スポーツカー大好きの「モデル/タレント/女優」の新 唯(あらた・ゆい)さん。そんな唯さんに、今年の12月で生産終了が発表されているHondaのスーパースポーツ「NSX」(2420万円)を試乗してもらうことになりました。
SUPER GTのNSXを応援するために
市販車のNSXを知る
さて、なぜ唯さんがNSXに乗ることになったのか。それは彼女が今年、SUPER GT/GT500クラスに参戦する「Modulo Nakajima Racing」を応援するレースクイーン「Moduloスマイル」に就任したとこに端を発します。Modulo Nakajima Racingの参戦車両はNSX-GTですので「1年間NSX-GTを応援するのだったら、彼女にNSXを体験してもらおう」ということに。さらに「せっかくなので、NSXに乗って御殿場にあるNAKAJIMA RACINGに行ってもらおう!」という展開に。
こうして唯さんは、NSXに乗ってNAKAJIMA RACINGのファクトリーを訪問。NSX-GTとチームスタッフたちとのご対面を果たしたのでした。この様子は既に記事化していますので、ご確認いただければと思います(HondaのRQがNSXに乗って中嶋 悟率いるNAKAJIMA RACINGに挨拶にいった)。今回はその道中、実際にNSXを運転したという話になります。
2016年に誕生した2代目NSXについては、もはや多くを語ることはないでしょう。3492cc V型6気筒 直噴DOHCツインターボエンジンをミッドシップマウント。さらに3基のモーターによるハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」により、システム最高出力581馬力を達成したスーパースポーツです。
NSXを目の前にした唯さんは「イケメン過ぎです! カッコいい! 最高!」と手放しに大絶賛。「こういう釣り目のヘッドライトが好きなんですよ。クルマはイケメン好きなんですよ」と満面の笑みでNSXを見つめます。「あと車高が低いのもイイですね!」とも。
そして車体の横を不思議そうに見る唯さん。「リアタイヤの近くにあるエアインテークもカッコいいです! 洗車がちょっと大変そうですけど」。とりあえず記念の一枚を撮ろうとすると、自然とカッコいい表情をされます。クルマが彼女を変えさせるのでしょう。撮影が終わると、サッサとドアを開けて……。
気づいたらドライバーズシートに着座した唯さん。「車高が低いので乗り降りしづらいのかなと思ったのですが、そんなことはないですね。普通にスッと乗れちゃいました」というわけで、乗降性は悪くない雰囲気。
一方、久々にNSXに触れた不肖は車幅が2m近いにもかかわらず、室内はタイトなことに改めて驚いた次第。同じような車幅のスーパースポーツに触れたことはありますが、総じて狭い印象は受けるものの、ここまでタイトではなかったような。決定的なのが助手席のドリンクホルダー。「S660ならいざしらず、2000万円のクルマでコレはないだろう」とも。そしてイマドキのクルマに慣れてしまった身からすると、インフォテインメントディスプレイが小さく、そして解像度の粗さに世代を感じました。それは時代ゆえではありますが。
街乗りも楽しいスーパースポーツ
とにかく走らせたくて仕方ない唯さん。その一方で取材陣には不安がよぎります。たしかに彼女は色々なクルマを運転してきましたし、過去にはNSXよりも高額なスポーツカーを試乗したこともあります。
ですが唯さんは「このクルマ、視界がとても広くて運転しやすいですね」と言いながら、ラクラク運転。さらには「なんかスポーツカーのわりに静かですね。車高がちょっと低い普通車みたい」というではありませんか。NSXは「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」と呼ばれる走行モード切り替えスイッチが用意されており、「Quiet」「Sport」「Sport+」「Track」の4種類のモードが選択できます。
唯さんが乗り始めた時は「Quiet」で、エンジン回転数は4000回転以下に抑えられるとともに、低速域ではEV走行をメインとするもの。確かにとても静かで、シートポジションと車高の低さを除けばまるでサルーンカー。続いて「SPORT」に変更。これがノーマルモードみたいなもので、4000回転のリミットは解除。アクセルレスポンスもシャープになり、エンジン回転数も高めに保持するようになるのですが「なんか普通ですね」と物足りなさげ。
「街乗りは本当にジェントルですね。不満はないですけれど、不満がないことが不満といいますか……。もっと刺激が欲しいです」という唯さんに怖さを感じたスタッフ一同。そして首都高を経由して東名高速へ。ここで唯さんはSPORT+にモードチェンジ。ステアリングがスポーツ寄りに変化するとともに、排気音が刺激的なものに。
「コレですよ! コレを求めていたんですよ!」と唯さん。「この感覚が欲しかったんですよ。こうじゃないと!」と満面の笑みを魅せた彼女に狂気を感じるスタッフ一同。ですが、この日の東名高速は混んでおり、港北PAを抜けたあたりから渋滞に……。「確かに渋滞中に、このドロドロした排気音はイヤですね」ということで、再び「Quiet」にチェンジ。「こういう時には、このモードですね」ということで、大和トンネルまでのんびり走るNSX。
唯さんの目に輝きが戻ったのは、秦野中井ICを過ぎたあたりから。再びSPORT+へと変更し、中井PA付近のダウンヒルを楽しんだ後、大井松田ICの先の右ルートへ。山北区間を気持ちよく走ります。「これは楽しいですよ」とご機嫌です。「正直、NSXを運転することに不安がなかったわけじゃないんですよ。でも普通に運転できるし、何より楽しいです。高速道路というか一般道では、そのパフォーマンスの数パーセントしか発揮できないと思うんです。でも、本当はもっとすごいという息吹みたいなものは感じさせてくれます。スーパースポーツというのは、そういう余裕みたいなものを感じながら、のんびり走る世界なのかもしれません」。唯さんはご機嫌になると饒舌になります。
御殿場ICを降りて、NAKAJIMA RACINGに到着した唯さん。
ファクトリー取材記事が出た後、サーキットでレースクイーン業務をしていた唯さんに、NAKAJIMA RACINGのスタッフから「あの日、NSXで来られたんですか?」と声をかけられたとか。おそらくレースクイーンでNSXを運転したことがあるのは唯さんが初めてでは? そろそろSUPER GTもシーズン後半に突入します。より一層、NAKAJIMA RACINGの応援に熱が入ることでしょう。
■取材協力
モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)
10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo NAKAJIMA RACINGのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添える。











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