9月23日、恵那笠置山モーターパーク(岐阜県恵那市)で「RALLY FAN MEETING 2025」が開催されました。ASCII.jpでラリーに関する記事を連載中のウェルパインモータースポーツが主催する、ファンと選手、ラリーカーの距離がとても近い体験型イベントの様子をご紹介します。

恵那市長も駆け付けた!
ラリージャパンの舞台で開催されたラリー体験イベント

今年で3回目を迎えたラリーファンミーティング。過去2回は富士スピードウェイで開催されていましたが、今年は「FIA世界ラリー選手権(WRC) フォーラムエイト・ラリージャパン 2025」の舞台となる恵那笠置山モーターパークに場所を移しての開催となりました。

会場には選手たちに交じって、恵那市長の小坂喬峰氏の姿も。恵那市ラリーまちづくり課の職員とともに、ラリージャパンと恵那市をPR。「恵那市を自動車の聖地にしていきたい」と、力強く語りました。

また、恵那市は栗をはじめとする様々な特産品があると紹介。会場では地元の方による名産品即売会も行なわれ盛況でした。

小坂市長によると、恵那市は2017年から国内唯一の女性ドライバーによるラリー大会を開催していることもあって、地元の方もモータースポーツに対してほかの自治体よりも理解が得られているのだそうです。
選手やチーム、ファンの距離が近い体験型イベント
ラリーファンミーティングは、国内のラリードライバーによるトークショーとデモラン&同乗走行をメインコンテンツに、協賛企業の出展ブースの展示や飲食が楽しいイベント。会場には多くのラリーファンが集まりました。


トークショーは、モータースポーツ実況でおなじみのピエール北川さんと、SUPER GTのレースアンバサダーを務める星野 奏さんをMCに、午前中は新井敏弘、勝田範彦、奴田原文雄、鎌田卓麻選手による、先日行なわれたラリー北海道のウラ話(主に失敗談)や、WRCラリージャパンでも走行する恵那ステージの特徴を解説。

午後は三枝聖弥、長尾綱也、兼松由奈、及川紗利亜選手といった若手ドライバーたちによる、ラリー競技をはじめたきっかけや、これからの目標といった話題を中心に、興味深いトークセッションが繰り広げられました。










会場には、トヨタ・ガズー・レーシングをはじめ、ラリーに関係する自動車関連企業やチームが出展。会場特別価格で様々なアイテムを販売し活況。
じゃんけん大会では豪華グッズが!
そしてラリーカーによるド迫力のデモラン


さらにイベントではジャンケン大会なども行なわれ、多くの方々が笑顔でアイテムを持ち帰っていました。









デモラン&同乗走行では、新井、勝田、奴田原、鎌田、三枝、長尾、及川選手のほかに、ラリーレイドやオフロードレースで活躍する塙 郁夫選手が本番車のトヨタ・フォーチュナーで登場。午前と午後の2回で合計8台、のべ112名のファンが、助手席で競技車両とプロドライバーのパフォーマンスを堪能しました。特にシュコダ・ファビアR5やGRヤリス・ラリー2といった世界で活躍するマシンの同乗体験は迫力満点! 間近で見られるとあって、多くのギャラリーが集まりました。


来場者の愛車が並ぶオーナーミーティングエリアも盛況。競技車両と愛車との記念撮影会も行なわれました。



選手とファンとの距離が近く、気軽に交流することができるこのイベント。来年の開催が今から待ち遠しいのは、筆者だけではないハズ。また来年、多くの方の笑顔がラリーファンミーティングに集まることを期待したいと思います。
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