo Xが登場したから。しかも、それが自分好みの仕上がりだから余計オーナーとして腹が立つわけです。「だったら乗り換えればいいじゃないか」という悪魔の囁きも聞こえるのですが、思い出が詰まったマイカーを、しかもいまだ元気に走るのに手放すなどできません。

S660 Modulo X Version Zの仕様については、こちらの記事「S660「最終シン化形態」VersionZをサーキットテスト!」を読んでもらうとして、百聞は一見にしかず。さっそく、2022年のModuloスマイルである唯さんに乗ってもらいましょう。
車内はスポーティーでエレガント



S660 Modulo X Version Zを初めて見た唯さんは「ワインレッドの内装がイイ感じですね」とツボにハマったご様子。どうやら赤い内装がお好みの唯さん。

「あと、カーボン調の部分があったりするんですね。スポーツカーっぽくてイイですね」とも。ちなみに、このカーボン調のインテリアパネルは純正アクセサリーで販売されていまして、お値段はメーターバイザーパネル部、助手席エアコンアウトレットパネル部、センターコンソールパネル部の4枚セットで1万7600円となっています。


「あと、運転席と助手席の間のカバンが可愛い!」と、シートセンターバッグ(2万7500円)に注目。

エクステリアで注目はフロントバンパー。「ノーマルのS660よりカッコイイですね」というこの品は、実効空力という考えで作られた一品。実際に風洞テストのほか、走り込んで作られた形状なのです。「つまりカッコよさだけではなく、実際に効くエアロなんですか! スゴイ!」と興味津々。そして「これカッコイイから栗原さんのS660にも付ければいいのに」とおっしゃるではありませんか。残念ながらこのバンパー、単品販売しておりません。

「羽根がなければスポーツカーとは言わない」と豪語していたりしていなかったりする唯さん。リアまわりのスポイラーをチェックです。オプションの電動スポイラーを見て「あー、動いている。高級スポーツカーって、こういう電動スポイラーついていますよね」というわけでツカミはOK。「これ違いってあるんですか?」と興味津々。ちなみにガーニーフラップはModulo Xの専用品となっています。
小さくても本気の走りが味わえる
エンジンをスタートさせると、メーターパネルにはModulo Xの文字が点灯。「このSPORTというボタンは何ですか?」ということで押そうとする唯さん。唯さんは担当編集のスピーディー末岡同様、いきなりSPORTモードとかTYPE Rモードを試そうとする血気盛んなお年頃なのです。ですがS660のMT仕様車の場合、SPORTモードにしたところで、メーターが赤くなる以外、何も変わりません。とりあえず黙っておきましょう。

ということで、オープンカー大好き唯さんは、冬の寒空でもルーフを開けて走行開始。渋滞気味のノロノロ市街地走行で退屈しているんだろうなぁと思いきや「このクルマ、めっちゃ楽しいじゃないですか!」と大喜び。

幹線道路に出て、速度レンジが上がると唯さんのお顔は満面のModuloスマイル(笑顔)。「クルマを操っているんだ、という感がすごい! かといって、苦痛じゃない。ただただ楽しい!」というではありませんか。「ハイパワーなクルマって、速度が高くないと面白くなかったりしますよね。でもS660は小さいというのもありますけれど、低い速度域でも楽しめるのがイイですね。それにステアを切った時のフィーリングがイイ! ノーズがスッと入る気持ちよさと、意のままに動く感覚が最高です」と大絶賛! このフィーリングの良さはModulo Xならではの世界で、一度味わうとやめられない止まらない、忘れられないのです。

「ただ、ちょっと足が硬いかなぁ」と唯さん。というわけで、一旦停止してボンネットを開けて専用工具でサスペンションを調整することにしましょう。

「え? サスペンションの調整ができるんですか?」と驚く唯さん。

「あと段差などで、衝撃の角が柔らかい感じがしますね。それが乗り心地の良さに繋がっているかなと思います」と唯さんは鋭く指摘。その足の秘密は以前「柔よく剛を制す「S660用Moduloホイール」は快適快速」でレポートした通り、ホイールそのものをサスペンションの一部だと考えて、専用に作られた逸品なのです。この記事を読んだ唯さんは「ホイールって硬くて軽い方がいいと思っていました」と、Moduloの考え方を理解された様子。
そして「ブレーキを踏むとシャーって音がしますね。
【まとめ】走りの品位がいい
運転が楽しく気持ちがいいS660
ということで、Moduloのコンプリートカーに触れた唯さんは「栗原さんがS660に乗っている理由は、なんとなくわかりました」というわけで、S660の面白さ、街乗りでの取り回しの良さを理解された模様。

その上で「ノーマルのS660に乗ったことがないのでわからないですけれど、このS660 Modulo X Version Zは、走りの質感と品位がとても高いんですよ。だから運転していて楽しくて気持ちがイイですね」と大満足。満面のスマイルをみせてくれました。これでギャルオンステージでModuloの良さを人々に伝えられるかな? と思うわけで、今からSUPER GTの開幕を楽しみにするスタッフたちでした。
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モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)

10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo Nakajima Racingのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添える。