Hondaが昨年立ち上げた、EV向けの急速充電ネットワークサービス「Honda Charge(ホンダチャージ)」。Hondaのみならず、他社でも利用でき、かつスマートフォンを用いてスムーズな決済や予約ができるこのサービスを紹介します。
ライバル「e-Mobility Power」や他社サービスとの料金比較
まず日本における急速充電環境について整理しましょう。最も大きなサービスがe-Mobility Power(イーモビリティパワー)が提供する充電サービスでしょう。会員(月4180円)加入なら、1回の急速充電(30分)で825円(1分27.5円)。ビジター料金の場合、最大出力50kW以下で1650円、50kW以上2310円でサービスを提供しています。
50kW超の充電器で週に1度、月に3回充電する場合、会員になった方が支払額が安価であると言われていますが、高速道路に設置されているのは、このe-Mobility Powerの充電器ですので、会員契約したほうがいいでしょう。
ENEOS Charge Plus(ENEOSチャージプラス)は、サービスステーションのほか、商業施設や道の駅などに急速充電器/普通充電器の設置が進められているサービス。料金プランはいくつかあるのですが、月額の基本料金0円のシンプルプランで1充電(30分)1386円(1分46.2円)。月に90分(3回)以上急速充電を利用する場合は、プレミアムプラン(月額2200円、1分22円)の方がオトクになります。e-Mobility Powerよりも安価ですが、急速充電器の設置数がライバルより少ないのが残念なところです。
PREMIUM CHARGING ALLIANCE(プレミアムチャージアライアンス、以下PCA)は、ポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲンオーナー向けのサービス。月額会員は登録料金2000円、月額1800円に加え、150kWで1分75円、90kWで1分45円と料金は高めですが、高出力で充電時間の制限がないのが特徴。2026年3月を目途にレクサスの急速充電ネットワークとも相互利用ができるようになるようです。ちなみに、基本料金も登録料金も不要な都度会員プランもあり、こちらは150kWで1分200円、90kWで1分120円と長時間使うなら割高です。
他にもテスラのスーパーチャージャーがありますが、充電コネクターの形状が日本で広く使われているCHAdeMOタイプではないので、ここでは割愛させていただきます。
認証(決済方法)は、e-Mobility PowerとENEOSチャージプラスが会員カードをタッチ、PCAがスマホに専用アプリをインストールして利用します。
月額基本料0円! 「30分の壁」を超える60分充電がありがたい
Honda Chargeは月額料金ゼロの従量制充電サービス。ホンダカーズ(ディーラー)のほか、協業先の充電器でも利用できます。気になる料金は、50kW出力の充電器利用時1分55円(30分1650円)、90kW出力充電器利用時は1分77円(30分2310円)と、e-Mobility Powerのビジター料金と同等の充電料金でサービスを提供しています。
注目すべきは、最長充電時間が60分であるというところ。30分という時間は、食事するには短く、買い物をするにしても近場でないと……なので、とてもうれしいところです。
面倒なカード操作は不要! スマホ完結の使い勝手を試した
実際に利用してみることにしました。向かった先は第二京浜沿いにあるホンダカーズ東京中央 池上南店。
店舗裏側にまわると車両の入り口。そこに1枠用意されています。
黒色に塗られた充電器の出力は50kW。アンテナが取り付けられているところが、他社の充電器には見られないポイントでしょう。
利用する際はスマートフォンにアプリをインストールし、諸々登録しておく必要があります。
充電器の操作はアプリで行ないます。ですので充電ケーブルを差し込むこと以外で充電器に触れる必要はありません。雨の日にカードを取り出してタッチしたら、財布やカードが濡れてブルーな気持ちになったり、スマホでQRコードを読み取ろうとするも、コードが雨の影響などでうまく読み込めない……という煩わしさはありません。逆に言えば、スマホがないと何もできないのですが。
充電が始まってしまえば、あとは特にやることはありません。残り時間はスマホで確認できるのも便利。
またアプリを立ち上げなくても、プッシュ通知してくれるのも便利なところ。通知時間でザックリですが、あと何分で終わるのかわかりますからね。
充電中は車両、そして充電器側ともに状態を表示します。
充電の途中停止、または時間が来て終了した時もアプリで操作します。
もちろん利用履歴がわかりますし、さらに領収書も発行できます。会社員や自営業者には助かるサービスです。
もう「先客がいて使えない」とはサヨナラ!
確実で便利な“予約機能”
電気自動車あるあるのひとつに「充電しに行ったら先約がいて待たされた」があります。Honda Charge では「取り置き」という予約機能が用意されています。
車庫枠には黄色の板が設置されています。スマホから予約を入れると、バーが立ち上がり他の人が入庫できないようになります。バーの素材は柔らかめでしたが、無理やり入庫すれば当然クルマに傷がつきますのでご注意を。
予約時間は60分。到着したら解除して入庫するだけ。枠が予約されていることは他ユーザーにもわかるようになっているようなので、時間の有効活用ができますね。実にスマートな方式です。
【まとめ】EVオーナーなら“お守り”としてアプリを入れて損なし
担当者によると、日常的に使ってもらうのはもちろんのこと、スマホにアプリをインストールしておいて、いざという時に使うのがよいのでは、とのこと。
Honda Chargeはe-Mobility Powerのビジター料金と同額で、より使い勝手を上げたシステムといえそうです。電気自動車オーナーならスマホにアプリをインストールして損はないでしょう。
■関連サイト









![日清食品 ラーメン山岡家 醤油ラーメン [濃厚豚骨スープの旨みが広がる] カップ麺 117g ×12個](https://m.media-amazon.com/images/I/51YlvYcaKyL._SL500_.jpg)

