クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、スズキのSUV「エスクード」についてレポートします。ラダーフレーム、4輪駆動など、クロスカントリーカーとして登場したエスクード。2015年にフルモデルチェンジを受けて、スタイリッシュな内装&前輪駆動となりスズキの最上級SUVとして販売されるようになりました。
需要の多いヨーロッパや東欧を中心に販売され、2021年9月に日本仕様の販売を終了していたのですが……。なんと、2022年の4月にマイナーチェンジ&販売再開されたとのことで試乗してきました! 良かった点&悪かった点をお伝えしていきます。もし購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!
スズキ「エスクード」ってこんな車
タフで男らしい雰囲気を持ちつつ、都会の街並みにも映えるデザインは、幅広い年齢層に支持されています。4WD性能も本格的で、運転席左側のモード切り替えスイッチで切り替えられるほかに、前輪と後輪を直結に近い状態で結合し、滑りやすい道を走行するための本格的なモードも搭載されています。WLTCモード燃費はハイブリッドモデルで19.6km/Lと、まずまずなのも◎なポイントです。今回、試乗したのは「エスクード 4WD・6AGS」というグレードです。

それでは、細かくチェックしていきます!
エスクードの良いところ その1
適度なゴツさを残しつつ今風なデザイン
クロカン四駆ほど男臭くなく、程よいタフさ&スタイリッシュさがGoodでした。ちなみに、この記事のカメラマンが登場したばかりのエスクードに乗っていたそうですが、その頃に比べると“かなり今風”になったと話していました。



個人的に……購入の際はボディーカラーをよく考えた方が良いと思います。というのも選んだカラーによって、可愛らしい・男らしい・スポーティーな雰囲気になるからです。どのカラーにするか悩ましいですが、選ぶのが楽しそうです。
エスクードの良いところ その2
樹脂感は気になるが広い車内

内装で1番良いと思ったのは、時計がアナログなことです。針が動くのを見ていると、なんだか特別な気分になります。両サイドにエアコンの送風口があるので、運転席から見ると3連メーターのようで、これもまた気分が上がります。車両価格を抑えているというのもあるのですが、所々に見られる樹脂感は少し気になりました。

シートの左右に出っ張りがあるので、カーブのときに体が揺れるということはありません。シートの柔らかさは固めで、長時間座っていても疲れるということはありませんでした。

運転席&助手席シートを1番低い位置、後ろに下げた状態にして158cmの私が座ると、こぶし5個分くらい頭上に余裕があります。座面を1番上まであげても、こぶし3個分くらい頭上に余裕があるので、狭いと感じる人は少なそうです。足周りは、膝をピーンと伸ばして座ることができるくらいの広さがあります。

後席頭上は、こぶし3個分くらいのスペースがありました。運転席を1番前までスライドさせると足周りはこぶし4個分、1番後ろにスライドさせると足を入れるのがやっとという感じなので、前席に座る人の体格が良い場合、後席の人は狭いと感じることがあるかもしれません。

乗り込み口は狭めなので、頭を打つことが何度かありました。ですが、後席の窓ガラスが大きいので、自然光が入り開放感があるのはうれしいポイントです。
エスクードの良いところ その3
車中泊もいける車内の広さ
アウトドアに行くといった使い方をする人も多いと思うので、荷物がどれくらい積めるのかも細かくレポートしていきたいと思います。それでは、まずは荷室から。

足を伸ばして座れるどころか、足先に少し余裕があります。ベビーカーやスーツケースも余裕で積むことができます。

斜めに寝転ぶと足を伸ばして寝ることができます。傾斜がついているのですが、気にならなければ車中泊はいけそうです!
エスクードの良いところ その4
収納も多い使い勝手の良さ





エスクードの良いところ その5
小回りも効く操作性
見た目の大きさよりも小回りが効くので、とても運転しやすくてGoodでした。発進&停止&ステアリングも緩やで扱いやすく、運転が苦手な人にもオススメです。今回は街乗りのみだったのですが、悪路走行をする際はモードを切り替えて走ることもできます。
ということで、今回は「エスクード」の長期レビューをしました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧ください。
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筆者紹介:矢田部明子
中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!
クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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