トヨタのカローラクロスがマイナーチェンジ! 今やカローラシリーズの屋台骨を支えるSUVを試乗してみました。結論から言えば「さすがカローラ、死角ナシ!」です。
精悍フェイスと絶妙サイズで
“ちょうどいいSUV”に進化
車両を目の前にして「おぉ、かなり精悍な顔つきになったなぁ」というのが最初の印象。SUVイメージを強調したという「マッドバス」という新色と相まって、より頼もしい印象を受けます。全長4455×全幅1825×全高1620mmというボディーサイズは、普段乗りに不満ナシ。居住性と日本における運転のしやすいベストな大きさといえそう。さすがトヨタです。
荷室のデキ栄えもよく、AC100Vが取り出せるので、移動中にノートパソコンを充電したいというニーズにも対応できます。後席背もたれを倒したとき、完全フルフラットにはならないのですが、段差部分で荷物が引っかからないよう工夫がなされているのがトヨタらしく、抜け目ありません。
全車ハイブリッド+エクストラスノーで雪道も安心
今回のマイナーチェンジによって、全グレードをハイブリッド化。システム最高出力140PS(103kW)は、鋭い加速ではないものの、普段使いにおいて不満ゼロです。
そして、マイナーチェンジで見逃せないポイントが、四駆モデルに「エクストラスノー」というモードが用意されたこと。北国に住んでいる人はもちろん、「私をスキーに連れてって」とレジャーで雪道を走る人にもうれしい機能です。そういえば件の映画ではトヨタの四輪駆動車が大活躍していました。
室内はインパネが大幅にデザインが変わりました。わずかながら質感が向上したような気がします。
そのインフォテインメントディスプレイは、Apple CarPlayとAndroid AUTOに両対応。Appleはワイヤレス接続に対応していました。
シートヒーター+ベンチレーション
USB Type-Cで快適性も最新仕様に
「私をスキーに……」の時に役立つのがシートヒーター。そのスイッチの位置が変わりました。そしてよく見ると、ベンチレーション機能(シートクーラー)も。これはマイナーチェンジ前にはなかったもので、今年のような暑い夏には助かります。
後席シートは質感が向上した印象。そしてUSB充電端子はType-AからType-Cへと変わりました。
エクステリアとインテリアの変更、ガソリンエンジングレードの廃止。そして一部ADAS(先進運転支援システム)の変更程度と思っていたのですが、乗り心地が大幅にアップしていたことに驚かされました。
というのも、製造時のサスメンバーや前後アーム類、スタビリンクなどの締結剛性を上げているらしいのですが、それが確実に効いているのです。
さらに一部吸音材が追加され、静粛性がアップしているのも見逃せないところ。高速道路で静かになった、と実感できました。
368万円でこの仕上がり!?
ライバル勢を一歩リードする完成度
試乗を終えて368万円というプライスタグに「本当にその値段なのか?」と見返したほどのデキ栄え。VEZELなど、強豪がひしめき合うセグメントにおいて、カローラクロスは一頭抜きんでた存在です。さすがトヨタ! と思わずにはいられないクルマでした。
■関連サイト









![日清食品 ラーメン山岡家 醤油ラーメン [濃厚豚骨スープの旨みが広がる] カップ麺 117g ×12個](https://m.media-amazon.com/images/I/51YlvYcaKyL._SL500_.jpg)

