9月26日~28日18時まで秋葉原のベルサール秋葉原で開催されている「Xiaomi EXPO 2025」。シャオミの新製品を一挙に展示するだけでなく、その場で購入もできるという、シャオミファンなら駆けつけたくなるイベントだ。
20種類以上の製品が発表会でお披露目されたが、その中で一際目を引く存在が発表会では触れられなかった、シャオミのEV「Xiaomi SU7 Ultra」だ。通りに面したエリアに置かれている真っ黄色のボディーは非常に目立ち、通りすがりの人も足を止めて熱心に撮影していた。
世の中でイチバン速いEV「Xiaomi SU7 Ultra」
このXiaomi SU7 Ultra、日本では初公開となる。そして、シャオミが掲げるスローガン「Human×Car×Home」の最後のピースがXiaomi SU7 Ultraである、とシャオミジャパン 副社長の鄭 彦氏は語った。

Xiaomi SU7 Ultraは27分で5万台売ったという数字もすごいが、もっと驚かされるのがクルマとしての速さだ。
イベント会場では誇らしげに「7'04"957」の数字が掲げられているが、これはドイツのサーキット「ニュルブルクリンク北コース」におけるベストタイムで、量産型EVとしては最速タイムになる。つまり、Xiaomi SU7 Ultraは量産型EVとしては一番速いクルマなのだ。なお、最初にXiaomi SU7 Ultraのプロトタイプ(内装を外した、ほぼレーシングカーのようなもの)もニュルブルクリンクを走っており、こちらは6'22"091を叩き出している。これに比類するクルマはなかなかない。

なお、7'04"957という数字は、それまでサルーン最速だったポルシェ「タイカン ターボGT」を上回り、EVの王者だったクロアチアのEVメーカー・リマック「ネヴェーラ」(1914馬力、最高速度400km/hオーバー、約3億円)の「7'05"298」を打ち破っている。
Xiaomi SU7 Ultraのスペックを簡単に紹介すると以下のとおり。
最大出力 :1548馬力(約1138kW)
最大トルク:1770Nm
加速性能 :0-100km/h 1.98秒
最高速度 :350km/h
モーター :3基(前1/後2、トライモーター構成)
航続距離 :CLTCモードで約630km
ボディサイズ:全長5115×全幅1970×全高1465mm、ホイールベース3000mm
車両重量 :約1900kg
今回の展示では、残念ながらコクピットに座ることはできず、ドアを開けられないとのことなので、止まった状態だができる限り詳細な写真を撮ったので、フォトレポートをお届けする。

Xiaomi SU7 Ultraは、単なる”速い”だけのEVではない。
心を奪われる力強くもエレガントなデザイン
ドライバーを昂らせる車内空間


























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