「日産のハイブリッド技術、e-POWERは高速の燃費が悪い」という話を聞いたことはありませんか? 本当に悪いのか気になったので、東名高速道路の東京料金所からどこまで行けるかテストすることにしました。さらに、大分県にある国際サーキット「オートポリス」までの約1200kmを何時間かかるかもあわせて試しました。
オートポリスまでは自走の方がラクで安い?
そもそも、なぜ東京から大分まで自走するのか? という話をしましょう。飛行機で行った方がラクで速いのでは? その通りです。間違いありません。ナビでは13時間で到着すると表示しますが、実際は休憩したりするので20時間くらいかかります。
飛行機で行く場合、羽田から熊本までLCCの普通運賃が4万7170円(片道)。ですが、早割や出発時間を考えなければ1万1200円程度(片道)で行けます。空港からオートポリスまではレンタカーがなければいけませんので、それが1日1万円程度。だいたい2万1200円+燃料費+自宅から羽田空港までの電車代で行けます。
自走はというと、用賀から最寄りである日田ICまでの高速道路料金が1万7260円(深夜割引含む)。レンタカー代はかかりませんが、燃料費は結構かかります。よって「2人で行くなら飛行機よりは安いが、1人で行くならトントンか飛行機の方が安い」ということになります。
では何故、自走するのか。それは「荷物の制約がなくなる」「飛行機出発時間などの制約がない」ほか、「立ち寄りができる」「途中でグルメが楽しめる」から。
飛行機では、途中で降りてフグを食べることはできませんからね。要するに「お金で買えない価値がある」というわけです。
それでは、日産の「AURA e-POWER」でオートポリスまで向かうことにしましょう。
15時に東京・用賀出発! 果たして何時に着くのか
15時頃、スタート地点である東京料金所(用賀)近くのエネオスで給油してからスタート。クルーズコントロールを法定速度に合わせてセット。あとはハンドルを握り、ブレーキペダルに足を置いて前を向いているだけ。日産のプロパイロット、実にラクラクです!
新東名に入り120km/h区間へ。ですがこれが大失敗で、リニューアル工事渋滞に巻き込まれることに。この渋滞がかなり酷く、まったくと言っていいほど進みません。一方、燃費はかなりよく、30km/hを記録。これはスゴイ!
最初の休憩地点は静岡SA(静岡県)。
名古屋から大阪まで駆けぬけるも燃料は余裕
次に立ち寄ったのが刈谷SA(愛知県)。もちろん「どて煮」に舌鼓。お腹がいっぱいになったところで、再びクルマを西へ。
大阪や京都を走り抜けて、22時30分頃に宝塚北SA(兵庫県)到着。名物を食べたいと思ったのですが、ラーメンやカレーしかないので諦めて走ることに。燃料はいまだ余裕アリです。
続いて立ち寄ったのが龍野西SA(兵庫県)。ここで一部のモータースポーツ取材関係者に人気の「塩大福(250円)」をパクッ。ここでしか味わえない逸品で、なぜ龍野西と塩大福の関係性がわからないのですが、これが冷たくて美味しいんです。
ついに広島で給油ランプが! 初めての給油
食べたら眠くなるのが人の性。徹夜で走り切ることを諦めて、岡山県の吉備SAで仮眠することに。
朝5時頃起きて、再びクルマを走らせます。
人間の方も給油ならぬ朝ご飯。「がんす丼」(680円)って何だろう? ということでいただくことに。魚のすり身カツで、思ったより塩味が強い印象。宮島の朝焼けを堪能したところで、また西へ。
朝9時に、関門海峡の手前にある壇之浦PAに到着。下関といえばフグ。ということで、フグぶっかけ丼を注文。さっき食べたばかりなのに……と思いますが、フグは別腹。
九州上陸! 高速代は予定より安かった
九州に入り、ノンストップで日田ICへ。高速道路の料金は1万6530円と、当初の予定よりお安くて驚きです。
山を越えてオートポリスへ。到着は13時前。東京を出て20時間、実質走行時間16時間でオートポリスに到着しました。眠たさはありますが、体は疲れておりません。さすが高級コンパクト。
e-POWERは高速道路で燃費が悪いわけではなかった!
ということで、120km/h区間で120km/h出せなかったのが心残りですが、e-POWERは一般道はもちろんのこと、高速道路でも燃費が良いことを実証できました。無事、到着できたことに一安心で一仕事終えた感じですが、ここで重要なことに気づいたのです。
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