25.4km/Lと輸入車トップクラスの好燃費でありながら、パワーは3PSアップ。その上「アルピーヌ」というスポーツブランドの大看板を掲げて、ルノーのコンパクトハッチ「ルーテシア」が大幅にマイナーチェンジをしました。
精悍さを増した「アルピーヌ」流のエクステリア
まずはエクステリアから。従来のルノーに比べて、かなり精悍な印象になりました。ミニバンっぽいコンパクトカーが多い日本において「クルマっぽい形」であるルーテシアは新鮮に映り、「こういうコンパクトカーが欲しかったんだよなぁ」と素直に思います。色もイイ!
今回のルーテシアの正式名である「ルノー・ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH」のとおり、フロントフェンダー近くにアルピーヌのロゴを配置しているのがポイント。リアコンビランプもクリアタイプへと変わりました。
スポーツブランドを冠しているためか、17インチホイールのホイールキャップデザインがセンターロック形状になっているのもオシャレです。
輸入車トップの低燃費と1000km超えの航続距離
1.6Lエンジンと2モーターからなるフルハイブリッド「E-TECH」は、エンジンの出力向上に伴いシステム最高出力が143PSへとアップ。でありながら、WLTCモードの燃費も25.4km/Lへと改善して、2030年度燃費基準を達成。エコカー減税率100%の対象車となりました。
燃料はハイオクのみ。燃料タンク容量は42Lで、単純計算(25.4km/L×42L)だと、1066.8kmも走行できることになります。事実、E-TECHを搭載するアルカナで、東京~大阪間往復(約1000km)を無給油で走行したことがありますので、きっとルーテシアもできるでしょう(東京大阪1000km無給油チャレンジ! ルノーのSUV「アルカナ」は本当に燃費がいいのかを検証)。
気分が高まるスポーティーなコックピット
インテリアは大型の9.3インチ縦長ディスプレイが印象的。ダッシュボードやドアパネルはグレーのファブリックとしたほか、シートはよりホールド感を高める形状へとチェンジ。
ナビはスマホを利用。Apple CarPlayはワイヤレス接続に対応しますが、Android Autoはワイヤード接続のみでした。スマホトレイはワイヤレス充電に対応していますので、iPhoneユーザーはスマホを置くだけで、自動的にCarPlayが動き出します。
後席は日本のライバルたちに比べると狭い印象。これは車両形状から来るもので、仕方のないところでしょう。つま先を運転席/助手席の下に潜り込ませることで、多少狭さは解決します。
荷室は見た目に反し意外と広いのです。少し残念なところは、後席背もたれを倒すと段差が生まれるところでしょうか。このサイズのクルマとしては珍しく、サブウーファーが設けられています。ちなみにブランドはBOSEでした。
【まとめ】独車とも日本車とも違う
ルノーならではの「良」走り
イグニッションをオンにすると、車内にエンジンが発する低音が響きます。上品なスポーティーさを演出した音に心をときめきます。シフトをDレンジにチェンジし走り出すと、ここでも適度なスポーティーな足とトルク感に「エスプリ アルピーヌ」という名に納得。日本車にも、ドイツ車でも得られない心地よさに心が震えます。
高速道路で運転支援をチェック。アダプティブクルーズコントロールはストップ&ゴー機能付きで、巡行や渋滞もラクラク。ハンドル支援はないものの、レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)と、車線逸脱機能もあるので大きな不満は抱かないでしょう。
パワーユニットがガソリンエンジンからフルハイブリッドに変わっても、走りの楽しさに大きな影響はないと思わせる新型ルーテシア。ルノーはやっぱり走って楽しくないとね、とあらためて思ったのでした。
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