MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ、以下MONET)は、22日から3月中旬まで、一般向けの自動運転技術を用いた移動サービスを実施します。その告知をかねたメディア向け体験会に参加してきました。
MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)の自動運転車(左)と、MaaS車両(右)
ソフトバンクと主要自動車メーカーが立ち上げたMONET
自動運転に関するサービスを提供する
まず、MONETとはソフトバンクとトヨタを筆頭に、ホンダ、日野自動車、いすゞ、スズキ、スバル、ダイハツ、マツダが出資して2018年に設立された会社です。事業内容は、「オンデマンドモビリティサービス」「データ解析サービス」「Autono-MaaS事業(自動運転とMaaSを融合させたサービス)」の3つ。今回の一般向け移動サービスは、「Autono-MaaS事業」に該当します。
また、MONETのユニークな点は、サービスを一括して提供しつつも、その中身はパートナーと組んでいるところでしょう。クルマの制御はトヨタ、自動運転のセンサーとソフトはアメリカのMay Mobility(メイ・モビリティ)社に任せ、運営管理などパッケージング化をMONETが担当します。
そのほか、MONETとしてはさまざまな配車アプリから乗車予約ができる「マルチ配車連携基盤」や、数十台の自動運転車の管理が少数で可能な「遠隔監視システム」などの開発も進めているそうです。それ以外にも、必要なところにオンデマンドで車両を呼んで行なう、移動行政サービスや医療サービスといったMaaS事業も導入がスタートしています。
お台場一帯を自動運転で回れる実験
そんなMONETの今回の移動サービスの実施の狙いは、「自動運転車は走らないとわからないことがあります。なるべくたくさんの人を乗せたい。実績作り、社会受容性を探っていくこと」と社長の清水繁宏氏は説明します。
そのため利用費は無料。
また、自動運転車は2台しかなく、運行は10時~16時の平日のみ。すぐに予約でいっぱいになる可能性があるので、希望者は急いでトライすることをオススメします。
気になる自動運転車は、トヨタの北米向けミニバン「シエナ」をベースに、May Mobilityのシステムを組み込んだものです。5つのLiDAR(ライダー)、8つのカメラ、5つのレーダー、1つのGNSS(全地球航法衛星システム)を搭載。自動走行の判断を担うのはMPDMと呼ばれるシステムで、認知した現状に対して、どうすれば安全で快適に走行ができるのかをシミュレートして選定するのが特徴です。
ルールを定めるのではなく、人と同じように判断するため、認知のためのセンサーや計算の負担が少なく、新しい道路環境に対する追加データが少ないのがメリットとか。
今回、試乗できたのは、国際展示場駅から東京テレポート駅までの数km、10分弱のコースでした。スタートやブレーキ、コーナーでの挙動は非常にスムーズなもの。車内モニターに周囲の人や他車、障害物が表示されているのが安心感につながります。ただし、他レーンへの合流と走行予定コース上の駐車車両の対応は、まだ自動ではできません。安全のために乗車する人間のドライバーの手動運転が必要でした。まだまだ技術は発展途上ということでしょう。
ただし、開発担当者いわく、合流は2025年中に対応することを予定しており、駐車車両の対応を含んだ、完全なる無人運転は2029年までに実現するのが目標だとか。完全なる無人の自動運転車が街を走るようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
ともあれ、最新の移動サービスを無料で体験できるチャンスです。気になる方は、急いで予約を!
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