ドリフト競技の国内最高峰、D1グランプリ2023年シーズンの第7戦・第8戦が大分県・オートポリスで行われました。ASCII.jpが応援するTeam TOYO TIRES Driftの様子をレポートします。
◆ドライバーコメントチームとは相性のいいオートポリス
前戦終了時点で、#66藤野選手がシリーズランキングトップ、#88川畑選手は11位で迎えたオートポリスラウンド。シーズン屈指の高速ドリフトが楽しめること、またD1ドライバーの何名かが九州出身ということもあって、大会は例年、大盛り上がりです。Team TOYO TIRES Driftの#88 川畑選手は昨年優勝、#66藤野選手も以前、連続で単走優勝したことがあるなど、相性は良さそうです。
コースは例年同様、メインストレートからファイナルコーナーまで。ですが、今年はゾーン設定が変更。中でも最初のコーナーのイン側(ゾーン2)が、よりメインストレート側へ移動。これにより「より角度をつけるドリフト」が求められるようになった一方で、ドリフト状態が維持しづらくなったため、ゴール地点は手前へと移動しました。このゾーン2攻略が、今大会のカギとなりそうです。
観客的にオートポリスの魅力は、近くで見られる「激感エリア」が設定されていること。しかもスタート直後の最初の侵入という、最も迫力のある場所です! 入場券は3000円で、大型モニターが見えなかったり、実況アナウンスが聞こえづらかったりしますが、朝から愛好家の方が陣取っていらっしゃいました。
【第7戦・単走】藤野選手11位、川畑選手12位で追走トーナメント進出へ
陽が落ちると気温は10度を下回るものの、レースウィークのオートポリスは好天。山々は色づきはじめ、秋の訪れを感じさせました。
藤野選手の1本目、1コーナーへ159.4km/hで侵入すると安定したドリフトで98.2。
川畑選手の1本目は、確実に点数を取りに行くドリフトで98.13。2本目は、より攻めにいったのですが、審査員席近くでコースアウトし失敗。結果、藤野選手は11位、川畑選手は12位で、無事追走トーナメント進出を果たしました。
【第7戦・追走】藤野選手8位、川畑選手12位で終わる
川畑選手の対戦相手は、同じTOYO TIRESユーザーの#77松山選手(+LenoRacing watanabe)。川畑選手後追いの1本目、逃げる松山選手を捕まえることができません。松山選手100点の走りに対して、川畑選手は97点の走りに後追いポイント0。
入れ替えての2本目。逃げる川畑選手に対して、松山選手は常に後ろをとらえる展開。川畑選手99点の走りに対して、松山選手も99点の走り。さらに後追いポイント9を獲得し、川畑選手の敗退、12位が決定しました。
藤野選手のベスト16戦の対戦相手は、初めての追走進出となった#12久保川 澄花(MUSEE PLATINUM D×D)。久保川選手先行の1本目、逃げを打つ久保川選手はゾーン3でコースアウト。
入れ替えての2本目。ここでも久保川選手はコースアウト。藤野選手がベスト8に勝ち上がりました。
ベスト8の対戦相手は、#46末永正雄選手(D-MAX RACING TEAM)。藤野選手と末永正雄選手は過去、何度も対戦していますが、一度も勝てたことがありません。
末永選手先行の1本目、逃げる末永選手に、藤野選手は一定の距離をおいて追いかけます。末永選手98点の走りに、藤野選手は92点の走りに後追いポイント4。かなりピンチです。
入れ替えて藤野選手先行の2本目。
【第8戦・単走】藤野選手エンジントラブルでリタイア。川畑選手は8位で通過
事件は前夜から起こっていました。藤野選手が新しく組み入れたエンジンが不調なのです。メカニックは懸命に原因を探しますが見つからず、ついにエンジン交換を決意。さらに不幸なことに、藤野選手の単走走行順位は1番目で、この時点で残された時間は1時間程度しかありません。メカニックは急いで補器類を外してエンジンをマシンから降ろします。
その頃、オープニングセレモニーが始まり、Team TOYO TIRES Drift GALSも、トークを伸ばして時間を稼ごうと頑張ります! チーム一丸となっての総力戦でしたが、1時間では間に合わず、リタイアという結果に……。
チームの期待は川畑選手に。
2本目は、166.66㎞/hの車速から鋭く侵入。点数をあげて98.4点の走りをみせました。結果、川畑選手は8位で追走トーナメント進出へ向かいます。
【第8戦・追走】川畑選手6位で大会を終える
川畑選手ベスト16戦の対戦相手はベテランの植尾選手。川畑選手先行の1本目、教科書通りのミスない走りで植尾選手を引き離します。川畑選手97点の走りに対して、植尾選手は94点の走りに後追いポイント1.5、ですがゾーン3の手前でインカット減点2が入り、川畑選手3.5ポイントのアドバンテージ。
入れ替えての2本目。植尾選手は1コーナーの侵入でハーフスピン。川畑選手は回避したのですが、植尾選手は立て直して走行。
ベスト8の対戦相手は中村直樹選手。中村選手先行の1本目、川畑選手は走りの得点よりも後追いポイントを狙う走り。中村選手98点の走りに対して、川畑選手は91点の走りに、後追いポイント10。
入れ替えての2本目。これまた教科書通りという追走。川畑選手は97点の走りに対して、中村選手は98点。さらに後追いポイント8が加わり逆転。川畑選手の敗退が決まりました。追走トーナメント優勝は中村選手となりました。
◆ピットウォークではハロウィンコスも!
今大会では単走と追走の間の時間、ピットウォークが開催されました。ピットウォークチケットは3000円で、1時間ほどマシンを近くで眺めることができたり、選手と記念撮影などができます。
レースウィークはハロウィンが近いということもあり、Team TOYO TIRES Drift GALSもコスプレしてピットウォークに参戦していました。
ファイナルコーナースタンドの上に設けられた物販ブースでは、新作グッズが勢ぞろい! 今年は売れ行きがよいようで、もう半袖モノはほぼ完売しているとのこと。そして、冬物や可愛らしい小物がどんどん登場しました。
ネックウォーマーとミニミニバッグはPUMAとのコラボ商品。ネックウォーマーの裏地はTOYOブルーです!
大好評のイラストTシャツに長袖が仲間入り! また、PUMAコラボのシャツにも長袖が追加されました。秋のレース観戦にピッタリです。
これからの時期、部屋着にもピッタリなのがスウェット素材のパーカーとパンツ。黒とグレーの2色展開です。パーカーはジップアップタイプなので、着やすいですよ。
◆ついに次が最後! 決戦の場はお台場!
今大会を終えて、シリーズランキングは中村選手がトップ。藤野選手は9ポイント差の6位につけています。川畑選手は44ポイント差の11位。ですが単走優勝ポイントに追走トーナメント優勝のポイントを加えると29点になるため、上位勢が総崩れすれば自力優勝も可能です。チームシリーズランキングは1位がD-MAX RACING TEAM、Team TOYO TIRES Driftは2位につけており、そのポイント差はたったの2点。
シリーズタイトルがかかった最終戦、お台場ラウンドは11月11~12日の2日間行なわれます。久々のお台場大会、12日のベスト4戦からは「ナイトドリフト」の予定で、大注目です!
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