2日、プジョーは新型ハイブリッドSUV「3008」を発表しました。価格はグレードごとに違い、Allureが489万円、GTが540万円、主力となるGTアルカンターラパッケージは558万円です。

ボディカラーは、新色の「インガロブルー」を含む「オブセッションブルー」「オケナイトホワイト」の3色が用意されます。なお3008は、日本におけるプジョーブランドにとって、8年ぶりのフルモデルチェンジであり、販売の約20%を担う主力モデルです。


ライオンの牙が特徴的なプジョーの新型SUV「3008」はフラ...の画像はこちら >>

新型プラットフォームを初採用
ハイブリッドは即発売、EVは今年中に

 新型3008はステランティスグループの新世代C/Dセグメント向け電動車用「STLA-Mediumプラットフォーム」が初導入されました。このプラットフォームはバッテリーEV向けに設計されながら、マルチエネルギーにも対応可能であり、キャビンスペースを最大化するフラットフロア設計が特徴です。そのため、新型3008はダイナミックなボディーサイズでありながら、プジョーらしい俊敏な走行性能を発揮するそうです。


 また、新型3008はハイブリッドモデルの「3008ハイブリッド」と、EVモデルの「E-3008」という2タイプの電動パワートレインをラインナップします。ハイブリッドモデルは発表と同日に発売開始、EVモデルは2025年内発売予定とのこと。


 3008ハイブリッドは新開発の1.2L 直列3気筒ガソリンターボエンジンに、電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせた、48Vマイルドハイブリッド(モーターがエンジンのアシストをするシステム)を搭載しています。エンジンの性能は最高出力が136PS/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpmと発表されています。


ライオンの牙が特徴的なプジョーの新型SUV「3008」はフランス流エレガンスと実用性がフュージョン
プジョー

 モーターアシストにより発進・加速が滑らかになり、市街地では最大50%もの時間でエンジン停止状態を維持し、低速時は約30km/hまで100%電動走行も可能。WLTCモード燃費は19.4km/Lを達成しています。輸入車のCセグメントSUVで唯一、環境性能割1%の対象です。


ライオンの牙が特徴的なプジョーの新型SUV「3008」はフランス流エレガンスと実用性がフュージョン
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 3008のボディーサイズは全長4565×全高1895×全幅1665mm、ホイールベースは2730mm、車重は1620kg、定員は5名です。


デザインはフランスらしいオシャレさと
運転に必要な実用性を兼ね備えている

 エクステリアは空力性能に優れるクーペフォルムとSUVの力強さを融合しています。フロントはブランドエンブレムを配した大型フレームレスグリルと、ライオンの牙をモチーフにしたLEDデイタイムランニングライトが大きな特徴です。リアにはライオンの爪をイメージした鋭い3本LEDランプを採用し、モダンでスタイリッシュな印象を与え、すぐにプジョーだとわかります。


ライオンの牙が特徴的なプジョーの新型SUV「3008」はフランス流エレガンスと実用性がフュージョン
プジョー
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 インテリアは機能性とデザインが高次元で融合しており、ダッシュボードからドアトリムへ伸びる水平基調の造形は、キャビン全体をワイドに見せ、開放感のある空間を演出しています。ダッシュボード中央には、カスタマイズ可能な「i-トグル」を配置し、エアコンやナビゲーション操作など、頻繁に使う機能に素早くアクセスできるようになっています。


 なお、GT アルカンターラパッケージのシートは、ホールド感が高いセミバケットシートで、プジョー初となるアダプティブボルスター機能により、ドライバーごとのフィット感を調整可能とのこと。新開発の「プジョーパノラミックi-Cockpit」は、21インチの湾曲した大型パノラミックスクリーンが、浮遊感のある未来的なデザインを実現しています。


 エレガンスさと機能性を極めたデザインの新型3008は、ファストバックのスタイルを大胆に取り入れた次世代フラッグシップモデルとして、街中で存在感を放つことでしょう。また、新開発のハイブリッドパワートレインを搭載しながらも、先代3008と同等の価格設定となっていることも、大きな魅力と言えます。


ライオンの牙が特徴的なプジョーの新型SUV「3008」はフランス流エレガンスと実用性がフュージョン
プジョー

「永遠に走っていたい!」
プジョー好きが語る3008の魅力

 発表会冒頭では、ステランティスジャパン 代表取締役社長の成田 仁氏は、「プジョーは1810年に創業し、今年で215年を迎えるフランスの老舗ブランドです。その歴史は、人気の高いペッパーミルや自転車といった、主に鉄を材料とした生活用品の製造から始まり、1889年にはパリ万博でプジョー初の蒸気三輪自動車を発表しています。1948年に初の量産モデル「203」が登場して以来、プジョーの輝かしい歴史は今日まで受け継がれています」とプジョーの歴史を語り、自身も初めての自動車がプジョー 306であり、運転の仕方を教えてくれたと言います。


ライオンの牙が特徴的なプジョーの新型SUV「3008」はフランス流エレガンスと実用性がフュージョン
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ステランティスジャパン 代表取締役社長 成田 仁氏
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 また、発表会のMCを務めた安東弘樹アナウンサーは自他ともに認めるクルマ好き。そんなクルマ大好きアナウンサーは現在、プジョーの「e-208」に乗っており、フロントの牙をモチーフにしたライトが3本になっていることに好印象とのこと(208は1本)。


ライオンの牙が特徴的なプジョーの新型SUV「3008」はフランス流エレガンスと実用性がフュージョン
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プジョーのブランド統括 小川準平氏(左)と、クルマ好きトークを繰り広げる安東弘樹アナウンサー

 デザインについてはファストバックのリアエンドとシャープさが融合した「塊感」を絶賛。3008を試乗したときの印象については、アクセル操作に対する素早い加減速、パドルシフトによる瞬時のシフトダウンなど、DCTのダイレクト感と電動アシストの相乗効果を高く評価していました。


 また、「この車は移動の手段ではなく、運転そのものが目的になるんです」と語り、シートの良さ、ドライバビリティーの高さゆえに「永遠に目的地に着きたくない」と感じたとか。


【まとめ】インテリアもエクステリアも上質に仕上がった

 プジョーの新型3008は、「エレガンスとクルマの楽しさ」を追求した結果、人生を自然体で楽しむ相棒にふさわしい、プジョーらしいモデルへと進化を遂げました。


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 新プラットフォームによる基本性能の向上、先進の48Vマイルドハイブリッドシステム、そして独創的で機能的な内外装デザインが融合し、プジョーの新たなフラッグシップSUVとして、日本市場に大きな期待を抱かせることでしょう。


 なお、試乗車が用意でき次第、詳細なレビューをする予定です。


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